基本、スーパーカーやスポーツカーを買う理由、レーシングカーを思わせるスペックやイメージ、キャッチーなスタイリングやコピーに引かれる。
このニッサンＲ３５ＧＴ-Ｒを買う理由、ある？
Ｒ３４スカイラインＧＴ-Ｒ⇒Ｒ３５ＧＴ-Ｒでは、値段も遥かにハネ上がり、好きなだけでは買えないクルマになったコトで、顧客層がハッキリした。
大したスペックやスタイルでなくても、大馬力＆トルクで速いクルマなら良い。クルマが好きなワケでも知識や嗜好あるワケでもなく運転が好きなワケでもなく、速さや安全もカネでカタをつけるだけだ。このクルマを所有し、買うカネを遣うコトを見せびらかす目的だ。美術品を言い値高額で買い漁るＺＯＺＯ前澤みたいなモノだ。
ニッサンＲ３５ＧＴ-Ｒ
ニッサンのＧＴ-Ｒとは、日本国内サーキットに於けるニッサンの最強車両のシンボルネームだ。しかし、あくまでシンボルに過ぎない。
昔、桜井真一郎の頃にはＳ２０型エンジンに依る"直列６気筒のハコ"だった。直列４気筒のＦＪ２０搭載車両には"ＲＳ"を冠した。Ｒ３２ＧＴ-Ｒは必要装備全搭載でグループＡを蹂躙した。Ｒ３３やＲ３４では装備必然性もなかったのに、継続した。
Ｒ３５ＧＴ-Ｒについて、カルロス･ゴーンが水野にオーダーしたのはニッサンＧＴ-Ｒ、ニッサンの速いクルマはＧＴ-Ｒ。新規に開発するコトなく、既存技術や装備で速いクルマを作るコトだった。
Ｒ３２～Ｒ３４の直列６気筒ＲＢ２６ＤＥＴＴですら、６００～１,０００馬力でもイケた。それをＶ型６気筒３.８リッターツインターボにした。７００馬力でも、驚くに価しない。どんなに馬力あってもトラクション不自由ないよう、４ＷＤ化した。軽量化しない方が、初期トラクションも楽だ。超軽量化してしまうと、プロドライバーでも技量を量られるクルマになる。以前、土屋圭一のニッサンＲ３５ＧＴ-Ｒと服部尚貴のポルシェ９９７ＧＴ２ＲＳと木下隆之のランボルギーニガヤルドスーパーレジェーラがサーキットで競争したら、土屋圭一のＲ３５ＧＴ-Ｒが勝った。軽量＆ハイパワー＆トルクのクルマは、ドライバーの技量に著しく左右される。限界に到達しない限りは、ドライバーに優しいクルマだ。
だが、クルマのおかげで速く走れるって、楽しくもないだろう。
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【このGT-Rなんぼ？】絶対的な価値のある投資対象 日産GT-R R35ニスモ いくらだと思いますか？ 安いですよー
4/28(金) 10:20 Yahoo!ニュース
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日産GT-Rニスモ。600馬力のツインターボを搭載した希少なスポーツカーがコレクターズコンディションで登場。ヨーロッパではもう提供されていない日産GT-Rは、トップクラスのスポーツカーであるだけでなく、絶対的な価値のある投資対象になりつつある。
日産GT-R（R35）の中でも希少なヨーロッパ仕様「GT-Rニスモ」のコレクターコンディションの1台がドイツで売られている。
「日産GT-R」は、伝説の「スカイラインGT-R R34」の後継モデルとして12年余り販売された。2022年までは、ヨーロッパの顧客は4輪駆動のスポーツカーを購入することもできた。その後、日産は「GT-R」を欧州での販売ラインナップから外した。現在の排気ガス基準に対応することが難しいことを考えると、カムバックはほぼ不可能に思える。
したがって、市場で入手可能な「ゴジラ」と呼ばれる日本車の最後の個体には大きな需要がある。中古車市場で最高走行距離3万kmのシリーズやモデルを探すと、10台強の「GT-R」が並ぶ。価格は、90,000ユーロ（約1,300万円）から始まるが、コレクターにとっては、さらに100,000ユーロ（約1,450万円）を投資する場合にのみ、本当に価値のあるものを手に入れることができる。
アルカンターラ、赤いアクセント、ステアリングホイールの大きなGT-Rの文字は、この日産が本物のスーパースポーツカーであることを示している。
この「日産GT-R」には、排気量3.8リッターのV6ツインターボガソリンエンジンが縦置きに搭載されている。「普通の」GT-Rと比べて570馬力どころか600馬力もあるニスモモデルだ。これを装備した稀有な「GT-R」は、0から時速100kmまでのスプリントを3秒以内で制する。
このファントムブラック「GT-Rニスモ」は、2019年6月に初登録された個体だ。禁煙車両は、元の購入者が塗装面を保護するために「GT-R」をプロテクションフィルム加工したこともあり、完全に新品の状態であると言われている。完全に維持された整備手帳とわずか6,444kmの走行距離が、「GT-R」が新品のように見える理由を説明している。
チタンスポーツエグゾーストシステムとブレンボ製ブレーキ
スポーツカーにふさわしく、装備リストにはハイライトが満載だ。特別な中古車にはチタンスポーツエグゾーストシステムが付属し、ブレーキシステムはブレンボ製、アルカンターラのカバー付きのスポーツシートはもちろんレカロ製だ。ビルシュタインのスポーツサスペンションは、全輪駆動クーペの最大のグリップを確保する。
「日産GT-R」がヨーロッパの競合他車と比較して「安いスーパースポーツカー」と表現されることが多かったとしても、利害関係者は掘り出し物を期待すべきではない。出品者の「Autohaus Brömmler GmbH」は、現在、シックなエキゾチックな車に対して、205,000ユーロ（約3,000万円）を要求している。今後も価値の増加が期待されるにしても、これは手頃な価格とは決して言えない。
Jens Borkum
記事に関する報告
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