懐かしい!B・ベッカー、ブーミングサーブ!

懐かしい!B・ベッカーのブーミングサーブ!画像は、ラケットがプーマベッカースーパーだから、シルバーのプーマベッカーウイナーだった85年ウインブルドンより後のモノだ。ベッカーの85年と86年連覇は、マッケンローの連覇と違った意味で衝撃だった。85年は、確か4回戦くらいのニーストロム戦で足首を捻挫し、リタイアの握手をしに行こうとしたら豪雨中断、インジュアリータイム治療の末、逆転。マッケンロー以下のシードがダウンし、ベッカーは決勝カレン3-1以外シード選手を倒さなかった。86年はレンドルとベッカーの1・2シード決勝!レンドルは素晴らしいデキだったのに、ベッカーが3-0で勝った!

丸山薫、両ハンド両手打ちの選手だったが、W杯ワールド1回戦大抜擢を受け、テルシャーにあしらわれた選手だっけ?確か、伊達公子のヒッティングパートナーだったか。

カレ、サーブの分析、ちゃんとデキてるの?このサーブ、高~いトスを下から迎え撃つように硬いガットテンションの硬いラケットで叩くから、フラットではなく剛球トップスピンサーブなのだ。だから、ダブルファーストとして、1st2st変えずに同じ強いサーブを繰り返した。

 

 

 

 

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【歴代好サーバーに学ぶ】“ダブル1st”で押したベッカーのフラットサービス。厚めのグリップで叩くコツを紹介!<SMASH
8/3(水) 15:00 Yahoo!ニュース
 
厚めのグリップを用いるベッカーのフラットサービスは、オープン系のスタンスで構えるのがミソ(1コマ目)。そうするとインパクトで身体を前に向けやすい(6コマ目)。写真:スマッシュ写真部
 過去から現在まで、テニス界には数多くのグッドサーバーが存在した。彼らが超高速フラットを打てたり、鋭い回転をかけられたポイントは何か? このシリーズでは、そこから一般プレーヤーが“イイトコ取り”して憧れのサービスに近付く方法を、元ナショナルコーチの丸山薫氏が解説する。第1回はボリス・ベッカーのフラットサービスを解剖!

【PHOTO】オープンスタンスでグリップを厚めに握ったベッカーのフラットサービス分解写真

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 1980~90年代に活躍したベッカーは、なにしろサービスがスゴかった選手です。常に時速200キロを超えるスピードを誇り、「ブンブンサーブ」と形容されたほど圧倒的なインパクトがありました。

 しかもデビュー当初は2ndでもお構いなくその強烈サービスを叩き込み、“ダブル1st”として恐れられました。年を重ねるにつれ2ndはスピンになりましたが、ダブル1stを初めて世に認識させた、革命的な選手と言えるでしょう。

 その高速サービスを生み出していた鍵が、少し厚めに握っていたグリップです。単純にスピードを出したいのであれば、一般の愛好家も真似してみる価値はあるでしょう。その取り入れ方を説明します。

 サービスの基本グリップはコンチネンタル(包丁の握り方)ですが、ベッカーはフォアハンドイースタン(握手と同じ)に近い厚めのグリップでした。厚いと回転はかけにくいですが、ボールを後ろから前に叩きやすく、スピードは間違いなく出ます。

 初心者や女性でコンチネンタルがどうしてもなじまない人は、厚めに握ってスピードを追求するのも1つの手です(そのぶん確率は犠牲になりますが……)。

 その際に意識したいのは、ベッカーのようにオープン気味のスタンスで構えること(写真1コマ目)。厚いグリップではインパクトで身体を前に向けた方が面を作りやすいので(6コマ目)、右足を浅くセットするオープン系のスタンスがマッチします。

 右足を深く引くクローズドスタンスで構えると、身体を前に回しづらく、厚いグリップだと窮屈な姿勢になるので、注意してください。

【プロフィール】ボリス・ベッカーBoris Becker(GER)
1967年生まれ。グランドスラム通算6勝。85年に17歳7か月の大会最年少でウインブルドン制覇。「ブンブンサーブ」と呼ばれた爆発的なサービスと派手なダイビングボレーで一世を風靡した。

解説●丸山薫 構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2021年11月号より再編集

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