ブロックリターン?単なるフォアリターンじゃん!

お題は、フォアサイドのブロックリターンだろ?それなのに、最初からフォアハンドウエスタングリップで、フツ~にリターンしてるだけじゃん!明らかに、「フォアサイドに来ますョ!」というサーブを、フォアハンド用グリップで構えて引いて打っている。

プロであれアマチュアであれ、力関係に差がない同士なら、予測自体がアテにもならないし、グリップチェンジする前提はないハズ。ましてや、ラケットヘッドを落としてスイングなどしてる余裕はない。

この画像は、全く当てハマるブロックリターンではない。

リターン待ち時点では、フォアバックどちらにも対応デキるコンチネンタルグリップで待機し、サーブのフォアバックミドルに反応してラケットを引いたら、ボールのバウンドする高さに合わせてフラット前提にミートしに行くべきだ。基本はボレー的なミート、バウンドが低ければスライス的、バウンドが高ければトップスピン的、腰の高さならフラット的なリターンになる。

単なるスライスの減速リターンとは異なる。相手も、サーブ直後だから、良い体勢で待っているワケではない。なるべく早いテンポで返し、コースを振って相手を動かすか、正面に返してフォアバック迷わせるかを選択する。

全く、教材にならないと思う。

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ブロックリターンは身体でボールにぶつかっていくイメージ! 川橋勇太が極意を伝授【プロが明かすテニス上達法】<SMASH
3/9(土) 15:10 Yahoo!ニュース
  
ブロックリターンはコンパクトな準備から(4コマ目)、身体でボールにぶつかっていく。川橋選手は両手で壁を押すイメージ(6~7)を持っているという。写真:滝川敏之
 プロテニス選手は、高度なショットをいとも簡単に叩き込む。なぜあんなボールが打てるのか? その秘訣をプロ本人に明かしてもらうシリーズ。今回は筑波大学出身のプロ、川橋勇太選手の2回目。フォアハンドのブロックリターンについて教えてくれた。

【連続写真】川橋勇太のフォアハンドのブロックリターン『30コマの超分解写真』

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 リターン自体はもとから得意で、僕の試合は昔からブレーク合戦になることが多いんです。まあ、サービスが弱いこともありますが、そのぶん相手の1stサービスに打ち負けないために、そして簡単にキープさせないために、リターン練習は高校時代からよくやりました。サービスを前から打ってもらい、それをひたすら返すといった練習です。

 スピードのあるサービスをリターンするには、やはりテイクバックをコンパクトにして、本当に“強く当て返す”ことが大切になります。なるべく回転はかけずに面をボールにぶつけ、ネット上の低い所を通すと、威力が落ちません。

 僕は深さよりも、失速しないボールを打つことを重視しています。バウンドしてからもボールの勢いが落ちないように、相手のファストサービスの力を利用してブロックする。それにはコンパクトなテイクバックが必須です。引いた時に腕が身体の横か、前にあるぐらいのイメージで(写真4コマ目)、後ろには行かないように気を付けています。

 威力を出すコツとしては、インパクトする瞬間、腕が伸び切らない方がいいですね。グリップが厚い場合は、少しヒジを曲げた方が、力が入りやすくなります。曲げた状態でインパクトし(6コマ目)、当たってから打ちたい方向に伸ばしていくと(7コマ目)、ボールに力が伝わります。

 あとは身体でボールを押すことですね。僕は左足を1歩前に出してからスプリットステップするんですが(1~2コマ目)、こうすると2歩分前に行けるので、ボールにぶつかっていく感じがより強くなります。スイングよりも身体でパワーを伝えることが大事です。

 腕は振るというよりも、両手で壁を押すような感覚を持っていますね(6~7コマ目)。左手をすぐに開かず、前に残すようにして、右手と一緒に押しを加えると、打ち負けなくなります。

【プロフィール】川橋勇太/かわはしゆうた
1998年1月26日、東京都生まれ。178cm、66kg、右利き。筑波大学時代に関東学生連覇、全日本室内選手権準優勝などの戦績を残しプロ転向。早いタイミングのカウンターテニスを得意にする。JTAランキング最高17位。2023年にはITFツアーで2勝目を挙げている。レック興発所属。

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2022年8月号より再編集

 
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