サッポロ一番、ワタシは塩ラーメンが好き!

ワタシが福岡で育ったからか、ラーメンは具材をドコドコ入れる食べ物ではないと思って来た。大体、野菜炒めて・・・とかも面倒だから、チャチャっと済ませたくてインスタントなのだ。

外食としては、昼食に蕎麦やうどんやスパゲティーや素麺とのローテーション、夜に飲んだ帰りの締めに食べていた。

味噌ラーメンだろうと塩ラーメンだろうと、はたまた胡麻味や醤油だろうと、基本はスープに麺、あればネギかチャーシューかゴマ、ヒマがあったら茹で玉子程度。

こういう袋麺も、マルタイ的な棒ラーメンも、スーパーの生麺も、安売りや気分で買い足し、前日当日の食事との兼ね合わせで選んでいる。

味噌はケースに依るが、塩はいつでも美味しい。付け合わせだけでなく、ゴマを思い切り足している。気分で、香辛料入りラー油を足す。ラー油は気持ち程度。

味噌の場合も、ゴマは思い切り足すが、付け合わせの七味に追い七味!やっぱり、気分で香辛料入りラー油!こちらは結構入れる。

 

 

 

 

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美味しすぎない味でロングヒット? 『サッポロ一番』半世紀支持される理由は「ひと手間の余白を残したこと」
8/23(火) 7:30 Yahoo!ニュース
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人気テイストは「みそ」と「塩」。2019年にはtwitter上で人気投票が行われ、結果はみそ派337,181票、塩派336,495票となり、686票差でみそ派が勝利した。「現在でもみそと塩が圧倒的に人気」と担当者。
 このコロナ禍、コスパの高いストック食品として、その価値を再評価された袋麺。『チキンラーメン』『チャルメラ』『うまかっちゃん』といったロングセラー商品も多く、それぞれに根強いファンを抱えるが、中でもトップブランドとして市場を牽引しているのが発売56年目を迎える『サッポロ一番』だ。競合ひしめく中、半世紀以上愛される理由は意外にも「美味しすぎない味にある」と話す発売元。一億総グルメ志向と言われて久しい日本において、なぜ“美味しすぎない袋麺”が支持されてきたのか。担当者に話を聞いた。

【写真】納豆にサバ缶、イタリアン風も…激うま『サッポロ一番』アレンジレシピ

■「美味しすぎる」ことへの疑念 “一歩引いた味”が家庭で愛される要因に

「『サッポロ一番』を美味しすぎるから“一歩引いた”と言ったのは、当時、専務としてこの商品を産み出した前社長・井田毅氏(サンヨー食品創業者のひとり)です。井田氏は、“美味しすぎる味は飽きがくる。お米やパンのように毎日でも食べてもらえる味がいい”と話していました」(サンヨー食品マーケティング本部 広報宣伝部課長 水谷彰宏さん/以下同)

 1966年、高度経済成長で食のバリエーションが豊かになる中、インスタント袋麺の『サッポロ一番 しょうゆ味』は発売された。その2年後に『サッポロ一番みそラーメン』、さらに3年後に『サッポロ一番 塩らーめん』が発売されている。

 時代のニーズにあった簡単、便利な即席麺の売上推移は右肩上がりだったという。なかでも『サッポロ一番』シリーズはいずれも好調だった。その後、半世紀以上にわたって愛されるロングセラーブランドへと成長するが、水谷さんは井田氏の目指した味わいこそが人気の要因ではないか、と話す。

「発売当初から『サッポロ一番』は、野菜などの具材をプラスして食べることを推奨していました。栄養が偏らないように食べてもらいたいとの配慮もありますが、ひと手間かけてさらに美味しく、各ご家庭でお好みの味に仕上げていただくための余白を大切にしていたんだと思います。井田氏の目指した“一歩引いた味”とは、“そのままでも美味しく、アレンジの余地もある、いつまでも食べ飽きない味わい”だと考えています」

 開発時、井田氏は「一番美味しい試作品を製品化しなかった」というエピソードも伝わる。味覚のトレンドは時代とともに変化する。当時の“一番美味しい”を目指すのではなく、食べ飽きない美味しさ、家庭のひと手間で完成する味わいを目指した発想こそが商品の強度となり、ロングセラーにつながった。

 その言葉を裏付けるように、人気レシピサイトで『サッポロ一番』を検索すると、6,000件を超えるアレンジレシピが表示される。このアレンジレシピ数は群を抜いており、いかに同商品が家庭ごとの味わいで親しまれているかを物語る。

■「ラ王」「正麺」の本格志向が登場 苦戦する“油揚げ麺”

 しなかしながら、苦難の時期もあったという。2010年代前半、袋麺市場は麺の味わいに注力した本物志向がトレンドとなった。ノンフライ麺の『日清ラ王』に、より生麺の味わいに近い新製法を開発した『マルちゃん正麺』が登場した。ところが、時間が経つにつれ状況は好転したという。

「“油揚げ麺”の良さと言うんでしょうか、“この味がいい”というお客様たちが戻ってきてくださって。さらに、コロナ禍の内食需要でアレンジできる良さも再評価していただき、勢いが戻っている状況です」

 近年、食のトレンドはグルメ志向や健康志向の高まりと反比例する動きもある。濃い味、大盛り、ハイカロリー、ジャンク系といったキーワードが注目され、より嗜好が細分化してきている。こういった流れの中で、“油揚げ麺”特有の味わいへの原点回帰があったのだろう。

■『サッポロ一番』の夏のアレンジは、“冷やし”がおすすめ
 
現在、袋麺シリーズではしょうゆ・みそ・塩・塩とんこつ・ごま・旨辛みそ・ソース焼きそばの7つのテイストが販売されている。地域限定だった「ごま味」は2020年に全国販売になった。
 さて、アレンジを前提で作られた『サッポロ一番』。こだわりの自己流レシピを持つ人も多くいるが、最後に発売元おすすめの調理法を聞いた。

「夏におすすめしたいのは、冷やしラーメンですね。麺のゆで時間を通常より1分多い4分にして、ゆで上がったら冷たい水で麺をしめます。粉末スープは水にサッと溶けますから、あっという間にできますよ。エスニック好きの女性には、塩らーめんにナンプラーとレモン果汁を入れたアジアンテイストのアレンジも人気です」

 同社のサイトでは95品に及ぶ“冷やしラーメン”レシピが紹介されている。ユニークなものをいくつかあげると…

・バジル風味のカプレーゼラーメン(塩とんこつらーめん)
・サバ缶で冷や汁風つけ麺(みそラーメン)
・冷やし納豆ラーメン(ごま味ラーメン)
・タラトール塩らーめん(塩らーめん)

 冷やし中華ならぬ、冷やしラーメン。夏休みも終盤、子どもや家族のお昼ごはんに頭を悩ませている人は、ぜひ「ひと手間」かけた袋麺を試してほしい。

(取材・文/福崎剛)

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