カウンタック、サラリーマンデザイナーが借る虎の威!

ランボルギーニのデザインDNA、ルーツはカウンタックだって?思わず、失笑してしまった。

ランボルギーニのデザイン、ランボルギーニ自社でのモノなどなかった。全てはカロッツェリアツーリングとベルトーネに依るし、ピンポイントにはM・ガンディーニに依るところが大きい。

ランボルギーニに型や図面は残っていようと、ダラーラやスタンツァーニらが如何に考えてミウラやカウンタックらを作ったか、クルマ作りのフィロソフィーは全く残っていないのだ。

その証拠が、今回カウンタックの名で112台売りに出した、シアンの皮替だ。ダウンドラフトなのに、リヤフェンダー前方にNASAダクトがある。フロントに比べ、リヤが大きく張り出している。

スタンツァーニが設計し、ガンディーニがデザインしたカウンタックは、当時の限られた馬力&トルクや空力知得やデバイスの中で、手を尽くして最高速度300キロを目指した。当時はウエーバーキャブレター、エンジンから前方のミッションで減速された動力を、エンジン下部にプロペラシャフトを通してデフに伝達する構造だった。しかし、その構造のせいで、ミウラ同様のダウンドラフトを採用できず、エスパーダらのサイドドラフト、リヤフェンダー前方にNASAダクトを吸気用に設けるコトになった。その上方にラジエーターを置くレイアウトに纏めた。

当時知得レベルながら空力を意識し、前端を鋭く低くし、風を上下左右に切り裂く構造をスタンツァーニが設計し、ガンディーニか外観デザインを纏めた。

今のなんちゃってカウンタックに、そうした工夫苦心はあるか?

単に、親会社VWアウディーが、浅薄な継承コメントを指示しているのだろう。ランボルギーニのサラリーマンデザイナーは、さながら、虎の威を借るキツネでしかない。

サラリーマンデザイナーのキツネは、逆立してもM・ガンディーニという虎にはなれない。

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ランボルギーニのデザインDNA ルーツは カウンタック
8/26(金) 10:30 Yahoo!ニュース
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50周年を迎えたカウンタック
今年50周年を迎えたランボルギーニの伝説的なモデル、カウンタックが持つ極めて現代的なラインは、ランボルギーニの全後継モデルのデザインを決定づけました。今日のアヴェンタドール、ウラカン、シアン、さらにはウルスも、例外ではありません。(2021年6月1日掲載)

 
アウトモビリ・ランボルギーニのデザイン部門トップのミィティア・ボルケルト
アウトモビリ・ランボルギーニ デザイントップ ミィティア・ボルケルトは次にように語った。

世の中には廃れることのない芸術品というものがあり、カウンタックのフォルムはその一つだと思います。そのデザインは完璧なプロポーションで構成され、本質のみに的を絞った極めて純粋なアプローチを特徴としています。際立っているのは、フロントとリアをつなぐ一本のラインです。スタイルの観点からみると、これは、完璧なインスピレーションを与えてくれます。他の部分が変更されても、そのラインが過去と現在とをつなぎ、ビジュアルに連続性を保つ要素として働きます。それはランボルギーニのすべてのデザインを貫くDNAの縮図であり、原点から今日までのスタイル表現の伝統を形づくっています。

 
カウンタックランボルギーニのデザインの源だ。
低く広がるカウンタックのフロントは、斜めに伸びるボンネットのラインが特徴的です。エンジンコンパートメントも同様のラインで、遠くからでもすぐに見分けが付きます。低く角張った車室の形状は、 カウンタックの典型的なフロントガラスの傾斜と共に、後継の各種モデルのデザインに影響を与えてきました。長年変わることのなかったこれらの形状と、独特で個性的なサイドウィンドの輪郭が、まさにランボルギーニを一目で分かるものとしているのです。

 
車高の低さに見る者の目を釘付けにした。
カウンタックは1970年代に、時代に先駆けた近未来的なスタイルで世に登場しました。当時は爆発的な創造性の時代で、デザインにとっては最も重要な節目の一つと言える時期でした。1970年代は社会的に重要な意味を持つ事項が成し遂げられた時代で、世界中のデザイナーやクリエイターにインスピレーションを与えるような大きな変化に反映されています。米ソの宇宙開発競争。現代的なコンピュータの開発と共に登場したハイテク。幾何学的な模様のファッショントレンド。派手な装飾と色彩。個人主義ジェット機の時代の到来。これらすべての要素が、カウンタックのデザイナー、マルチェロ・ガンディー二のスタイルの選択に影響を与えました。カウンタックはまた、フェルッチオ・ランボルギーニのビジョンの賜物でもあります。彼が当初から信念を注いだこの革新的なプロジェクトは今も、ランボルギーニの次世代モデルのスタイルに影響を与えています。

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