ZX25Rターボ、今のオートバイで唯一興味ある!

ワタシは'87ホンダNSR250を皮切りに、'90⇒'91⇒'92と乗換、40歳まで乗っていた。基本はリミッターカットとエアフィルター交換、最後はCPU交換と右側2本出タイプDチャンバーに交換していた。自主規制45馬力に対して、65馬力以上/12,500rpm。オートバイは自主規制値があり、昔は750ccが77馬力、400ccが59馬力、250ccが45馬力、93年以降は5馬力下がった。しかし、リッター換算レベルで250ccは180馬力。2サイクル2気筒は4キロ近いトルクがあり、ノーマル11,000rpm、4サイクル4気筒は2.5キロ近いトルクがあり、ノーマル19,000rpm以上回っていた。もちろん、日本はドイツ同様、カタログ値以上の性能を保証するため、申告以上の馬力&トルクを持つ。

それが、90年中盤以降、日本オートバイメーカーは2サイクル生産&販売を止めた。そして、2サイクル/4サイクル共、全く魅力あるオートバイが出なくなった。

今のオートバイ、4サイクル、フュエルインジェクション化されているが、250ccは直列4気筒が少なくなった。カワサキZX25Rはそんな中の1台だ。しかし、それだけではイマイチ。

ターボ化、昔から出ては消えている。ワタシ自身、いいトシになってしまい、仮にオートバイに乗るなら入手する理由が要る。2サイクル亡き後、4サイクル250ccターボ以外に魅力あるオートバイが出て来るだろうか?

 

 

 

 

 

 

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実測で250km/hをついに 達成!! トリックスターのZX-25Rターボが大記録を樹立!
12/9(金) 14:30 Yahoo!ニュース
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市販化を目前に「250ccで250km/h」に到達だ!
実測で250km/hをついに 達成!! トリックスターのZX-25Rターボが大記録を樹立!
ヤングマシンでも追い続けてきたトリックスターの「ニンジャZX-25Rターボプロジェクト」。250cc・4気筒のZX-25Rにターボを装着し「250cc車で250km/hを出す」という目標を掲げてスタート。やや荒唐無稽にも思えるチャレンジだったが…幾多の難関を乗り越えて、ついに目標を達成してしまったのだ!

【写真ギャラリー】ZX-25Rターボのディテール

エンジントラブル発生も…大記録達成!
ここ1年ほど、トリックスターがチャレンジを続けてきたZX-25Rターボによる最高速アタック。代表の鶴田竜二氏が「250cc車で実測250km/h!」を掲げて進めてきたこのプロジェクトが、ついにその目標を達成した。

その様子はトリックスター製作の動画に詳しいが、日本自動車研究所(JARI)のオーバルコースでのアタックにて、開発ライダーを務めている山本剛大選手が駆るZX-25Rターボは、今までより明らかに速いスピードでスタッフの前を通過していく。

「これは実測250km/h出てるかも…?!」とスタッフの期待が高まったその直後、直線区間を駆け抜けたZX-25Rターボにトラブル発生! エンジントラブルでストップしてしまったものの、装着されたGPS速度計にはしっかりと「250km/h」の文字が刻まれていたのだ!! ドラマチックなその様子は以下の動画に収められているので、ぜひご覧いただきたい。

残り数km/hの壁が高かった
トリックスターのターボプロジェクトは、ヤングマシンでも数回に渡り追いかけてきたが、そもそも専用パーツも何もない中で、トライ&エラーを何度も繰り返し、本当に手探りで作り上げてきた…という印象が非常に強い。

とにかく前例のないチャレンジだけに、同社の担当メカニック・中村公次さんはかなり大変な思いをしたようだし、パワーを狙うとどうしてもシビアになってしまうセッティングをものともせず、記録達成に向けて奮戦する山本選手の姿も目撃してきた。

そんな中、今年3月にはメーター読みで252km/h(実測243km/h)を達成していたのだが、ここからが苦しかったようだ。エンジンとタービン(軽自動車アフターパーツを転用)のマッチングなのか、ブースト圧を安定させることが難しかったようで、過去のテストではエンジンブローにも見舞われている。

今回も記録達成直後にトラブルに見舞われたが、ノーマルの約2.7倍となる103psを絞り出していたというから、さすがに限界だったのだろう。ちなみに、ZX-25Rノーマル車の最高速度は実測で約180km/h。プラス70km/hの上乗せはすさまじいの一言だし、様々な苦労を重ねただけにチームの喜びもひとしおだろう。

これから開発を進めるという市販仕様ターボキットでは、パワーを60ps程度として耐久性に配慮しつつ、ノーマルZX-25Rとは明らかに違う速さと痛快さを味わえる仕様になる。市販仕様のプロト車に試乗したヤングマシンのメインテスター・丸山浩氏はそのフィーリングを「2ストみたい!」と表現しているのだ。

トリックスター代表の鶴田氏はZX-25Rの登場時に「このバイクは2輪業界の起爆剤になる可能性がある」と語り、超積極的にパーツ展開を進めてきた。その集大成が250km/hへの挑戦と、そのノウハウをフィードバックしたZX-25R用ターボキットとなるわけだ。まずはトリックスターの皆様、おめでとうございます、そして大変お疲れさまでした!

──2022年3月にはメーター読みで252km/h(実測243km/h)を達成。これでも十分だと思うのだが…山本選手の「やはり実測250km/hを目指したい!」との想いで開発は続行。時間は掛かったが見事に目標を達成した!

──トリックスター・ZX-25Rターボのエンジン部。ワンオフのエキマニを介して軽自動車用タービンを装着し、サブコンのラピッドバイクで燃調を、4輪用チューニングパーツのブーストコントローラーでブースト圧をコントロールする。インタークーラーもテストされたが、実測250km/hはナシの状態で記録された。

──今年10月には市販仕様のプロトタイプを丸山テスターが袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗。このときは63.3ps仕様(ターボなしのノーマル実測値は37ps前後)で、1万2000rpmからブーストが掛かりトップエンドまで伸びる様子を「現代に蘇る2スト」と表現!

※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、著作上の権利および文責は提供元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

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