ダルビッシュ有の抑え、成功したワケではない!

当時のコト、取材は当然だが、ちゃんと覚えて書いているのか?

ダルビッシュ有北京五輪の時、星野仙一監督との紗栄子問題含めたイザコザや、ボール不慣れに依る不出来は、星野仙一山本浩二田淵幸一3バカ首脳の想定・準備不足ばかりでなく、カレ自身の元々の甘さや経験不足にもあった。

北京五輪途中では、先発ローテをハズされ、調整中継登板させられ、右打者の後ろにボールを投げた。

第2回WBC、イチローのおかげで星野仙一再任は免れ、日本シリーズで1年生監督渡辺久信西武に負けた巨人原辰徳が就任した。

同じ投手出身でも、明大島岡監督譲りの精神論一辺倒の星野仙一とは違い、山田久志与田剛はキチンと対した。

それでも、当時のダブルエース岩隈久志ダルビッシュ有、粗悪メジャー球ローリングスボールには苦労した。ダルビッシュは制球に苦しみ、岩隈は勝てなかった。

韓国との決勝、岩隈はツーシームを活かして素晴らしいピッチングをした。リードした状態で、満を持してダルビッシュ投入、しかし、曲がり過ぎるスライダーのコントロールに苦しみ、同点に追い付かれた。おかげで、イチローに最大の挽回のチャンスが回って、2点タイムリー。2点というトコがミソだった。1点リードでダルビッシュ続投があり得たか?もちろん、粗悪メジャー球でライジングファーストボールのない藤川球児では厳しかったろう。

2点差だったから託せたと思う。

 

 

 

 

 

 

 

***********************************

ダルビッシュ投入も「何とか引っ張って」 極限の選択迫られたWBC“抑えデビュー”
3/13(月) 7:10 Yahoo!ニュース
  7
 
米国との準決勝、ピンチでのダルビッシュ投入は見送られた
 
2009年WBC準決勝の米国戦に登板した侍ジャパンダルビッシュ有【写真:Getty Images】
 2009年「ワールド・ベースボール・クラシックWBC)」で、野球日本代表「侍ジャパン」は準決勝の米国戦(3月22日、ドジャースタジアム)からダルビッシュ有投手(日本ハム)を抑えに配置転換した。準決勝では9-4で迎えた9回表に登板して無失点に抑えたが、本当はその前の回に投げさせようとしたという。しかし、最終的にはそこでの起用は見送られた。ブルペンコーチだった与田剛氏はベンチとの“やり取り”をよく覚えているという。

【写真】ダルビッシュ太っ腹、選手たちに高級ステーキふるまう「なんて男!」

 準決勝の米国戦、侍ジャパンは先発・松坂大輔レッドソックス)から杉内俊哉ソフトバンク)、田中将大楽天)とつなぎ、6-2と4点リードの8回からは馬原孝浩ソフトバンク)をマウンドに送った。だが1死一、二塁のピンチを招き、マーク・デローサ(インディアンス)に左翼線二塁打。レフト・青木がクッションボールの処理に手間取っている間に2者生還。2点差になり、米国は代打にエバン・ロンゴリア(レイズ)を送る。一発が出れば同点の場面だ。

 ここでダルビッシュの投入が考えられたが、まだ準備が万全ではなかったという。「ダルビッシュも初めてのリリーフ登板、緊張の場面だったので、どれくらいの球数を投げたら準備ができるのか、そういうことは私を含めて未知数だった。それにあの日のドジャースタジアムブルペンは風が強く冷え込んでいて……これはブルペンコーチとしての反省点ではあるんですけど、ダルビッシュに余裕を与えることができなかった」。

 与田氏の判断はその時点でのダルビッシュ登板の見送りだった。「非常に難しかったんですけど、ダルビッシュはできるだけ万全な状態で行かせたいということでブルペンから山田(久志)コーチには『何とかこの回、馬原で引っ張ってください』と言いました。山田さんも『よし、わかった』と決断してくださった」。馬原はそんな期待に応えた。ロンゴリアを三振。その日、松坂から先頭打者アーチを放ったブライアン・ロバーツ(オリオールズ)はピッチャーゴロ。見事に踏ん張った。

山田久志氏と与田剛氏、両投手コーチの一体感が生んだ継投策
 馬原を引っ張った時間、さらには8回裏の攻撃で侍打線が3点を追加している間にダルビッシュも準備を整え、9回からマウンドへ。1死からヒットを許したものの、4番のデビッド・ライト(メッツ)と5番のアダム・ダンナショナルズ)を連続三振でゲームセット。米国に勝っての決勝進出を決めた。

ダルビッシュの状況を見たり、馬原の状況を見たり、やはりブルペンからグラウンドはかなり遠いですから、そういう顔色はわからなかったんですけど、ブルペンコーチとしては非常に怖さが出た場面でした。馬原がよく頑張ってくれたおかげですね」と与田氏は言う。

 それはベンチの山田コーチとの一体感あってのことでもある。「お互い見えないところを伝え合うという仕事なので、言葉ひとつで信頼していただいたのはすごくうれしかったですね」とも口にした。忘れられないわけだ。
山口真司 / Shinji Yamaguchi

***********************************