何故、WBCで日本投手陣は外国打線を封じたか、わからないの?

何故、WBCで日本投手陣は外国打線を封じたか、わからないの?一体、何年野球マスコミやってるの?

今回のリーダーたる2人、ダルビッシュ有大谷翔平、全てではないが殆どを物語る。元々、日本で身に付けた精緻な技術やコントロールスキルと、日本人でも稀な体格に依るパワーや角度だ。他の投手陣も、他国投手よりは遥かに日々のトレーニングでは投げているし、走っているし、ウエイトなどにも取り組んでいる。10代で身に付けた持久力を土台に、変化球やフィールディングなどのスキルや内外高低緩急コントロールを養いつつ、メジャー移籍を見据えたパワー養成に努めている。栗山監督が選抜した投手陣、技巧派投手は皆無、強いストレートを軸に変化球を操る投手だった。ストレートとわかっていても、コントロールとキレの完成度が他国投手より優れていた。第1回WBCの和田毅渡辺俊介的投手は見当たらない。

ソレらは、第2回WBCでの松坂大輔田中将大らに表れていた。変化球やコントロールではなく、パワーピッチでキューバを押し込んで、決勝戦へ道を拓き、2大会連続のMVPを獲った。

ソレらは、日々の走り込みなどに依る持久力、投げ込みに依る内外高低緩急コントロールスキル、10代アマチュア時代から養成された勝ち抜きたいメンタルを基として、20代以後ウエイトなどでパワーアップを上乗せしているのだ。

こんなコトがわからないなら、プロ野球と言わず、野球マスコミ自体を辞めたらいい。

 

 

 

 

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WBC日本投手陣はなぜメジャーの打者を圧倒できたのか? 武器となった“150km超と縦変化”…ダルビッシュ「(2009年とは)投げる球も全然違う」
4/1(土) 17:02 Yahoo!ニュース
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決勝のアメリカ戦、2番手で登板した戸郷翔征。メジャーの一流バッターも日本投手陣を1巡目でとらえることができなかった photograph by Naoya Sanuki
 WBC侍ジャパンが3回目の世界一に輝いたことで、あらためて日本人投手のクオリティーが高いことを実証した。現役時代、メッツなどでメジャー経験のある吉井理人投手コーチが、「投手のメンバーを決めた時に優勝を確信していました」と振り返るほど、レベルの高い投手陣が名前を連ねた。

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高めの速球の使い方がカギだった
 大谷翔平ダルビッシュ有、佐々木朗希、山本由伸と並べた先発陣は、大会前から「WBC史上最強」と評されていた。さらに、第2先発として戸郷翔征、今永昇太らがスタンバイした。救援陣では、湯浅京己、宇田川優希がスクランブル要員として待機し、高橋宏斗、伊藤大海、大勢につなぐ勝ちパターンが確立した。

 彼らに共通するのは、時速150キロを超える速球と空振りが取れるスプリットを武器にしている点だろう。実際、7試合で大会新となる80奪三振を記録するなど、並み居る強打者から随所で空振りを奪い、ピンチをしのぎ、白星を重ねた。大勢、伊藤、湯浅がいずれも無失点だったのは、調整が順調だっただけでなく、球威のある高めの速球と落差のあるスプリットを織り交ぜる組み立てが的確だったからとも言っていい。低めへの制球を基本とする日本球界に対し、バレルゾーン理論が浸透し、アッパースイング気味の打者が多いメジャーでは、低めは必ずしも安全ではなく、むしろ高めの速球の使い方がカギを握る。そこに、「縦変化」のスプリットをミックスするパターンが、侍投手陣の共通テーマとなった。

ダルビッシュが見た2009年との違い
 その裏には、メジャーの各打者の特徴を熟知し、豊富なデータを活用してきたダルビッシュの的確なアドバイスがあったことも見逃せない。

 公式戦の登板前には、相手打線を細かく分析し、カウントごとに各打者への配球を想定するなど、入念な準備を進めるのが「ダルビッシュ流」。吉井投手コーチが、大会後、「ダルビッシュがすごく手伝ってくれた」と感謝したように、チーム最年長右腕の助言を受けた若い投手達は、迷うことなく、腕を振って自信のある球を投げ込み、好投につなげた。

 09年優勝メンバーでもあるダルビッシュ自身も、久しぶりに接した日本野球の成長を肌で感じた。「当時もすばらしいチームでした」と振り返ったうえで、さらに続けた。

「投手が投げる球も全然違いますし、野手の打球を見ても全然違う。当時とは、まったくレベルが変わっていると思います」

過去には技巧派が重要とされる時期も
 選手個々の力量だけではない。侍ジャパン首脳陣が決断した細かい継投も、世界一への分岐点のひとつだった。準決勝のメキシコ戦では、先発した佐々木朗希が3回まで無失点に封じたものの、4回に3ランを喫した。2番手で救援した山本由伸も3イニングは無安打と危なげなかったが、4イニング目の8回に3連打を浴びた。2人とも完投能力を持つとはいえ、春先の段階でもあり、多くの球数をこなしておらず、本来のスタミナは戻っていない。相手打線が2巡目に対応してきたのも、偶然ではなく、継投のタイミングが決勝でのポイントになるのは明らかだった。

 実際、米国相手の決勝で、先発した今永は2回まで打者10人に投げて交代した。2番手の戸郷も、2回、打者8人でマウンドを譲り、その後は、9回の大谷まで5投手が各1イニングずつを投げ、1点差で逃げ切った。2番手以降が同じ打者と1回しか対戦しない継投で、傷口を最小限に食い止めた。

 かつて、国際大会では右のアンダースローや技巧派左腕などが重要とされる時期もあった。だが、今大会では本格派の投手が「力勝負」でも勝てることを実証した。

 世界トップレベルの投手力を軸に、失点を最小限に食い止めて競り勝つ野球。

 無傷の7連勝で頂点に立った侍ジャパンの戦いに、日本野球の「理想型」が凝縮されていた。
(「メジャーリーグPRESS」四竈衛 = 文)
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