トヨタセラ、出す根拠のなかったクルマ!

80年代終盤以降、この時期からトヨタのクルマ作りもおかしくなり始めた。トヨタはヒトが多いからか、病巣が拡がるにも時間がかかり、マトモな範疇のクルマもあったが。

マークⅡなど2リッター超の直6系やSW20型MR2らはマトモでも、ソアラセリカ系らはおかしくなった。継続車両は病巣連鎖的蔓延でおかしくなったが、セラは全くの新規車両、単にダメなヒトが据えられた不幸だろう。

きっと、クルマ作り的に雁字搦めだったのだろう。流用FFコンポーネントで、ガルウィングドア系のクルマを作れと命じられ、ガルウィングドアの意味やレイアウトに依るインパクトなど考える時間も与えられなかったから、こんなおかしなまんまのクルマを出してしまったのだろう。

もし、4WD部品まで使えるならFRにした方が制震も品揃えもインパクトもあった。しかし、FFコンポーネントなら、最悪ミドシップにしても良かった。ミドシップガルウィングドアなら、フェラーリディノ206S的な存在になり得た。原価管理的にも、小排気量コンポーネントならばマシだったろう。トヨタのサラリーマンには、そんなクルマ好きもいなかったろう。2座ミドシップの5ナンバー最小排気量なら、十二分に存在価値はあり、ドアをデカくしインセクト型にして広く開ける必要もなかった。単に、ガルウィング型にして、直上に立ち上がる最小限開ければ済んだ。

トヨタサラリーマン技術者は、貴重なチャンスを自らでツブし、顧客には失笑を買っただけで終わった。

 

 

 

 

 

 

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トヨタ「セラ」を所有して23年! 整備ポイントと夏の灼熱地獄でも乗り続けてしまう理由をオーナーに聞きました
4/22(土) 12:12 Yahoo!ニュース
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ガラス製キャノピーとバタフライドアで圧倒的な個性を放ったセラ
 
1990年式のトヨタ・セラ(スーパーライブサウンド
日本旧軽車会の主催で2023年3月5日に開催された「昭和平成クラシックカーフェスティバル」。会場となったキヤッセ羽生には、約200台もの国内外の旧車が集合。今回は、バブル期に未来感たっぷりでデビューしたトヨタ「セラ」を大事に乗っているオーナーを紹介しよう。

【画像】バブル時代の身近なスーパーカー!? 綺麗にキープされた「セラ」を見る(13枚)

23年前に大学生だった息子のために購入
1990年式トヨタ「セラ」のスーパーライブサウンド仕様でイベントに参加していた五十嵐さん。セラの特徴のひとつであるバタフライドアを跳ね上げて展示し、興味をもった人たちのさまざまな質問に答えていたのだが、じつはこのセラ、本来は息子さんのために購入したものだという。
「23年くらい前に購入したんですが、もともとはウチの子どもが大学2年の時に“セラを探して”っていうことで、手に入れたんです。2年くらい息子が乗って、その後2年くらい娘が乗ったのかな。当時でさえ見ないクルマだったんで、そのまま引き取って4~5年乗って。その後は、ナンバー切って10年くらいは車庫に置いといて、ナンバーを取り直したのが4年前くらいかな」

夏は暑いが、それ以上の魅力も
車庫に置いていた10年間もただ放置していたわけでなく、少しずつ手は入れていたそう。足まわりはEP9系「スターレット」のストラットとスプリングをセットし、前後にタワーバーを装着。今回は交換していたが、普段のホイールはレイズの17インチをセットしているそうだ。
ところでセラといえば、上部がほぼガラス張りのグラスキャノピー・グラストップが特徴だが、実際乗ってみるとどうなのだろうか。一部には上がガラスなので直射日光が入り、夏は地獄だという話もあったが……。
「サンシェードも付いているんですが、頭が少し熱くならない程度です。だから帽子をかぶって運転しています。夏はほんとに地獄で、去年の春にエアコン全部直しました」と語る。だが、23年間も所有しているのはそれ以上の魅力があるからのようだ。
「上が見えるというのはオープンカーと一緒なんですけど、寒い夜や雨の日なんかも室内から空が見えるのがいいんですよね。小さくて、全面ガラスなんで見渡しもいいんですよ。だから、運転してて楽なんです。それとこんな小っちゃいクルマで、ドアがこんな風に開くクルマは少ないですから」

バタフライドアのダンパーはすでに3本目
そのバタフライドアは、開けた際にダンパーで支えることになるが、ダンパーの耐久性はあまり高くなく、すでに3本目だという。
「ドアを閉めっぱなしだと、ガス圧がかかりすぎて抜けるのかとも思うんですけど……。ダンパーが弱くなってくると、冬はドアが下がってくるんですよ。夏は開けっ放しにできるんですけど。今のは交換するのはまだ先のことになると思います。部品はあるんで、今のところは心配はないですね」
ドアダンパーの他、レンズ類を1セット、ドアを左右1セットずつ、ネットオークションで7000円で購入したというトランスミッション(AT)などのパーツもできる限りストックしているという。まだまだこのセラに乗り続けることになりそうだ。
「足まわりはスターレット系が使えるんで、大丈夫だとは思いますけど、他は厳しくなってきてますね。今後は、外装に少し錆が浮いてきているんでその対応と、足まわりのハブベアリングとかは変えていきたいです。長く乗れるように。とりあえず免許返すまでは乗ろうかなって感じですね」
近藤浩之 
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