阪神青柳、勤続疲労と他球団研究、誰でもわかる!

金村、日ハムの時、ヒルマン監督とケンカして阪神に出され、引退してコーチにもなった。

青柳、この2年は活躍しているが、他の投手に比べてマークされてなかったし、データ対応以上に雨も効いていた。

今年は思ったより雨登板少ないし、ピッチングはハッキリ研究され、相手チームが左打者だらけの打順を組んで来ている。また、自分に疲労が来て、球威は落ちてなくても慣れられている。

ソレに対して、カレは何か変えたり武器やピッチングパターンを増やしているか?相変わらず、右打者インコース/左打者アウトコースツーシーム尽くし。相手チームの研究対策の成果が出ている。

元々、リストダウンリリースのサイドハンド、カーブやスライダーはほぼなく、右打者インコース/左打者アウトコースへのツーシーム尽くしで、そのキレ頼みのピッチングだ。自らのスピード強弱でシュートやシンカーをコントロールしているワケでもない。

今更、右打者アウトコース/左打者インコースを練習しても遅いし、カーブやスライダーを練習するのも問題外だ。江川卓コシヒカリ的なその場凌ぎだけで、長くは持たない。今のリストダウンから、ホップ回転リリースにする方が微調整で済む。

リストコックするリリースもマスターすれば、使える球種もタマ筋も増やせるが、時間がかかる。

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阪神】登録抹消のエース・青柳晃洋 昨季コーチ・金村暁氏が指摘する〝明確な修正ポイント〟
5/21(日) 5:16 Yahoo!ニュース
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昨季と一変し、苦しい投球が続く阪神・青柳
グラゼニ球論・金村暁阪神・青柳晃洋投手(29)が20日、不調のために登録抹消となりました。今季は初の開幕投手を務めながらも7試合で2勝3敗、防御率5・63。昨季の最多勝最優秀防御率、最高勝率のリーグ三冠を獲得した〝輝き〟は今季は影を潜めており、再調整の首脳陣の判断は致し方ないように感じます。

 ただ、過ぎたことを悔やんでばかりいても、仕方がありません。大事なのは、可能な限り迅速に昨年の状態に戻すこと。ここまで思い通りに投げることができず、さまざまな感情が交錯していることは想像できるだけに、まずは一度、心身のリセットを済ませ、再起への一歩を踏み出してほしいと思います。

 技術的に取り組んでほしいこともあります。それは左打者への内角への投球。足元へのカットボールや内角高めへの直球を再度、磨いてほしいという点。19日の広島戦のように基本的に青柳の登板日は、敵は左打者を多く並べた布陣で臨んできます。ただし、それはもう分かりきっていること。その上で「どう攻めるか?」。今季はこの部分での物足りなさを感じる場面が多々あります。

 対左打者の攻めが外角中心に偏りがちで、そこを相手に踏み込まれ、痛打を喫する場面が多く映ります。もともと的を絞らせないようにして、凡打の山を築くのが持ち味の投手。最終的にはゴロを打たせるのが持ち味であり、それをより生かすためにも、ベース板を広く使った投球スタイルで、復活への糸口を掴んでもらいたいと思います。

 実は昨年も夏場以降、状態が悪い時期がありました。一軍投手コーチだった当時、左打者へ攻め方を見直したことで状況を打開した記憶があり、今季2勝目をあげた12日のDeNA戦も中盤以降、内角への直球系の割合を増やして8回途中まで投げたことを踏まえると、やはり復活への〝ヒント〟はこの部分に見え隠れしているように感じます。

 また、投球フォームの部分でも、重心がやや三塁側に流れた体勢でフィニッシュを取るシーンが多くなっています。この部分も今季ここまで、やや左打者の外角中心の投球が多くなっていることが関係しているようにも思えます。

 好調時、フィニッシュを取った時の重心は、真後ろに跳ね返るのが青柳の本来の姿。再調整中にブルペンで投げ込むべきは、右打者の外角であり、左打者の内角。これは三塁側へと流れがちになっている現在のフォームに〝矯正〟を促す意味でも効果があるかと思います。

 シーズンはまだ残り100試合以上と〝挽回〟は十分に可能な時期。この悔しさをバネに、一日も早いエースの復活を期待しています。(本紙評論家)
金村暁 
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