ルーフCTR、ポルシェを抜くのはチューンドポルシェ!

RUFルーフ、昔はBMWアルピナやシュニッツァー、メルセデスのAMGと並び称されたチューンドポルシェだった。

ルーフは、時にポルシェと異なる選択をする。初代911ターボ=930ターボをポルシェは4MTで出した時、ルーフはこのクルマには5MTが必要だと、ゲトラグに5MTを作らせ、BR2として出した。

ソレを雑誌特集でポール・フレールに取り上げられ、アロイス・ルーフはフレールの様々な質問に答え、信用を勝ち取った。

ポルシェが959、フェラーリがF40を出す最高速テストに、ルーフは930ルックのCTRを出し、カレらを破った。

フラット6をターボチューンしながら、BTRやCTRをバージョンアップして行ったが、CTR3ではRRからミドシップ化された。

本家ポルシェがフラット6を4リッター化した頃、ルーフは「コレ以上の排気量アップに依る高出力化は不可能だ!」と、フレールの後押しを得てケネカー開発の4.5リッターV8を997搭載に踏み切った。RGT8、カーグラ放送から約10年経つが、どうなっているだろうか?

本家ポルシェも、カイエンやパナメーラに4.5リッターV8を搭載しているが、911(タイプ992)に搭載する企画はないのか?

 

 

 

 

 

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【クラシック オブ ザ デイ】伝説のイエローバード ポルシェやランボより速かった当時の世界最速車 ルーフCTR 1物語
7/10(月) 9:20 Yahoo!ニュース
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1987年、”イエローバード”は世界最速だった。ルーフCTR 1は、かつてポルシェやランボルギーニよりも速かったことから伝説となっている。1987年当時の世界最速のクルマが、本日のクラシック オブ ザ デイだ!
 
1987年、ルーフCTR 1”イエローバード”は世界最速だった。
「ルーフCTR 1」は当時世界最速のマシンだった。「CTR」とはグループC、ツインターボ、レピュテーションの略。1987年に登場すると、イギリスの雑誌『Road & Track』によるスーパースポーツカー比較で、「ポルシェ959」、「ランボルギーニ カウンタック」、「フェラーリ テスタロッサ」を打ち負かした。

 
ルーフCTR 1は、リアに搭載された3.4リッター・ボクサーから469馬力の大出力を得ている。
最高速度339km/hは、(そして今も)印象的な成果だった! しかし、「イエローバード」と命名されたこのスーパースポーツカーは、極めて無邪気な姿をしている。

もちろん、「ポルシェ911カレラ」をベースにした「CTR 1」には空冷6気筒ボクサーエンジンが搭載されている。「CTR 1」のエンジンは、3.4リッターの排気量から469馬力という強大なパワーを発生する。最大トルクは553Nm(@5100rpm)。

ルーフCTR 1の200km/h加速は10.5秒
 
軽量:CTR 1の車重は1150キロ。中身はピュアなモータースポーツ
これを可能にするのが、最大ブースト圧1.1バールのKKKターボチャージャー2基だ。インタークーラーは言うまでもない。燃料噴射と点火はボッシュモトロニックが担当する。「CTR 1」は、停止状態から100km/hまで4.2秒、0から200 km/hまでのスプリントは10.5秒で駆け抜けた。

テストドライバーのシュテファン ローザーがニュルブルクリンクのノルトシュライフェ(北コース、通称「緑の地獄」)をドリフトする、ルーフが公開したプロモーションビデオで、「CTR 1」はついにカルト的な人気を獲得した。AUTO BILD SPORTSCARS誌は、「CTR 1」とその兄弟車に搭載された爆発的なパフォーマンスを説明するために、2008年にルーフの「CTR」シリーズに関する記事のタイトルを「Scream if you can」とした!

イエローバードで感じるモータースポーツ
「CTR 1」は一貫して軽量化されている。ボンネット、フロントウイング、ドアはアルミニウム製。インテリアは必要最低限のものだけに完全に絞り込まれている。バケットシートと4点式シートベルトにより、運転席と助手席は横方向の加速に耐えられる。リアシートベンチも断熱材もない。エキゾーストにも熱交換器がないため、室内に暖房はなく、窓が曇らないようにパーキングヒーターがあるだけだ。

29台製造、価格不明
「CTR 1」の現在の価格については推測するしかない。ルーフのシャシーナンバーで29台が製造され、現存するのが何台かも不明だ。顧客車両もあるが、実質的には非売品である。もし売りに出されていたとしても、とんでもない金額だ。後継の「CTR 2」でさえ、今や価格は50万ユーロ(約7,900万円)をはるかに超えている!
Lars Hänsch-Petersen

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