藤浪晋太郎、カレも鍛練の意味を知らずに生きて来た?

今の藤浪晋太郎、直接は上原浩治とダブる。

カレも、先発を志向していながら、好結果を導いたのは巨人時代原監督にイヤイヤやらされた中継抑えだった。東海大仰星時代は建山の控え投手兼外野手、私大セレクションにも掛からず、1浪時代に鍛練したおかげで大体大で頭角を表した。とはいえ、鍛えたのは上体中心、足腰は土台不足。10代鍛練せず、手っ取り早く強いタマを投げるべく瞬発力トレーニングするMLB投手達と同傾向だ。だから、割と立ち投げで高く早いリリースが特徴で、角度が良く、少ない球種ながら同じフォームからコース投げ分けデキる特殊な投手だった。だから、当時サイン盗みのウワサが絶えなかった野村ヤクルトさえネジ伏せた。1年目から20勝挙げたが、以後は足腰鍛練不足が祟り右足太腿ウラ肉離れが頻発したし、メジャー式を振り回しノースロー調整ではコントロール他のスキルを先発スタミナレベルで維持するコトはデキなかった。MLBでは、中継抑えとして、同じフォームからの球種投げ分けスキルが活き、日本人初ワールドシリーズ胴上げ投手にもなった。しかし、カレも足腰鍛練不足のツケと粗悪メジャー球でのフォーク多投で、トミージョン手術のお世話になった。

藤浪晋太郎の場合、上原浩治より10センチ背が高く手足も長い。スピン系のリリースでも大谷翔平同等のスピードが出る。大阪桐蔭時代の鍛練で、スキルは高く動作が早い。だが、時折カラダの動きのタイミングがバラバラになるコトがあった。高3夏大阪府決勝など、突然乱れる傾向はあった。阪神入団後も、割とわかりやすく好不調はあった。だが、最初の3年、カレは投手として大谷翔平より先にCSや日本シリーズのマウンドに立ったし、勝っていた。だが、3年目を終えたオフ、ダルビッシュ有田中将大大谷翔平と体重バカ増しによる球威向上トレーニングに参加してしまった。3人はテークバックをショートアーム化し、前への体重移動を強くするフォームにチェンジしたが、藤浪はそのままのフォームで投げようとした。ソコでフォームのバランスを崩し、右打者アタマへ抜けダマが増えた。ちゃんと投げ込みしていれば、カラダのZ軸ヒネり戻しのタイミングが合うポイントを見つけるコトがデキたのに、阪神指導陣も藤浪自身もしなかった。きっと、阪神指導陣はヨコ振りが原因とはわかっても、原因も対処法も藤浪に提示デキなかった。捕手の梅野も、外に構えるだけだった。大笑いだったのは、藤浪にマウンドで弓引ポーズやらせて、あの不自然極まりないカラダタテ使いの去勢フォームをやらせたコトだった。野球始めたばかりの子供か、イップス治療かという迷指導だった。

カネモト⇒矢野の不毛の7年を越し、漸くMLBに移籍デキた。ああしろこうしろ、雁字搦め指導はない。日本では子供の野球でも稀だが、捕手のミット目掛けて全力投球するだけのスタイルに戻っている。その日により、フォームのカラダのヒネり戻しタイミングにアタリハズレがあるだけだ。良い日があるコトを見せているし、良い時はMLBにフィットした指折りのパワーピッチャーなのだ。悪い日は、サッサと見切り降ろすしかない。そういう日だ。死球食ったら、な~んて日だ!

怠惰なMLBトレーニングでは、フォームのカラダのZ軸ヒネり戻しタイミングという微調整をする投げ込みはデキない。松坂大輔だって、横浜高校時代の鍛練の貯金がソコで尽き、力任せ手投げでトミー・ジョン手術のお世話になり、ボラスに日本送還された。先発だと、中4日怠惰な日を過ごすし、挙げ句タイミング合わない日が2・3度続けばファーム送りにされる。

藤浪の場合、カレ自身が原因をキチンとわかっていないでこのトシに至っているのが問題だが、ならばタイミング合う登板数を増やす意味では中継抑えしかないのだ。

カレ、197センチって、ジャイアント馬場と同じ身長だ。カレはカラダもクチもキレ良く動ける。手足も長い。ストレート/スライダー系のピッチャーでフォーク依存ないので、手も大きく指が長いコトと合わせて、トミー・ジョン手術のリスクも低いように思う。

実は、密かに、次のWBCの中継抑えに期待している。大谷翔平藤浪晋太郎、あの高校選抜でも実現しなかった継投、ヘタするとWBC決勝に大谷翔平ダルビッシュ有藤浪晋太郎のリレーが見れないか、期待している。大谷翔平は先発でないと、大谷ルールのメリットないから。

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オリオールズ・藤浪 なぜ先発こだわるのか 「言葉にするのは難しい」「野球をやってるなと実感」
8/16(水) 6:00 Yahoo!ニュース
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 オリオールズ藤浪晋太郎(提供:ゲッティ=共同通信社
 オリオールズ藤浪晋太郎投手(29)がこのほど、デイリースポーツの単独インタビューに応じ、先発復帰への思いを明かした。

 藤浪は「(先発を)もちろんやりたいですけど」と即答してから「現状で求められるのは先発ではないので、今季は中継ぎに徹することになる。それ以降(来季)はできれば先発をやりたいなとは思います」と本心を打ち明けた。

 今季はアスレチックスで開幕ローテ入りを果たしたが、4登板で0勝4敗、防御率14.40と結果を残せず、4月末に配置転換。7月中旬にはオ軍へトレードされた。

 オ軍ハイド監督がその投球にほれ込むなど、中継ぎとしての評価が高い藤浪は「リリーフはやりがいのある仕事ですし、素晴らしい仕事だと思う」としながらも、「言葉にするのは難しいですけど、単純に楽しい、野球をやってるなと実感するのは先発ですね」と正直に明かす。

 1年契約。今オフも先発の機会を求めて球団を選ぶことになりそうだ。

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