この台湾戦、あくまで、スーパーラウンド最終戦であって、本番は明日の決勝。だから、抜いた試合をした。台湾チームを投打とも探った、意義ある前哨戦というのが、馬淵監督のスタンスだろう。だが、選手達にそんなスタンスはドコまで伝わっているだろうか?単に、負けても良い試合としか、伝わってないのでは?
負けたら終わりのトーナメントと違って、1つか2つ負けても可能性残るリーグ戦は精神面の切替が難しい。今回の高校選抜でも、甲子園勝ち抜き組は幾分切替がデキると思うが、別途選抜組はそうでもないだろう。1試合、負けても良いと気楽に取り組むメンタル、明日負けてタマるかと切替られるか?
正直、全て勝ちに行く姿勢で行き、負けたら悔しさを以て、翌日勝ちに行く姿勢の方が良かったのでは?
今のNPBの楽天など見たら、週に1試合田中将大の試合を負けて良い試合にしただけで、切替デキないチームはこの3年ボロボロになっている。プロでデキないコトが、高校生でデキるか?
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【U18】馬淵史郎監督、台湾との“前哨戦”に完敗「この完全アウェーでやるのは経験ない」一問一答
9/9(土) 22:19 Yahoo!ニュース
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試合後の高校日本代表・馬淵史郎監督(カメラ・加藤 弘士)
◆第31回WBSC U18W杯 スーパーラウンド 台湾5―2日本(9日・台湾=台北天母野球場)
2位以上を確定させ、決勝進出を決めた日本が、あす10日の決勝でも激突する台湾との“前哨戦”に敗れた。
初回に4番・武田の適時二塁打で先制するも先発・高橋が3失点、2番手・森が2失点と強力・台湾打線につかまった。6回に6番・高中の適時打で1点を返すも反撃は及ばなかった。
異例となる2連戦の初戦を落とした日本は2位で決勝進出。あす10日・決勝で再び台湾と対戦し、悲願の世界一を目指す。
以下は馬淵史郎監督の試合後の一問一答。
(テレビ中継のインタビューで)
―今日は2対5というゲームだった
「いや、もう幸先良かったんですけどね。やっぱり投手陣がカウントに苦しんでね、もうカウント取るのがやっとの状態だったんで、点取られたのは先頭バッターフォアボールっていうもう最悪のパターンでね、行きましたんでね。流れ的に悪かったですね」
―初回は台湾に盗塁も絡めた攻撃をされた
「そこまで余裕がなかったんでしょうね。走られるぞっていうことはね、ベンチから大声で言ったんですよね、聞こえないんですよね、モーションもでかいし、そのあたりが反省するところは反省なんですけどね」
―中盤から終盤にかけて0点に抑えた
「そうですね、このバッターはどういう球種が苦手なんだろうとか、どのコースが苦手なんだろうということを明日のゲームもあるんで、探りながらやったつもりなんですけど。いかんせん、ピッチャーがね、もう、ストライクがちょっと緊張なのか、連投疲れなのかね、その辺のことはわかりませんけど、もうちょっと上手くやっときゃ失点も少なかったんじゃないかなと思いますけどね。こうなるともうライトの落球だとかね、非常に流れが悪くなってしまうんですよね」
―打撃陣に関しては2得点だった
「やっぱりもうちょっとプレッシャーかけられる状態だったらね、もっとエンドランかけたりとかね、色々あったと思いますけど、何もあの点差ですからね。向こうのピッチャーもプレッシャーなしに投げれるし。思った以上にいいピッチングができる。こっちはなかなかその攻撃がリズムに乗れないという展開になってしまいましたよね」
―高中選手のタイムリーなど簡単に終わらなかった
「高中君のあの一打は明日につながる一打なんだと僕は思ってるんですけどね。よくあそこでね、食いついていきましたよね。まあ、明日の投手も好投手ですからね。なかなか点が取れないうちは簡単に点をやってしまうと今日みたいなゲームになるぞということでね。反省したいと思います」
―このアウェーの空気感も経験できたことは大きいプラスポイントか
「おっしゃる通りでね。いきなりこの完全アウェーの中でやるのはね、そんなに経験ないと思うんで。でも甲子園でやったことのある選手ばっかりなんでね、ほとんどが。そこを克服して、明日やってもらいたいですね」
―改めて、あす決勝戦。
「土俵には上がったんでね、とにかく同じ高校生がやるんですから、同じ年代ものがやるんですから、どっかに隙があるはずなんでそこをついて、必死に食いついていきたいと思います」
報知新聞社
記事に関する報告
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