歴代最強投手をたった164人で決める?

ライター含め、ココには統計をキチンと勉強したヒト、いないの?記事に出すなら、単なる野球ファン164人では御粗末だ。少ない調査対象になるほど、ファンの知識レベルも必要だ。特に40代以下は、川上巨人V9や上田阪急・古葉広島・森西武・野村ヤクルト日本一の時代も知らないのだ。たった164人だと、混じったニワカファンの痛手な比率が高くなる。その他が、1位得票の倍もあるようではダメ調査だ!

何を以て歴代最強投手?デカくてスゴいタマ投げたら最強?3年4冠だと最強?ロクに完投もしないのに最強?

歴代最強投手というなら、1番に金田正一を挙げられない時点で、投票したそのヒトはニワカだと思う。当時ダメなチームだった国鉄(現ヤクルト)で、400勝の大半を挙げた。勝敗に関わる場面、中何日でも連投であろうと、先発中継抑えドコでも投げた。勝敗の7割を占めると言われる、投手メンタルが全く違うのだ。

山本由伸、単に場を与えられれば頑張るというだけの投手だ。週1の先発以外、何の関心もない。日本シリーズ初戦負けても、沢村賞表彰式に出ていた。

ダルビッシュ有は、スゴいタマ投げるだけ投手の代表だ。甲子園決勝エスケープなど、アマ時代からそうだ。

江川卓王貞治との無気力試合合戦で、勝てない第1期長嶋巨人ラスト2年、勝てない王巨人を作り、王監督時代に引退した。あの肩甲骨ツボの話を信じてる者はいないだろう。

間違いなく、金田より下でもカレらより上にいなくてはならないのが、第1回第2回WBC制覇&MVPと日本一とワールド制覇の松坂大輔と第2回WBC制覇と24勝0敗日本一とヤンキース田中将大だと思う。

歴代最強投手に求められる要素を考えればわかるコトなのだ。

 

 

 

 

 

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「歴代最強だと思う先発投手」ランキング!3位「江川卓」、2位「ダルビッシュ有」を抑えた1位は?【プロ野球ファン164人に聞いた】
2023.12.15
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写真:PIXTA
まっさらなマウンドに向かう堂々とした姿。そして試合が始まると、圧倒的な投球で相手打線をねじ伏せる。野球というスポーツにおいて、4番と並び各球団の象徴となるエース投手は、いち投手以上の特別な役割を果たします。


単にストレートのスピードが速い、球種が多いといった優れた投手というだけではなく、ここぞというときに試合の流れを決める圧倒的な存在感、試合を壊さない安定感、そしてファンの期待を一身に背負う責任感や覇気をまとった投手のことを指すと言えるでしょう。



これまでプロ野球史には、エースと呼ばれる世代を代表する数々の先発投手が存在してきました。

皆さんは「日本プロ野球の歴代最強の先発投手といえば?」と聞かれたら、真っ先にどの投手を思い浮かべるでしょうか?

そこで今回は、全国のプロ野球ファン164名を対象に「日本のプロ野球であなたが歴代最強だと思う先発投手は?」というアンケートを実施しました。なお、歴代勝利数など獲得タイトルだけを回答の判断とはせず、「最強」という定義付けから回答者の方に委ねています。

果たして、ファンの心に残る歴代最強の先発投手は誰なのか。気になる結果をランキング形式で紹介します。

【第3位】江川卓(16票)
第3位は元祖“怪物”こと、江川卓投手でした。

プロデビューの1979年から巨人で27試合に登板、9勝をあげるとプロ2年目の1980年シーズンには16勝と大ブレイク。また、翌1981年に関しては個人として投手五冠王を獲得、同じ球団にいながらライバルだった西本聖投手とともに投手陣を牽引し、この年73勝(当時は1シーズン130試合制)をあげたチームは4年ぶりのリーグ優勝、そして日本シリーズでは日本ハムを4勝2敗で破り、巨人は8年ぶりの日本一に輝きました。

球種はスピード球威ともに抜群のストレートとカーブという2球種ながらも巧みに使い分け、以降も1987年の引退シーズンまで2ケタ勝利をあげ続け、わずか9年という短いプロ生活でしたが通算135勝(72敗)という輝かしい成績を残しました。

現在は解説者や評論家、そしてYouTube公式チャンネル「江川卓のたかされ」などで野球ファンに向け江川投手ならではの観点から、分析や解説を発信をしています。

あの浮き上がるようなストレートは江川さん以外に投げた投手を知らない。ストレートとカーブの2球種であれだけ圧倒的な投球は類をみない。(58歳・男性)
カーブとストレートの組合せだけで、この2つの球種を同じフォームから繰り出すことで、大きな実績を上げている。シンプルなフォームは理想形と言われている。(49歳・男性)
怪物と言われ、とにかく球が速かった。ストレートとカーブだけで、打者を抑え込んだ。(52歳女性)

 
【第2位】ダルビッシュ有(18票)
第2位はサンディエゴ・パドレスに所属するダルビッシュ有投手でした。

東北高校から2004年ドラフト1巡目で北海道日本ハムファイターズから指名を受け入団しました。1年目となった2005年シーズンは14試合に登板し完封を含む5勝という堂々たる成績。翌2006年シーズンから日本での最後のシーズンとなった2011年シーズンまで6年連続で2ケタ勝利を継続。沢村賞も獲得した2007年以降は5年連続で防御率1点台という、球界を代表するエースとして華々しい成績を残しました。


メジャー移籍後も現在まで4チームに在籍。現在まで日米通算196勝をあげており、来シーズンの200勝達成が目前に迫っています。

150キロ台後半の威力ある速球に加え、多彩な変化球を投げ分けメジャーの強打者たちを翻弄する卓越した投球術に称賛の声が集まりました。

また、今年開催されたのWBCワールド・ベースボール・クラシック)では世界を知るベテラン選手として、日本代表の中でリーダーとして献身性や年下の選手に対する振る舞いが称賛されました。

高身長からの速球とその変化球も超1球品だから。スタミナやコントロールも素晴らしいから。(32歳・男性)
ダルビッシュさんがWBCでの活躍、リーダーシップを見てこの人が人間的に最強だと思いました。(44歳・男性)
制球力、気力、技術、すべてが一番だと思います。(68歳・男性)
日本での無双状態のピッチング。MLBでも年々新球種を取り入れながら安定したピッチングを継続している。今だにサイヤング賞受賞を期待してしまう程の投球術。(58歳・男性)
【第1位】山本由伸(21票)

写真:AP/アフロ
僅差ではありましたが、時代を超えた錚々たる名投手を抑え1位に輝いたのは、現在どのメジャー球団に移籍するのか大きな注目が集まっている山本由伸投手でした。

山本投手は都城高等学校から2016年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団。プロ1年目となった2017年シーズンは5試合に登板し1勝1敗という成績。2年目の2018年は主に中継ぎとして54試合に登板、36HP(ホールドポイント)を記録しました。

2019年からは先発に転向し、この年8勝(6敗)をあげると、初のタイトルであるリーグ最優秀防御率投手賞を獲得。2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響により試合数が短縮となったシーズンでしたが前年と同じく8勝(4敗)、最多奪三振タイトル獲得という結果を残します。

そして翌2021年シーズン、山本投手はシーズン15連勝を含む18勝(5敗)、防御率は脅威の1.39、206奪三振など、傑出した数字を残します。沢村賞を始めとする投手賞を総なめにしチームのリーグ優勝の立役者となりました。翌2022年シーズン以降は15勝、かつチームも日本一を達成。2023年シーズンは16勝でリーグ三連覇に大きく貢献。

160キロに迫るストレートにキレのある変化球と、すべての球種が抜群の完成度である山本投手はチームという枠を飛び越え25歳という若さにして誰も疑いようのない「球界のエース」となっています。

長い球史において、現在の山本投手より多くの勝利数をあげた投手は数多くいますが、史上初となる主要投手部門での「3年連続4冠(最多勝最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振)」という記録、そして2021年シーズンから3年連続でチームをリーグ優勝に導いたまさにエースとしての抜群の存在感が回答いただいたファンに「最強先発投手」として強く印象に残っているため、今回1位という結果になったのかもしれません。

移籍候補先のひとつとされているロサンゼルス・ドジャースとの面談では先ほど入団会見を行った大谷翔平選手も参加したという報道がありました。最高峰の日本人選手たちによる、伝統あるメジャー屈指の強豪チームでの「夢の共演」は果たしてあるのでしょうか。野球ファンとしては期待してしまいますよね。

現役選手としてトップを誇る安心感で、プロ野球の進化を考えると歴代最強と言えます。(45歳・女性)
先発投手として圧倒的な成績を残しているから。ストレートは早く、変化球も多彩、制球力も良いという全てにおいてハイレベルである。(26歳・男性)
ズバッとギリギリのコースに投げ分ける豪速球とキレキレの変化球はまさに大リーグボールだ。(49歳・男性)
数字だけ見ても圧倒的にすごいと思います。完投能力もあり三振も取れ、且つ全ての球種が勝負球として使える所です。メジャーでどれほど通用するのか楽しみですね。(37歳・男性)
2021〜2023まで無双状態。今年はWBCの金メダルも獲得したし、メジャーに行っても無双を期待してます。(48歳・男性)
4位以下の選手とコメント
田中将大(15票)

メジャーに挑戦する前年はスゴすぎました。負けないし、チームを日本一に導くのはスゴかったです。(40歳・男性)
24勝0敗のシーズンでは打たれる気がしないほど圧倒的だったから。(36歳・男性)
2013年の無敗でのリーグ優勝。そして、感動的な日本シリーズの最終場面。持っている選手であり、最強だったと思います。(44歳・男性)
大谷翔平(14票)

ピッチャーとしての能力はもちろん、人間性など全ての面で優れていると思うからです。(26歳男性)
日本最強の器では収まらず、今や世界最強の野球選手だと思います。球速、変化球のキレ、どれを見ても世界最強の先発ピッチャーだと思います。(22歳・男性)
松坂大輔(12票)

高校野球で全国制覇、プロ入り後も西武、オリンピック代表、WBC、メジャー移籍後もレッドソックスワールドシリーズ制覇。後半は怪我で苦しみましたが、プロ入り後の約10年は松坂大輔が中心で圧倒的な存在感があったと記憶しています。(49歳・男性)
まさに平成の怪物投手。実績がとにかくすごい。甲子園優勝に始まり、日本プロ野球で日本一、アメリカのメジャーリーグワールドシリーズ制覇をしている。(31歳・男性)
金田正一(9票)

国鉄、巨人でプレーした名投手で、400勝投手である。(68歳男性)
勝利数が圧倒的ですし、元プロ野球選手が口を揃えて名前を上げるくらい素晴らしい投手でした。(40歳・男性)
結果はこちら

アンケートの回答結果をもとに筆者作成
アンケートの結果はこちら!僅差ではありましたが、山本由伸投手が1位に輝きました。二刀流の大谷投手も5位にランクインしており、投手としてのスゴさも改めて認識できますね。

それだけ魅力的な先発投手が、プロ野球界には大勢いるという事でしょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年11月28日
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:164

※記載している回答は原文ママ

※2023年12月14日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「投手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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