このヒト達、一体何を言っているのか?今の打者大谷翔平がMLBで打てている理由を掴めていないのか?一番大事なコトが、出て来ていない。NPBで5年、MLBで6年なのだから、比べて考えればすぐに答えは出る。なのに、NPBでの5年をちゃんと見てない、分析デキてないヒト達ばかりだから。
実際、NPBでの5年、打者としてそんなに打てなかった。投手としては3年2ケタ勝ったが。少なくとも、最初の3年は投手としてなら藤浪晋太郎に負けていたし、打者としてもソコまで打ってない。投手登板前後の日は休み、打者として恐々起用され、そんなに打席も与えられず、起用されてもまるで巨人⇒ロッテ山本功児のような使われ方だったし、打ち方も変化球に合わせるモノだった。だから、ホームランも5年で50本くらいだった。日本にずっといても、投手優先起用で打者は付け足し扱い、走塁でベースで捻挫もよくやってた。
何故、MLBで6年、打者としてこんなに打てたのか?考えたらすぐわかるだろ?MLB投手、配球の基本は力任せだからだ。NPB投手のように、内外高低緩急のキレもコントロールもない。ボールを打たせる、じっくり攻める配球スキルもない。タマ数を使いたくないから。不利なカウントでも、パワーボールでファールを取りに行く配球が殆ど。動くと言っても、スピードアベレージが高く、大きな変化はなく、ポイントの近い大谷翔平には見極めて打たれる。ノースロー育ちの投手ばかりだから、クロスファイヤーやらヒネた変化球もない。
元々、190センチ超のNPBではダンチ、MLBでも指折りの体格があり、NPB3年目オフの体重バカ増しに依るパワーへのシフトが大きい。投手としては、ショートアーム化でヒジの負担を増し、トミー・ジョン手術を招いたが、打者としてのパワーは掛け値ナシに向上した。NPBでは投手に揺さぶられ活かされなかったパワー、MLBでのパワーピッチやムービングボールに対して、より引き付けて打つバッティングに活かされ、センターより左へのホームランに特徴が出ている。
打者は、投手が打てるボールを投げなければ打てないのだ。
王貞治の868本も、王シフトに依るインサイド偏重配球がなければ、あんなに打たれるワケはなかった。
大谷翔平の大谷シフトは、MLB投手がフツ~な攻め方をしても打球の飛ぶ方向を調べて、守備位置を変えているのだ。
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打者・大谷翔平の凄さを名球会レジェンド7人で解剖すると納得の理由が集まった「二刀流だから打てる」
2/11(日) 22:06 Yahoo!ニュース
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ドジャースのキャンプ地で話をしながらクラブハウスに戻る大谷(左)と山本
メジャー本塁打王に輝いた大谷翔平投手(29)の「凄さ」。金本知憲氏、中村紀洋氏、小久保裕紀氏、石井琢朗氏、和田一浩氏、小笠原道大氏、福留孝介氏らレジェンド打者7人がYouTube「名球会チャンネル」で紐解いた。納得の理由の数々はさながら「大谷解剖論」のようだ。
「身体」を挙げたのは和田一浩氏だ。「凄いトレーニングして身体が大きくなってパワーが増した。技術も凄いが肉体的な凄さがある」と説明した。
「身体の柔らかさ」を指摘したのは金本知憲氏だ。「捻転差。最後の最後にヘッドが出てくる柔軟性。身体の力を最大限に発揮できる打ち方」と解説した。
「投手としての下半身」を挙げたのは石井琢朗氏だ。「ピッチャーをやっているから下半身も強い。バッターだけやっていたら打てないんじゃないかな。二刀流だから打てる気がする」と相乗効果を挙げた。
「思考」を指摘したのは小久保裕紀氏。「マイナスの結果が出てきてもマイナスの発言をしない。常にプラスの発言をする。意識してもあそこまでポジティブ思考でセリフは出てこない」と感心した。
「手の使い方の速さ」は中村紀洋氏が挙げた。「詰まるボールでもポイントまで出す速さがあるので飛んでいく。あの手の使い方は真似できない。真似出来ないイコール天才なんです」と指摘した。
小笠原道大氏は「身体のコントロール」を指摘し、「体勢を崩されたようでもヒットにできる」と説明。福留孝介氏は「下半身から使っていくその速さは僕らは真似できない」と解説した。
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