内外高低緩急コントロールやスキル、投げ込みナシに身に付くか?

広島カープの投げ込み復活ごときにバカ騒ぎ?野球マスコミって、相変わらずバカだ!元々、アメリカのスポーツ科学や医学など、野球に於ける理論がザル理論だと、誰も気付いていないのか?高校野球に代表される、日米アマチュア野球での鍛練の違い、主に持久力養成の顕著な違いをわからずに、高野連らのタマ数制限を支持報道してしまっている。

カープの投げ込み自体の適不適を問うつもりはない。10代からの鍛練がデキ、持久力の基盤がある投手は毎日2・300球投げても平気だろう。投げ込みのテーマが、内外高低緩急コントロールや力任せ球威以外のスキル開発であれば、タメになるハズだ。

問題はバカの国アメリカの、御仕着せスポーツ怠惰理論を日本のバカな中高指導者達が取り入れているため、鍛練の持久力系/瞬発力系配分がひっくり返っている可能性が高い。高校野球でのスピードガン表示、計測区間微細化により5キロ近く高いコト以外に、鍛練の瞬発力系偏重による5キロ近くがあるハズ。だから、か細い投手の150キロオーバーがよく見られるし、フツ~に打たれてる。

九里亜蓮は技巧派投手なので、昔で言う東尾修のように自分の調子のバロメーターや直球変化球のキレ具合を把握する必要がある。

アメリカのバカ理論、投手はタマの力で抑えるのが基本線、だから、タマの力が落ち加減になり、打者3巡目以降の100球メドで中継抑えにチェンジする。中4日休養中基本ノースロー、藤浪晋太郎なら投げ方忘れる。阪神で不毛な4年を過ごしたのは、ダルビッシュ有らに引き摺られて体重増やしたカラダを投げ方と合わせる作業を、中6日に全くしなかったからだ。

別に、全力投球で100~300球投げるワケではない。直球変化球のキレ維持や内外高低緩急や捕手のミット付近へのコントロールなど、個々人に課題や目的があって然るべきなのだ。

昔のV9巨人なら、ストライクゾーンに来ないボールはカウントしなかったらしいが。

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実は球数が増えてなかった、賛否両論の「カープの投げ込み復活」…運動理論全盛のいま、それでも投手が投げ込む効果と方法論
2/26(月) 11:02 Yahoo!ニュース
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32歳になってなお、投げ込みを重視する九里 photograph by KYODO
 23日からオープン戦が開幕し、沖縄や宮崎で行われていた春季キャンプが終了しつつある。今年は2月上旬に実戦を行ったチームもあるなど、各球団の色が出たキャンプとなった。

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 若手中心のメンバーで戦力の底上げを図った広島のキャンプには、これまで見られなかった光景があった。

 投手が投球練習を行うブルペンのマウンド付近では、コーチや監督、球団アドバイザーに加え、アナリストやトレーナーも見守っている。

 広島でも投球の回転数や軸などが数値化されるラプソードが導入され、投手は1球1球リアルタイムに球質を確認できるようになった。さらに体のメカニズムを熟知したトレーナーからの視点も選手に伝えられるようになった。

 科学的な進化に伴い投手の調整方法は変わりつつあり、古い体質のイメージが強い広島もまた新井貴浩監督の就任とともに変わろうとしている。

「コーチにはもちろん、アナリストやトレーナーにも、思ったことがあったら言ってきてくれと伝えている。選手のためになることならなんでも。一緒にやっていこうと」

 個人でも最先端のトレーニングを試したり、さまざまな技術論を探ったりできる時代。経験則によるコーチの主観からの指導だけでは説得力に欠ける。アナリストが数字として根拠を示し、トレーナーが専門的な知識からメカニズムを解説。いくつかの方法論を提案することで選手は選択することが可能となる。益田武尚や塹江敦哉のフォーム変更は、そういった多角的な視点から導き出されたものだったとも言える。

大切なのは選択肢の多さ
 昨秋のキャンプから投手の投球フォーム変更を提案したり、投げ込み日を設けたりとアイデアを出した黒田博樹球団アドバイザーも、あくまで決定権は選手にあると言う。

「自分の理論や、やってきたことが全部が正しいとは思わないし、全部がその選手に当てはまるとは思ってない。いろんな引き出し、材料を与えて、選択するのは選手。その選択肢を増やしてあげるっていうのが一番かなと思います」

 日本だけでなく、米国でも輝かしい実績のある黒田氏でも押しつけるような指導はしない。新井監督の方針に沿う形で対話を重視している。

 近年はキャンプ中の投げ込みは少なくなっているが、ブルペンでの球数もよく議論に上がる話題だ。

 今年の広島キャンプでは「投げ込みが復活した」と一部で騒がれたが、実はキャンプ中の投手のブルペン投球1回の平均球数は昨年と比べてもほぼ変わらない。

 それでも「投げ込み復活」と見られるようになったのは、キャンプ3日目の出来事が印象的だったからだろう。ともに19歳の斉藤優汰と日髙暖己の2投手が、黒田球団アドバイザーに加え、評論家として訪れた松坂大輔氏から熱血指導を受けた。その中で伝えられたひとつが「投げ込みの重要性」だったのだ。

「松坂さんは『投げ込みをしていた。投げないと体の使い方を覚えられない』とおっしゃってました。疲れた状態でどれぐらい投げられるか知っておきたい部分もありますし、疲れた中でちゃんと威力あるボールを投げられるようにしていきたいと思います」

 そう語っていた斉藤は、第2クール初日の2月6日にすぐさま投げ込みを実行した。キャンプ、練習では自身最多となる140球の投げ込み。この一連の流れが「投げ込み復活」のイメージを強くした。

 ただ、その内容を精査すれば、イメージとは異なる真実が見える。第5クールまでに100球以上の投げ込みを行った投手は、キャンプ初日に100球を投げた2年目の河野圭や斉藤を含め4投手しかいない。投手全体の球数は昨年とほぼ同じ。結果、広島キャンプで「投げ込みが復活した」という事実はなかった。

効果的な投げ込み
 だが、投げ込みの必要性を感じている投手は多い。

 2021年の春季キャンプで347球を投げ込んだこともある九里亜蓮は、32歳となった今年も120球を投げ込んだ。

「僕は投げ込みは大切だと思う。疲れた中で体をうまく使って球を生かす練習になる。あるいは、自分の感覚を掴むためにも投げ込んでいいと思う」

 投げ込みが無尽蔵のスタミナの源となり、昨季セ・リーグ最多投球回を記録した。今年は歩幅を狭めたフォームづくりのプロセスと位置づける。

 アマチュア時代から投げ込みによってフォームを固め、スタミナをつけてきた中堅以上の投手だけでなく、学生の頃から令和を生きる斉藤も140球の投げ込みから得た感覚があったと感じた。

「僕はあまり器用じゃないので、投げ込んで体に覚えさせるほうがいい。確かに(肩肘は)消耗品だとは思うんですけど、毎日100球投げるわけではないし、ケアをしっかりすればいいのかなと。それに、まずは正しい投げ方を身につけないと逆に消耗がひどくなるのかなと」

 投手には数字や理論だけでは掴めない感覚も重要になる。だからこそ、明確な目的を持ち、前後の投球数などで負担を減らせば、投げ込みも効果を発揮するのかもしれない。

体に覚え込ませるために
 新井監督は「僕は野手なので分からないですが」と前置きした上で投げ込みについての考えを口にした。

「プロで結果を残したピッチャーの方に話を聞いたら、みんな投げ込んでたと言う。やみくもに投げ込めとは言わないけど、体に覚え込ませるためには反復(練習)が必要だと思う。バッターでも振り込みがある。どちらかに偏るということではなく、臨機応変にやってもらいたい」

 指導と同じように、調整法も答えはひとつではない。投げ込むか、投げ込まないかの二択ではなく、時代の変化の中でも数多く投げることは必要とされている。まだしばらく、投げ込み論争は続きそうだ。
(「炎の一筆入魂」前原淳 = 文)
 
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