2+2オープン、乗って使ってみないと味わえないョ!

別に、ニッサンはK10マーチでもカブリオレ出してたから、K11マーチでカブリオレ出たからと言って、意外でも何でもなかった。それほど気合い入ったクルマではないのに、バカな床下補強して、バカ高値つけてワザワザ売れない理由を自ら作っていた。もちろん、シャフト結合あるFRと、フロント全集中のFFなら、FFの方が必要だが。

ワタシ個人は2+2オープンは所有したコトないが、ワタシが当時所有していたS12シルビアRS-Xに興味持っていた寮監のEXAカブリオレと互いにキー交換して乗っていた。

当時、残業フカして、同期や先輩、老若男女問わず乗せるにも不自由なく、厚木や海老名の市街や246をオープンでカーステレオをガンガンかけて走った。買い物で処分品の本棚など、煙突のように積んで帰るコトもデキた。

一応、ロールバーではないが、センターに幌支持用のバーがあったから、浮かれた後席のヤツがシート上に乗っても掴まるコトがデキた。もちろん、サツに注意されたが。

**************************************

こんなクルマよく売ったな!!【愛すべき日本の珍車と珍技術】電動で幌が開閉する愛嬌たっぷりのオープンカー! 中古で40万円から買えるマーチカブリオレ
3/15(金) 20:00 Yahoo!ニュース
  15
  
ベストカーWeb
 これまで日本にはたくさんのクルマが生まれては消えていった。そのなかには、「珍車」などと呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。しかし、それらのクルマが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。

【画像ギャラリー】実用性もスタイリングも犠牲にしなかった!マーチカブリオレの写真をもっと見る!(5枚)

 当連載では、これら「珍車」と呼ばれた伝説のクルマや技術などをピックアップし、その特徴を解説しつつ、日本の自動車文化を豊かにしてくれたことへの感謝と「愛」を語っていく。今回は、名車の派生モデルとして高く評価された、マーチカブリオレを取り上げる。

文/フォッケウルフ、写真/日産

■低価格でもオープンカーの楽しさが存分に味わえる
 1995年10月に開催された第31回東京モーターショーに、K11型マーチをベースにしたオープンモデル「マーチカプリオレ」が出展された。

 参考出品とあってショーモデルの域を出ていなかったが、小型で4名乗車ができるおしゃれな雰囲気を演出したオープンカーに対する反響は大きく、日産は2年後の1997年にユーザーの要望に応え発売する。

 発売当時の価格は5速MTが169万8000円、CVT車が179万6000円という、マーチベースのモデルらしく気軽に付き合える価格設定としていた。現在、中古車市場では39.8万円~88万円ほどで流通している。

 オープンカーとしては低価格のモデルだったが、ルーフは電動開閉式ソフトトップを採用したうえに装備類も充実していた。クリーンフィルター内蔵のオゾンセーフエアコンを装備し、ステアリングやシフトノブ、パーキングブレーキレバーといったドライバーが触れる部分は抗菌処理が施され、ウインドウは全面UVカットグリーンガラスを採用。

 運転席・助手席SRSエアバッグシステム、ABS、前席ロードリミッター付プリテンショナーシートベルトを備えるなど、安全装備についてもベース車に対してグレードアップされていた。

 オープンカーで懸念されるボディ剛性については、安全性を重視したゾーンボディコンセプトをベースに入念な強化が図られている。特に乗員を取り囲むキャビン周辺には補強材などを加えることで剛性の確保が図られた。

 また、センター部には専用に開発したルーフレールを備え、さらにAピラーの強化や三角窓を装着。こうしたオープン化に伴うボディ強化は、マーチカブリオレの能力を高めるとともに専用の造形として個性を主張するポイントとなっている。

■ルーフはスイッチ操作で簡単に開閉できる電動式
 目玉装備のひとつである電動開閉式ソフトトップは、耐久性と耐候性を確保したうえで使いやすさを重視した作りがなされている。開閉手順はいたってシンプルで、ソフトトップのカバーを外したあと、インパネ部に設けられたスイッチでルーフの開閉操作を行う。

 今どきは低速走行時に開閉操作が行えるオープンカーもあるが、マーチカブリオレは安全性を考慮して走行中は開閉できない機構としていた。また、トランクルーム内にはオート/マニュアルの幌開閉切替スイッチが設けられており、電動機構になんらかのトラブルが生じたときの対策もなされていた。

 4座のオープンカーということもあって居住性や利便性が考慮されていたのも特徴のひとつに挙げられる。コンパクトなボディサイズながら4名が乗車できる空間を確保。後席シートバックは上下に分割して下部を可倒式とすることでトランクスルーを可能にして、ボディサイズや形状による収納力の低下を補っている。

■愛らしさと軽快感を融合したスタイルで独自性をアピール
 スタイリングは、ベースのマーチを継承することで、かわいらしさやおしゃれ感、楽しさを印象付ける一方で、ヒップアップしたキャラクターラインの採用によってオープンカーらしい軽快な走りのイメージが演出されている。

 ボディカラーは、メディタラニアングリーンメタリック、ソニックシルバーメタリック、ワインレッドパールメタリックの3色を設定。幌のカラーはどのボディカラーにも調和するベージュとした。

 車内は運転席まわりの造形こそベース車と同様となるが、カラーをグレーで統一してシックな雰囲気を漂わせるとともに、地図をモチーフにした専用シートクロスを採用することで独自の世界観を表現。乗り込むたびにベース車とは明らかに異なる特別な1台であることを実感させてくれた。

 マーチカブリオレに限らずオープンカーは、クルマ選びをするうえでさまざまな懸念事項を包含している。そもそも移動手段であるクルマに問われるのは、使い勝手のよさや燃費、安全性といった能力だが、オープンカーはそういった能力がやや希薄であることからファーストカーに選ばれにくい。しかし、風を感じて走れる爽快感とか普通のクルマでは味わえない刺激といった特徴に惹かれてオーナーになる人は少なくない。

 マーチカブリオレは、お手頃感ゆえに他のオープンモデルのように憧れを抱かれるようなことはなかったが、その特徴からはオープンカーとしての基本をしっかりと押さえた本格派を目指して作られていたことがわかる。そのうえ実用的で、安全性や経済性にも秀でており、なによりオープンカーならではの爽快感を4人で楽しめるなど、小さいボディにたくさんの魅力が凝縮されていた。
 
 記事に関する報告

**************************************