沢村賞、毅然と該当者ナシをやればいい!表彰ありきの賞にしてはならない!

本来、賞とは優れた成績功績に対して表彰すべきモノで、対して優れていないヒトにムリヤリ上げるモノではない。特に、沢村賞とは、ホントの意味で心身エースとして投げて、相応な成績を残した投手に渡すべき賞である。それは、そのシーズン1番優れた投手を消去法的に表彰するコトを意味しない。

エースとは、チームの勝敗や優勝成否を背負ってマウンドに立つ存在であると思う。だから、そんな各チームのエース達の中でソレを成し得た投手を“エースの中のエース”として沢村賞で表彰しているのではないの?突出なんて、ファジーな言葉は要らない。エースは、ローテ投手をエースと呼ぶのではない。

個人的には、自分の登板ないからと日本シリーズ期間中に表彰式に出るような投手をエースとは呼ばない。クオリティースタートだと、3失点以内なら負けてても淡々とマウンド降りる投手をエースとは呼ばない。調子整えて投げられないと、試合を他の投手に渡すような投手をエースとは呼ばない。ワタシ的に、桑田真澄田中将大大谷翔平にあってダルビッシュ有前田健太や山本由伸や佐々木朗希にはないモノ、エースメンタルと呼ぶ。

堀内恒夫は、V9巨人で身に着け、先発リリーフに阪神江夏豊らと投げ合い、養ったモノだ。村田兆治は、たった1度の日本一に先発リリーフにフル回転した。平松政次は、打倒巨人打倒長嶋茂雄にカミソリシュートを磨いた。山田久志は、西本幸雄監督下で足立光宏らと研鑚した。

沢村賞7つの基準として、

(1)15勝以上の勝利数

(2)150以上の奪三振

(3)10以上の完投試合数

(4)2・50以下の防御率

(5)200イニング以上の投球回数

(6)25以上の登板数

(7)6割以上の勝率

チームが勝つため優勝するため日本一になるため、コレらを自然と果たした。チーム事情により、15勝で済まないコトも、10以上完投する必要があったり···それが沢村賞なのだ。表彰ありきで存在する賞ではない。毎シーズン最高の投手にあげる賞ではない。何年に1人、十年に1人、イヤ何十年に1人でも、誰もが認める投手にあげるべき賞が沢村賞だ。

選考委員もバカなプロ野球マスコミも、肝に銘じるべきなのだ。

 

 

 

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沢村賞5年ぶり該当者なし 堀内委員長 苦言止まらず「投高打低の時代、帯に短したすきに長し」 10/28(月) 17:00 Yahoo!ニュース 1649

沢村賞選考委員の堀内恒夫委員長 プロ野球創設期の名投手、沢村栄治を記念した「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が28日、都内のホテルで開かれ、今年は該当者なしとすることを決めた。該当者なしは、2019年以来5年ぶり6度目。

【写真】「突出している人がいれば」苦言止まらない堀内委員長、隣の山田久志氏の顔も苦々しすぎる

堀内委員長は冒頭、「表現がどうか分かりませんが、帯に短したすきに長し…非常に難しい選考でございました。いろいろな意見が出ましたが、一本化することができませんでした。ですから今年は該当者なしにさせていただきます」と話した。 今年の沢村賞選考は巨人の菅野、戸郷、日本ハムの伊藤、ソフトバンクの有原、DeNAの東らの名前が挙がり、戸郷と有原が最終候補として議論された。戸郷は奪三振防御率、登板数、勝率の4項目、有原は防御率、登板数、勝率の3項目をクリアしていたが「3個じゃ足りないよ、4個じゃ足りないよということだから該当者なしなんです。普通は突出している人がいればそれで決まりなんですが」とした。 その上で堀内委員長は「この投高打低、投手有利な時代に…残念ですけどもう少し成績が上がって欲しかったなというのが」と苦言を呈した。不世出の大投手・沢村栄治の名前がついた賞のため、基準の数字を極端に下げることはできない。「この賞は、最優秀投手ではないんですね。これは沢村さん、沢村栄治さんの賞なんです。ですから、ある程度の格式、威厳を持って選考させていただきたい」とした。

沢村賞には7つの基準が定められている。

(1)15勝以上の勝利数

(2)150以上の奪三振

(3)10以上の完投試合数

(4)2・50以下の防御率

(5)200イニング以上の投球回数

(6)25以上の登板数

(7)6割以上の勝率

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