バカな野球マスコミ、10年以上前の1リーグ論に帰着?

こんなモノを載せるくらい、日本プロ野球マスコミはバカなのだろう。

日本シリーズソフトバンク4-0巨人の結果をレベルの差だと、短絡的にしか考えられないのか?

パ・リーグの野球とセ・リーグの野球、端的に言うと、パワーの野球とテクニックの野球の対決だった。それも互いに飽満戦力チーム同士と言いながら、日本シリーズを迎える時点でソフトバンクは満タン、巨人はシーズン勝ち上がってタンクが干上がり、2年連続で一方的な結果になっただけだ。

テニスであっても、パワー系プレーヤーが全開絶好調だと、テクニック系プレーヤーが凌ぎ切れずに一方的に負けるコトもある。

NBAでもM・ジョーダンの頃は、攻撃系のWESTと守備系のEASTに色彩が分かれ、ジョーダンのシカゴブルズは、ディフェンスとジョーダンの勝負強さで3連覇を2度達成したのだ。ジョーダンが野球に行ってた2年間はWESTのチームが勝ったし。

複数リーグに分かれる良さを、キチンとした眼で判断解釈できなければ、こういう見方が出て来る。

日本プロ野球マスコミ、ホントにダメだと思う。

 

 

 

 

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セパの実力差を埋めるための私案「DH制」より「1リーグ制」の導入を
12/20(日) 9:26 Yahoo!ニュース
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日本シリーズソフトバンクに4連敗を喫した巨人ナイン(C)日刊ゲンダイ
【松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書】#112

 球界も新型コロナ禍に振り回された2020年だった。

 高校野球界では3月のセンバツ、8月の夏の甲子園大会が中止になるという未曽有の事態。今年の3年生は本当に気の毒だったが、たとえ1試合だけでも、センバツに出場予定だった32校が交流試合という形で、8月に甲子園で戦えて救われた。私が臨時コーチを務める山梨学院は白樺学園(北海道)と対戦。試合に勝利できたこと以上に甲子園で試合ができたことが何よりのプレゼントになった。感染者を出すことなく、この試みは大成功だったといえる。

 日本高野連は来春のセンバツ甲子園球場の観客動員数の約半分の2万人程度を動員して開催すると発表している。しかし、東京や大阪といった大都市の感染者は、いまだ増加傾向にある。現状では大人数で宿舎に長期滞在できるのかという疑念が湧く。出場予定校は来春も交流試合として、1試合のみになる可能性も覚悟しておいた方がよさそうだ。

 開幕が3カ月遅れたが、120試合を戦ったプロ野球関係者には敬意を表したい。ただ、セ・リーグをぶっちぎった巨人が先の日本シリーズソフトバンクに史上初の2年連続4連敗。投打において手も足も出なかったのは衝撃的だった。「巨人があんな負け方をするのだから、他のセ5球団はもっと弱いのか」と改めて両リーグの実力差を日本中の野球ファンに知らしめてしまった。巨人もパ・リーグの中に入れば3位か4位かもしれない。原監督が切望している「DH制」を導入した程度では、もはやこの差は埋まらない。打開策は「1リーグ制」しか思い浮かばない。

 プロ野球再編問題が勃発した2004年は、12球団から10球団に削減した上での1リーグ制を推し進めて失敗した。「相手がパのチームだと観客が入らない」という時代ではない。球団の数は減らさず、シンプルに総当たりで戦えばいい。現在のCSや日本シリーズのように、シーズン1~4位がプレーオフを行う方式だ。

「パ高セ低」といわれてずいぶん経つ。はっきり言わせてもらえば、レベルが落ちるリーグのチーム同士が試合を重ねても進歩はない。セとパをまぜて12球団総当たりで戦い、パに揉まれながら切磋琢磨していくしか、セを押し上げる方法はないのではないか。

 セにもパにも私の教え子がいる。日本シリーズで巨人の惨敗を見て、高校野球関係者として、野球ファンとして、悲しくなった。野球が沈没しないためにも、1リーグ制を1年だけでも試してはどうだろうか。

(小倉清一郎/元横浜高校野球部部長)

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