ジャニーズ忖度・・・テレビ局や制作会社や芸能マスコミの無能。

テレビ局や制作会社や芸能マスコミの無能をさらけ出しただけではないの?

基本、ジャニーさん時代のジャニーズのゴリ押しプロモーションは、歌番組や映画を中心にしていた。それが北公次事件以後、ジャニーさんが警察の立入を受けて、プロデュースに専念、メリー&ジュリーがジャニタレのマネジメントとゴリ押しプロモーションを受け持つようになった。このゴリ押しプロモーションは、グループ全員キャスティングを条件にしていた。

しかし、以後のプロモーションが上手くなされたワケではない。SMAPはメリー&ジュリーからサジを投げられ、飯島サンに押し付けられた。その飯島サンが、メンバーバラ売りやタレント各個人の個性に合わせた、バラエティーからMCやドラマジャンルや映画などの細かなキャスティングをして、見事に売り切った。ゴミ箱に棄てられたグループを、光GENJIさえ超えたドル箱に変えた。飯島サンは、田村正和の古畑でSMAPを犯人役で出したし、キムタクも犯人役で出した。と思えば、田村正和のじんべえでは草彅を助手役に出した。

飯島サンの成功を真似て、後続グループメンバーのバラ売りをし始めた。しかし、必ずしも適性の合うキャスティングでないモノも結構あった。メリー&ジュリーが「このコを売りたい!」が前面、ストーリーは2の次、主役でないとダメ、メインでないとダメだった。だから、作品的にハマらないドラマも結構あった。ジャニーズタレントを主役に据える必要があったか、疑問なドラマはかなりあったし、デキとして大したモノでないドラマはかなりあった。それでも、人気男性タレントを安定供給する事務所として、ゴリ押しを徹した。

そして、飯島サン主導より、メリー&ジュリー主導キャスティングの扱いが上でないと由としなかったし、脅されてその通りにする業界のバカっぷりが引き立った。

それが、この10年は変わりつつあるか、アミューズらのおかげで、ジャニーズ抜きでも男性キャスティングが成立するようになって来た。逆にそうなると、今後売り出したいジャニタレのキャスティングが拒否されるコトが増え、登竜門が塞がるコトになった。

元々は、メリー&ジュリーのせいだ。本人達もこの10年はそのしっぺ返しを食ったろうが、ジュリーと一緒にタッキーがその矢面に立てられ、責任を転嫁されるコトにもなる。

元々は、メリー&ジュリーに平身低頭姿勢だった、毅然とした態度を取れなかった、テレビ局や制作会社や芸能マスコミが悪いのだ。

それらを棚に上げて、死んだメリーにムチ打つ記事を書いてる、ライター始め芸能マスコミのサイテ~ぶりを読み取るべきだと思う。

 

 

********************************

藤島メリー泰子さんの訃報で、メディアへの「無言の圧力」が明らかに…
8/25(水) 9:06 Yahoo!ニュース
  
藤島メリー泰子名誉会長(C)日刊ゲンダイ
 8月14日、ジャニーズ事務所藤島メリー泰子名誉会長が肺炎のため93歳で死去した。17日に同事務所が発表し、18日付の各スポーツ紙は〈弟ジャニーさんと日本のアイドル文化確立〉(スポーツニッポン)、〈ジャニーさん姉 事務所経営で裏方貫いた〉(スポーツ報知)などと功績を讃える見出しで大きく報じた。ジャニーズ事務所の今日の繁栄は、一昨年逝去したジャニー喜多川氏とメリー氏の手腕なくしては語れない。各紙の扱いは当然だった。

■日刊スポーツのコラムが示唆したメリー氏の剛腕ぶり

「ジャニーズの母」藤島メリーさんの心温まるエピソード…自らタレントの弁当を作った

 メリー氏について、恩恵を受けたアイドルたちが感謝のコメントを発表するのは自然だが、メディアには不満を抱える記者たちもいたようだ。ほとんどのスポーツ紙が沈黙する中、日刊スポーツの元ジャニーズ担当記者の書いたコラムは事務所に配慮しながらも具体的な事実をきちんと綴っていた。

 冒頭でメリー氏の印象について〈はっきり物を言う方で、何度も怒られたが"女帝"というイメージはまったくなかった。〉と説明し、1998年にメリー氏が本社に乗り込んできた出来事を明かす。理由は、前年に始まった「第1回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」に対して"提言"をするためだったという。少し長いが、引用しよう。

〈第1回は「読者投票」と、記者と評論家による「審査員票」で各賞を決めていた。票の比重は半々。応対した私に「あなた、全部のドラマ見ているの?」と聞いてきた。私は「見られる限りは、録画してでも…」としどろもどろに答えた。「見られないのに(記者や評論家が)審査するのはおかしいですね」とズバッと指摘された。そして「やはり視聴者に任せるべきです」。言外に「そうしないとジャニーズのタレントは出さない」のニュアンスを感じたが、メリーさんは純粋にドラマグランプリのことを考えてくれていたと思う。第2回から読者投票だけに切り替え、今年の第25回の節目につながっている。〉(日刊スポーツ・2021年8月18日付)

 正論を言って主張を通すメリー氏の手腕が垣間見られる一方、記者がハッキリと言葉にしないまでも“無言の圧力”を感じたことを明かしている。

■男優賞と作品賞をほぼ独占

 ジャニーズには、熱狂的なファンが多い。作品の良し悪しにかかわらず、応援しているアイドルが受賞すればいいと考えている人たちもいる。メリー氏はそのことを把握しているため、〈視聴者に任せるべき〉と"提言"したのだろう。実際、『日刊スポーツ・ドラマグランプリ』の歴代受賞者を見ると、23回中19回(第14回の2011年は東日本大震災の影響のため中止)はジャニーズ事務所所属タレントが主演男優賞を獲得。作品賞も、ジャニーズ所属タレントの主演ドラマが18回を占めている。2018年度以降は3年連続でジャニーズ以外のタレントが主演男優賞に輝いているが、それまではほとんど独占していた。

 歴代の受賞作を見ると、違和感もある。たとえば、第13回(2009年4月から2010年3月のドラマが対象)ではKAT-TUN亀梨和也が『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)で主演男優賞を受賞した。しかし、このドラマは全話平均世帯視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)で好調とはいえなかった。数字が全てではないが、内容の面白さとある程度は比例するだろう。この時は大沢たかお主演の『JIN-仁-』(TBS系)、江口洋介主演の『救命病棟24時 第4シリーズ』(フジテレビ系)、木村拓哉主演の『MR.BRAIN(ミスターブレイン)』(TBS系)などのヒット作があったにもかかわらず、作品賞にも亀梨主演の同作が選ばれている。

 第18回には嵐の大野智の『死神くん』が主演男優賞、作品賞をダブル受賞しているが、金曜23時台という放送時間もあって、全話平均世帯視聴率9.7%だった。時間帯にしては数字を取っているが、同年の木村拓哉主演の『HERO』(フジテレビ系)、米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)、上戸彩主演の『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)などと比べると、グランプリを取るべき作品だったのか疑問も生じる。

■「家政婦のミタ」「逃げ恥」よりもジャニーズ主演作

 2011年の松嶋菜々子主演の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)、2016年の新垣結衣主演の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)も作品賞を受賞しておらず、ジャニーズ主演作が賞をさらっている。この2年はジャニーズドラマもヒットしているため、受賞の違和感は前出の2例と比べれば少ないものの、「読者投票のみ」でなければ果たして賞に輝いたかどうか。

 このように、客観的な数字で大差を付けていたり、確実に大衆の心を掴んだりしたドラマが選ばれなければ、新聞の読者はどう思うか。それらの作品を排して、受賞した本人たちは心の底から喜べるだろうか。日刊スポーツのコラムには自戒の意味も含まれていたのかもしれないが、“無言の圧力”についてさらりと触れたことでメディアとしての矜持も感じられた。

********************************