長浜ラーメン、こんなに値上がりしたの?

昔は、長浜ラーメンというか、福岡のラーメン屋は350円超したらお客さん来なかったし、高宮には100円ラーメンもあった。夜は中洲でなくとも、アチコチを屋台が通っていたし、屋台でラーメン以外にフグの天ぷらやってたりもしていた。薬院に住んでいたから、自分の通うラーメン屋を作っていた。ラーメン一杯頼んで、替玉5つくらいが毎度だった。

就職で福岡を出た東京で、なんでんかんでんとかに行ってたが、倍の値段だったから月に2・3回しか行かなかった。ラーメン一杯に替玉5つはステーキすら食える値段になってたし。それなら、ラーメンは選べない。まして、開店前から並んで1時間待ち、東京では当たり前らしいが、それは東京だからだ。京王線新代田駅から歩くのも、クルマやオートバイで行くにも、面倒だった。

今は、一風堂一蘭など長浜ラーメンの全国チェーン化が進み、大阪にも長浜ラーメンの店はあるが、ドコでもそれ以上の値段がついてる。福岡に帰った時にラーメン屋に行って、チェーン化のせいか値段バカ上がりしてるのに愕然とした。

今は、讃岐うどんでも同様のコトが起きてる。香川の讃岐うどんは、安かったから毎度昼食に行ってた。しかし、他地域のうどん屋はラーメンよりマシ程度。それなら、うどんは選ばない。

外国にもチェーン店を出して、千円どころか、一万円取るって。フツ~、日本だから小麦が高いハズ。外国なら、現地で安い小麦を手に入れ、現地で良いブタや鶏を手に入れれば、日本より安くて上手いラーメンを作れるハズ。それが、日本国内チェーン店より高くなるって?麺やスープを空輸?バカじゃん!

そんなバカで杜撰なチェーン化なら、いっそ頓挫してしまえとすら思う。

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絶対に食べておかねばならない 「長浜ラーメン」必食3軒
10/30(土) 17:01 Yahoo!ニュース 個人
山路力也 
フードジャーナリスト
具材はチャーシューとネギだけ。シンプルな構成も長浜ラーメンの特徴だ。
長浜を離れても長浜ラーメンを名乗る矜恃
 豚骨ラーメン店が数多くある福岡市には、博多ラーメンと長浜ラーメンが存在する。本来は別のラーメンであったが、現在博多ラーメンと長浜ラーメンの区別は、地元福岡の人でも分からないほど曖昧になっている。

 しかし、店名やメニュー名に博多ラーメンではなく敢えて「長浜」を掲げる店は、長浜だけではなく福岡市内にも少なくない。元々は長浜の魚市場の屋台から生まれた長浜ラーメンは、手軽に食べられて安くて美味しい、日常に寄り添ったラーメン。その想いを大切にしているからこそ、長浜の地から離れていても長浜ラーメンを名乗っているのだ。

 長浜エリアで食べるべき長浜ラーメンの店については別記事(絶対に食べておかねばならない 「長浜ラーメン」基本3軒)で紹介しているので、今回は長浜から離れた場所で長浜の志を守っている3軒をご紹介しよう。さらに奥深い長浜ラーメンの世界を体感出来ることをお約束する。

ラーメン居酒屋の先駆的存在『長浜御殿』(1971年創業)
 
郊外のみならず博多エリアにも店舗を展開する『長浜御殿』。
 創業したのは1971(昭和46年)と、今年50周年を迎える老舗が『長浜御殿』(本店:福岡県福岡市城南区長尾1-10-11)。元は長浜で屋台として人気を博していたが、その後路面店を展開して屋台を閉め、現在は市内に4店舗を構えている。

 ラーメンは程よい豚骨の濃度を持ちながらも、油分は高くなくしつこさがない味わい。やや柔めに上げられた細ストレート麺との相性も抜群。サッパリとした後口は深夜に飲んだ締めにもピッタリだ。一杯490円という価格も長浜ラーメンとしての矜恃。チャーシューがたっぷり乗った「やき豚ラーメン」でも640円だ。

 ラーメンと餃子が創業当初からの看板メニューだが、とん足や骨付カルビ、酢もつにおでんなど屋台を彷彿とさせる一品料理もあり、福岡の人は居酒屋のように使っている地域密着型の店。オリックスの帽子を被っている小学生には、ラーメン120円で食べられるサービスもある。これは屋台時代に売れなかった頃、阪急ブレーブスの選手たちに懇意にして貰ったことが由来だ。

羽釜で大量の豚骨を炊く『長浜ラーメン 福重家』(1976年創業)
 
ラーメン激戦区「福重」の地で長年愛され続けている『長浜ラーメン 福重家』。
 福岡市西区の室見川を渡る今宿新道沿いは「ラーメン街道」とも呼ばれるほどの福岡屈指のラーメン激戦区。その中でも根強いファンが多い店が『長浜ラーメン 福重家』(福岡県福岡市西区福重2-4-21)である。飲食店を営んでいた先代がラーメンに魅せられて、長浜の屋台で修業に入り1976(昭和51)年に店を構えた。

 『福重家』の特徴は骨の旨味が凝縮されたクリーミーな豚骨スープ。直径1メートルほどの大きな羽釜に大量の豚頭とゲンコツを惜しげもなく投入して、強火で長時間かけて炊き上げる。油分などは浮いておらず、骨の旨味だけを抽出したスープには、地元老舗製麺所の極細ストレート麺を合わせている。

 あっさりしているのにコクがあり、ついついまた食べたくなってしまう『福重家』の長浜ラーメンは、旨味の深さが際立っている。「しつこくなくて毎日食べられる味が長浜ラーメン」と語る店主。オンリーワンの味を求めて、毎日この店を訪れる常連客も少なくない。

30余年の歴史を受け継ぎ復活『二代目 長浜将軍』(2021年創業)
 
令和3年3月3日、那珂川市に復活を果たした『二代目 長浜将軍』。
 1975(昭和50)年に創業以来、長浜をはじめ市内外の支店でも人気を集めていた『長浜将軍』が、2020年に経営破綻となり廃業し、多くのファンに衝撃を与えた。その知らせを聞き、学生時代から『長浜将軍』の味に惚れ込んでいたという大分のラーメン店社長が「思い出の味を守りたい」と暖簾と味を受け継ぎ、2021年、廃業した那珂川店を改装し『二代目 長浜将軍』(福岡県那珂川市恵子1-7)として再スタートを切った。

 広い店内には屋台を思わせるおでんコーナーなども置かれ、焼飯や餃子、唐揚げなどの一品料理も揃えた。またレバニラ炒め定食など、ロードサイドならではのランチ需要に応えるメニューも用意されている。手切りした「辛子高菜」ももちろん健在。ラーメンに最初に辛子高菜を乗せた『長浜将軍』の名物だ。

 サラッとした口当たりの豚骨スープにしなやかな細麺。麺はこれまで使用していた製麺機を譲り受けた。ラーメンそのものの基本的な味はそのままに、これまでにないメニューも考案。シンプルな長浜ラーメンは「初代長浜ラーメン」として残し、炒めた野菜を乗せた「特製将軍ラーメン」を新たな看板メニューに据え、古くからのファンはもちろん新しいファンもつかんでいる。

 今回ご紹介した店は、前回に比べるとディープでマニアックな店ばかりかもしれない。しかしながら、長浜ラーメンの真髄は「安くて早くて美味い」こと。その地元民の日常食として愛されている味を知ってこそ、長浜ラーメンをより理解することが出来るだろう。

※写真は筆者によるものです。

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