メジャーのライターも、日本の野球マスコミ同様にバカなのか?
滑りやすく、キチンとした球形でなく、縫い目すら均質でない粗悪メジャー球、挙げ句ロージン規制まで加えたバカルール、投手大谷としてヤバいのは、火を見るより明らかだ。
問題は、フォーク。チェンジアップ又はパームボールで代用する方法を真剣に考えるべき。フォークでない、SFFでも手術になっている投手は多いコトから、この粗悪メジャー球ではダメなのだ。マー君的に、ツーシーム多投型への転換もあるとは思うし、高速ツーシームやると本来の4シームを殺すリスクもある。
まして、トミージョン手術、2度目はデキないのでしょ?
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大谷翔平に「滑りにくい公式球」はプラスか、マイナスか? MLBで導入されれば“投手有利=打者不利”に《直球は簡単に170キロも!?》
12/14(火) 6:01 Yahoo!ニュース
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MLBで「滑りにくいボール」が導入されれば、投手・大谷翔平のパフォーマンスがさらに向上する可能性も? photograph by Getty Images
MLBはロックアウト真っ只中。労使交渉の争点は多岐に渡るが、その中にはユニバーサルDH(両リーグDH)への移行などお金とは直接的に関係ない部分も多々ある。
【写真】“滑りやすいボール”をジ~ッと見つめる投手・大谷と、ラクに特大HRを放つ打者・大谷の「投手/打者」見くらべ写真。東京五輪で米国チームが“絶賛”したNPB仕様のボールも。
そこで思うのだが、仮に話し合いが順調に進み、労使交渉が円滑に解決を見せていれば、メジャーの投手のほとんどが異を唱える「滑りやすい公式球」の品質改善、使用へと話は進んだのではないか。事実、今年の9月には3Aで「滑りにくく改善された試作球」で公式戦が行われていた。近い将来に向け、動きが加速していた背景はあった。
投手有利→打者有利→投手有利…続いてきたいたちごっこ
滑りやすいボールの使用については、投手、打者、機構の間では、何十年もいたちごっこが続いていた。ざっとおさらいをすれば流れは以下の通りだ。
ボールが滑る故に投手が滑り止めをつける。結果、投手がボールを操るようになると打者は対応に苦慮する。そこで得点が入りづらいと機構が判断すればストライクゾーンを狭め、飛ぶボールを採用し、球場自体を小さくすることも容認する。
得点の奪い合いこそ、野球の最大の魅力とばかりにこんな環境が演出されてきたわけだが、一番の問題はボールが滑りやすいことで起こる投手のケガだった。ケガをすることで労使双方に生まれる利益は何もない。最善の環境づくりこそ、最も大事な話し合いだったはずだ。
東京五輪で使用されたNPB仕様ボールを大絶賛!
遅ればせながら、今季終盤の9月にマイナーリーグでは「滑りにくいボール」でのテストが始まった。
MLBは数年前からNPB公認球を独自入手し、滑りにくいボールの使用へ向け検討に入っていたが、この夏、東京五輪でNPB仕様とほぼ同様の球が使用されると、米国代表チーム内にその品質を賞賛する声が相次いだ。機運は高まったのである。五輪出場後、9月に先発投手としてメジャーデビューを果たしたツインズの25歳の有望株、ジョー・ライアンはこんな言葉を残した。
「あのボールは僕が今までに触れた中で最高の品質のものだった」
滑りやすいボールで投げれば、投手は無意識のうちに脳みそが体に指令を出し、滑らせまいとボールを強く握ってしまう。テークバックからトップを作る際に急激に加速度が増すためだ。その結果、前腕上部の筋肉が硬直し充分なトップを作り出すことが出来ないままに投げるため、肘や肩を痛める。
滑り止め禁止により、故障する投手が続出
今季途中、機構は突然に滑り止め禁止を打ち出した。当初は「スパイダー・タック」と呼ばれるウエイト・リフティングの選手が使用する滑り止めを投球に使用することを禁止するためだったが、松ヤニやシェービング・クリームなどの粘着物質までもが取り締まり対象となってしまった。暗黙の了解で許されていたものが禁止されたことで、投手はグリップを失い、トミー・ジョン手術にまで発展した選手も生まれた。
手術を受けた代表例がレイズの28歳のエース、タイラー・グラスノーであり、グリップ力を失ったことで投球フォームを崩した投手は数えきれないほどいる。
7月にレイズからマリナーズへ移籍した救援投手のディエゴ・カスティーヨはそのひとりだった。昨季、レイズのワールドシリーズ進出を支えた右腕は97マイル(約156キロ)のシンカーが売りのパワー投手だが、今季の取り締まりが始まった6月以降では自慢のシンカーは93マイル(約150キロ)程度にまで減速してしまった。テークバックからトップへの再現性が維持できなくなったことが原因だった。
残念ながら、今回のロックアウトで滑りにくいボールへの移行はもう少し時間がかかるかもしれない。だが、その一方で、滑りにくいボールの使用に頭を悩ませている関係者もいる。
“二刀流”大谷翔平にとってはウェルカム?
NPB球のようなしっとりとした高品質ボールでメジャーの投手がボールを投げれば、直球は105マイル(約170キロ)を簡単に計測することになるだろう。更には変化球の切れ味、精度も増す。投手としては、夢のような世界が実現するわけだが、打者にとっては実に厄介な事態となる。投高打低。機構は再びストライクゾーンを狭め、飛ぶボールの採用も考えるだろう。それでもケガをしない環境づくりは必要不可決だ。
そんな中、凡人は思う。大谷翔平にとってはどちらのボールがウェルカムなのであろうか。彼ならば、滑りやすいボールでも投手としてケガをしないメカニックを作り出すかもしれない。その一方で、滑りにくいボールでも打者として圧倒的なパフォーマンスを発揮するかもしれない。唯一無二の存在。大谷翔平はやはり凄いと思う次第である。
(「メジャーリーグPRESS」笹田幸嗣 = 文)
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