このヒト、わかってるの?わかってないの?

この記事書いてるヒト、何故AKBが売れて来たのか、キチンとわからずに書いてるの?敢えて伏せて書いてるの?

こういう書き方するヒトは、小室哲哉を"ヒットメーカー"と評したりする。小室哲哉の名声は、エイベックスがレンタル業販による売上嵩増しによるモノで、実際に販売された売上はごく僅かだった。

AKB系は、デイリーイベントとして"劇場"と"握手会"があり、年間イベントとして"総選挙"と"じゃんけん"があり、会場入場や投票券が必要になる。だから、CDや写真集などと抱き合せで売った。おニャン子クラブ以降、常套化した"特典抱き合せ商法"なのだ。だから、特典目当てにミリオン売れた。CD自体はブックオフやコレクターズショップに再販される。

それらが理解できてないヒトは、この記事みたいな書き方をするのだ。

ちなみに、去年からのコロナ自粛のせいで、AKB系活動の根源たる"劇場"と"握手会"を封じられた。だから、秋元康自身、AKB系への楽曲リリースを差し止めた。"抱き合せ商法"できないからだ。坂系グループはメディアを持っているから、やって行けた。秋元康自身は、ドラマやアニメや他グループプロデュースにシフトした。

今のAKB系、秋元康はプロデュースのみで運営には関わらなくなった。旨味がなくなり、タガがハズれたメンバーはNMBを中心に売名スキャンダルに走り、居座りや卒業した。

柏木由紀手越祐也スキャンダルスルー以降、AKB系も坂系もタガがハズれて来ている。秋元康自身、解散やパージのタイミングを計っている。

 

 

 

 

 

 

 

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AKB48が手放した「連続ミリオン記録」、2年連続“紅白落選” 大きくかじを切った2021年
12/29(水) 10:20 Yahoo!ニュース
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AKB48は20代中盤の「実力派中堅」の宝庫
 
現在のAKB48は「実力派中堅」の宝庫【写真:舛元清香】
 AKB48は昨年に続き「第72回NHK紅白歌合戦」の出場がかなわなかった。ネット上では「AKB48はオワコンか」といった議論が沸いているが、筆者は次の大航海への布石になり得ると考えている。前回はブレークの起爆剤となった2人の存在を振り返ったが、今回はAKBの現在地から見えてくる彼女たちの未来を考えてみたいと思う。【後編】(文=“you-me”成瀬英樹

【写真】オトナになったAKB48のエース・小栗有以の表情をチェック

 2021年12月で劇場デビューから16周年を迎えたAKB48。その長い歴史の中で皆さんは代表曲といえば何を思い浮かべるだろう? 初のレコード大賞受賞曲「フライングゲット」、キュートな魅力を振りまいた「ポニーテールとシュシュ」、キャッチーなダンスで日本のみならずアジアでも大ヒットになった「恋するフォーチュンクッキー」、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌として大ヒットした「365日の紙飛行機」も外せないだろう。

 そこで思い出して欲しいのがそれぞれの楽曲の顔であるセンターのメンバーである。絶対的センターである前田敦子卒業後の「恋するフォーチュンクッキー」のセンターはHKT48に移籍していた指原莉乃であり、「365日の紙飛行機」のセンターはNMB48山本彩であった。つまりAKB48名義の国民的ヒット曲でも、センターが「AKB本家のメンバー」ではなかった。ここに今につながる彼女たちの小さなジレンマがあったとも言えるのではないだろうか。

 さて、今年のAKB48である。紅白は落選したものの、この年末にかけてAKB48は精力的な活動を続けている。NHK「うたコン」やテレビ朝日系「ミュージックステーション」などいくつもの音楽番組で立て続けに最新曲「根も葉もRumor」を披露した。

 この「根も葉もRumor」でAKB48は思い切った方向にかじを切った。表題曲をテレビなどのメディアで披露する「メディア選抜メンバー」の選出を「本家AKB48メンバー」のみで行ったのだ。

 AKB48の表題シングルにおける選抜メンバーは、08年の「大声ダイヤモンド」で松井珠理奈SKE48)をダブルセンターに大抜てきして以来ずっと「全48グループ」のオールスター選抜方式が取られていた。(10年、AKBメンバーがじゃんけんで選抜を決めた「チャンスの順番」は除く)

 その珠理奈を筆頭に、NMB48の山本やHKT48に移った指原など、それぞれが所属グループの中心メンバーであると同時にAKB48楽曲の選抜の常連でもあり、またそれら他グループのメンバーたちがAKB48の楽曲の顔であるセンターを務めることも珍しくなかったことは前述の通りだ。

 この選抜方式がAKB48の栄光を形作ってきた。常に全国の48グループの精鋭が集い「AKB48ブランド」を守ってきたと言える。しかしその反面「本家AKB若手メンバー」のメディア露出が増えにくい状況であったことも事実であろう。それによって世代交代がスムーズに行われなかった面もあるかもしれない。

 あふれんばかりのポテンシャルを持ち、劇場では人気を博すAKB本家メンバーも、他グループの選抜常連枠が存在する限り、なかなか大きなチャンスをつかむことができない。メディアを通じて大衆へのアピールができる「選抜メンバー」に座ることのできる椅子の数は決まっているからだ。

 現在のAKB48は結果的に、世代の谷間に入り込んでしまった20代中盤の「実力派中堅」の宝庫になっている。筆者が思いつくだけでも、岡田奈々(24)、村山彩希(24)、向井地美音(23)、岡部麟(25)らのポテンシャルはいつ国民的スターになってもおかしくないほどであるし、小栗有以(20)や山内瑞葵(20)など表題曲センターを経験した若手達もいる。

「IZ*ONE」のメンバーとして活躍した本田仁美(20)も帰ってきたし、柏木由紀(30)の輝きはいつまでも変わらない。楽しみな若手や頼もしいベテランメンバーたちの名前を挙げていくだけで、まったくもって枚挙にいとまがないのだ。

「根も葉もRumor」は「本家AKBメンバー」のみの選抜
 コロナ禍がエンタメ業界に与えた経済的打撃は「会いに行けるアイドル」であるAKB48にとっても甚大なものであったはずだ。20年にリリースしたシングルは「失恋、ありがとう」のみにとどまった。しかし「オールスター選抜方式」でしっかりとミリオンを売り上げ、自身が持つ国内の連続ミリオン記録を38作品にまでに伸ばしたのはさすがである。

 そして21年、最新曲「根も葉もRumor」でAKB48は「連続ミリオン記録」から自ら潔く降りる形を取る。長引くコロナの影響でファンはメンバーに会いに行くこともままならなくなったことや、相次ぐ主要メンバーの卒業など、その決断にはさまざまな要因があったことが想像できるが、あえて今回、再出発をかけることを高らかに宣言するかのように「本家AKBメンバー」のみで選抜したことは大英断であったと筆者は考える。

 センターに現在のエース格である岡田を起用。圧巻のダンスパフォーマンスと、練りに練った楽曲で勝負をかけてきた。彼女たちの実力は今や「見れば誰でも分かる」レベルにあると言える。テレビの歌番組でのパフォーマンスをご覧になった方は、筆者に同意してくれるのではないか。

 年末のレコード大賞にも出演するAKB48の現在の魅力を、ぜひみなさんのその目で確かめてほしいと思うのだ。

 筆者自身、作曲家であり、今回のシングルを決める「楽曲コンペ」にも何曲か渾身(こんしん)の作品をエントリーしたが、まったくもって「根も葉もRumor」の素晴らしさには白旗を揚げるしかない。新しさと懐かしさのハイブリッド版、まさしく「シン・歌謡曲」である。

 確かに、全盛期の売り上げには今は届かないのかもしれない。紅白に2年続けて落選するほどに世間一般への希求力は弱まったのかもしれない。しかしながら「根も葉もRumor」をテレビで生き生きとパフォーマンスする姿や、YouTubeで独自の表現を続けるメンバーを見るにつけ、筆者は次のブレークを予感し、期待してやまないのだ。

 いずれ大きく勝つためには、今は小さく負けることも必要なのである。コロナ禍や紅白落選といったピンチの状況だからこそ、新しいチャレンジを続けること。今のうちに体勢を整え、力をたくわえておくことが肝心だと、AKB48は現在そう考えているのではないか。

 まさに数年後の強いチームを見据えて若手主体のメンバー構成にかじを切るスポーツチームのようにまなざしは少しだけ遠くに置いておくということか。

専用劇場で伝統を守り続ける続けるAKB48の伝統
 15年以上の長きにわたって、日本の歌謡界のトップを走り続けるAKB48の輝きは消えることはない。大切に歌い継がれる楽曲の数々はプロ中のプロの作曲家たちの作品から厳選されたもので、すべてに聞きどころが用意された良作たちである。

 筆者もこの15年間で20曲、48グループに楽曲提供してきた。そのすべてを彼女たちはステージやネット上で、今なお大切に歌い継いでくれる。作曲者冥利(みょうり)に尽きるとはこのことだ。900曲を超えるAKB48名義の楽曲たち。先輩たちがそれらの曲を歌う姿に憧れてAKB48のオーディションを受けた世代である現メンバーたちはその「伝統」を守る女神たちだ。

 そして、ホームグランドである「AKB48劇場」がある限り「伝統」は受け継がれていく。ミリオン連続記録と紅白という2つの勲章を、いわば一旦手放すという勇気ある決断を下し「AKB48の本家メンバー」での再出発となった21年。彼女たちはこれからも圧倒的な努力をし続けるのだろう。そうである限り、来年以降どこかのタイミングで上昇気流に乗って再ブレーク、紅白にも返り咲く日がきっと来ると、筆者は信じている。

「It ain’t over ‘till it’s over(=終わるまでは終わりじゃない)」

 世界的アーティストのレニー・クラヴィッツが1991年にヒットさせた曲のタイトルだ。筆者はこの言葉が好きだ。元々は往年のメジャーリーガーによる名言だ。どんなに窮地に追い込まれようが、ゲームが終わるまでは終わりじゃないという意志が込められている。

 AKB48のメンバーのひたむきさ、がむしゃらさを見ていると、いつも筆者は良質なスポーツチームと重ね合わせる。エースはもちろん重要だが、それだけではチームは勝てない。サポート役もムードメーカーも必要だし、クセのある個性派の選手の出番もふんだんにほしい。時には意見がぶつかり合うこともあるだろう。それでも、さまざまな選手たちが1つの目標に向かって努力し続ける姿、結果を出そうとがんばる心、伝統を守ろうとするプライド、それらの一つ一つがとても美しく輝いて見えるのだ。

 そう。ゲームは終わるまで終わりではないのである。AKB48がオワコンだなんて、一体誰に言えるだろう?

(終わり)

成瀬英樹(なるせ・ひでき)作詞・作曲家。1968年生まれ。兵庫県出身。92年、4人組バンド「FOUR TRIPS」結成。97年、TBS系ドラマ「友達の恋人」(瀬戸朝香桜井幸子主演)の主題歌「WONDER」でデビュー。2006年、AAA「Shalala キボウの歌」で作曲家デビュー。AKB48提供「BINGO!」「ひこうき雲」、前田敦子「君は僕だ」「タイムマシンなんていらない」などがトップ5ヒット。16年、AKB48のシングル「君はメロディー」でオリコン年間チャート2位を記録するミリオンセラーを達成。21年、乃木坂46「全部 夢のまま」を作曲。
“you-me”成瀬英樹

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