意外だった、アメリカでの和田の手術。

プロはボールゾーンで勝負するとは、江川卓の口から出たとは意外な気がした。

江川と和田では、ストライクゾーンの使い方が違う。江川は打者が手を出しそうな高めゾーン(上側の辺)を使うが、和田はストライクゾーンを平面に見立てれば、内外の上下の角を使っている違いに見える。

松坂世代の中でも、大学経てプロ入りしたコトもあり、クレバーな投手だった。社会人経た杉内とは、ピッチングの構成やアツさも違う。挙げ句、杉内が小林至との件で巨人に行ったのに対し、和田はメジャーに行った。

ただ、カレがメジャー行ったのは、巨人高橋尚と並ぶ愚策だったと思う。オリ長谷川くらいコントロールと球種あっても大変だったのに、コントロールと少ない球種。しかも、軸となるストレートは、粗悪メジャー球ではキレにもコントロールにも悪影響した。挙げ句、フォークを主武器にしない投手なのに、藤川球児と似た時期にヒジ手術して、終わった。

カレも藤川球児も、粗悪メジャー球では活かされないコトをキチンと悟れなかったのか?第1回WBCや北京五輪でもソコまで良くなかった時点で、ムリだと思って見てたが。

 

 

 

 

 

***********************************

ソフトバンク和田毅の野球人生を変えた“江川卓の投球術”「プロはボールゾーンで勝負する」
12/26(日) 12:45 Yahoo!ニュース
 28
 
ソフトバンク和田毅の野球人生を変えた“江川卓の投球術”「プロはボールゾーンで勝負する」
数々の記録を作り、昭和の怪物と呼ばれた江川卓さん。25日の「Going!Sports&News」では、江川さんの著書がきっかけで“野球人生が変わった”という、ソフトバンク和田毅投手(40)に話を聞きました。

法政大学時代の江川さんが、東京六大学野球で4年間で奪った三振は、歴代最多の443奪三振。その奪三振記録を25年ぶりに更新したのが、当時早稲田大学の和田投手でした。

和田投手は大学時代に奪三振記録で、江川さんと比べられるようになって、江川さんのことをすごく調べるようになったと言います。

そしてその時読んでいた本が、「江川流マウンドの心理学」。そこには「配球という名の心理戦」など、江川さんの視点から野球の駆け引きの重要性が書かれており、和田投手は「ピッチャーとして何たるかを読んで覚えた」と言います。

中でも、和田投手のピッチングに影響を与えたのが江川さんの本に書いてある「プロはボールゾーンで勝負する」と言う言葉。その言葉がアマチュア時代の和田投手の意識を変えたと言います。

「ボール球で空振りをとったり、ボール球を使って相手を打ち取るというのを大学時代からやっておかないとプロになっていきなりできないと思った。本を読んだのが大学4年生の時。そして三振数は4年の春が一番多かったので、そのおかげだと思っています」と当時を振り返りました。

今も破られていない東京六大学通算476奪三振の歴代最多記録を作った和田投手。記録達成時には江川さんから、直筆の手紙が贈られました。

奪三振記録更新おめでとう。プロの世界に入っても君の活躍を信じています」


ずっと額に入れて今でも家に飾っているという和田投手。「これでもしも自分がプロで活躍できなかったら江川さんの顔に泥を塗る。頂いて、武者震いしたのを覚えている」と語りました。

和田投手は2003年のプロ1年目から14勝をあげて新人王に輝くと、2010年には17勝で最多勝のタイトルを獲得しました。

その後、メジャーリーグに挑戦も、ケガに苦しみ2016年に日本球界に復帰。その時のキャンプ取材で、和田投手の状態を確認した江川さんは。「良い頃の16、17勝った時と同じように見える。15勝いけると思う」と予想。すると和田投手は、その年15勝をあげ最多勝に輝きました。

和田投手は江川さんの解説をよく参考していたそうで、「江川さんの見ているところは、人とは違う。『そういう視点か!』とか、勉強になる。視点が合った時は僕自身もうれしかったです」と、話しました。

最後にこの日で番組を卒業する江川さんに和田投手は、「江川さんと野球の深い話をまださせていただいたことがないので、いつかお時間がありましたら、させていただけるとすごくうれしいです。本当にお疲れ様でした」と、メッセージを贈りました。

***********************************