F15イーグル、無線連絡できなかったなら・・・

F15イーグルが訓練空域に向かう途中で消息を絶ったというコトは、機体トラブルによる瞬間的な爆発じゃないの?バードストライクらでは、一瞬で爆発などしない。ワーニング表示されるような、何かのトラブルが発生したのであれば、無線の連絡もデキたハズ。しかし、そんなヒマもなく消息を絶った。つまり、F15は一瞬で爆発したとしか考えられない。

30年くらい使い続けた機体、ましてやいくら日本がメンテナンスして来たとはいえ、根本的には交換部品もアメリカ製品、どんな不良や不備があっても疑わない。

 

 

 

 

 

 

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消えた空自戦闘機 ベテラン操縦士に何があったのか
2/7(月) 20:04 Yahoo!ニュース
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航空自衛隊トップパイロットの操るF15戦闘機が、小松基地(石川県小松市)を飛び立った直後にレーダー上から機影を消してから7日で1週間がたった。周辺で複数の機体の破片が見つかったことから空自は墜落事故と推定するが、搭乗した2人は行方不明のまま、自衛隊が夜通しの捜索活動を続けている。離陸後わずか1、2分の間に一体何が起きたのか。

【写真】戦闘機の捜索に当たる海上自衛隊

「いまだ両名が行方不明なのは断腸の思いだ。一刻も早い捜索救助に取り組む」。井筒俊司航空幕僚長は事故翌日の1日の臨時記者会見でこう述べ、苦渋の表情を浮かべた。

事故が起きたのは1月31日午後5時半ごろ。夜間に敵機を迎え撃つ訓練のため日没後の小松基地を4機が順に離陸した。4番目に飛び立った機体は離陸1、2分後、南西方向から訓練空域のある北側へ大きく右旋回したとみられる。この瞬間、管制官が西北西の空にオレンジ色の発光を発見、無線で呼びかけたが応答がなく、レーダーから機影も消えていた。

事故当時はみぞれで、気温1・9度、10分間平均風速1・2メートルだった。飛行に支障ない気象条件と判断されたが、曇り空ではあったようだ。視界が悪い状況でパイロットが陥ることの多い状況として上下の平衡感覚を失う「空間識失調」がある。平成31年4月に三沢基地青森県三沢市)所属のF35A戦闘機が墜落した事故で防衛省は空間識失調を推定原因として挙げた。

だが、搭乗していたのは操縦に精通した飛行教導群司令の田中公司1等空佐(52)と同群隊員の植田竜生1等空尉(33)だった。飛行教導群は戦闘機の指導を担う唯一の部隊で、訓練で敵役を務めることから「アグレッサー(侵略者)」の異名を持つ。前席で操縦桿(かん)を握っていた田中1佐はその群司令であり、過去にブルーインパルス隊長も務めた総飛行時間2800時間の精鋭だ。植田1尉も1900時間も重ねていた。

2人乗り戦闘機はベテランが後席に搭乗するのが一般的だが、今回は田中1佐が前席だった。現役パイロットは月1回以上、年50時間以上の飛行が義務付けられており、技術維持のためだった可能性がある。田中1佐をよく知るパイロットは「ヒューマンエラーは考えにくい。ただ、久々ならどうか分からない」と声を落とす。「責任感の強い人だからギリギリまで持ち直そうと粘ったのかもしれない」とも話す。

人的要因が生じても後席で操縦はできる。事故時に発光が確認されていることから外的要因の可能性もある。鳥をエンジンに巻き込む「バードストライク」などだが、左右2機のエンジンで同時発生を疑わなければならない。直前の飛行前点検で異常はなかったが、機体は昭和58年に導入されており、何らかの老朽化が生じた可能性もある。

空自は事故調査委員会を設置して捜索と同時に事故原因を分析している。関係者は「無責任に可能性を言い出すわけにいかない。今はあらゆる可能性を想定している」と話した。(市岡豊大)

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