世界制覇でも狙うの?旧日本海軍の亡霊いる?

日本海自衛隊に空母が必要か?かわぐちかいじ「空母いぶき」の読み過ぎか?

未だに、海上自衛隊には、旧日本海軍の亡霊が居座っているんじゃないの?旧日本海軍の時代、帝国主義でアジア制覇による資源確保などの目的があった。今、どういう目的で空母が必要だと思う?搭載機数少ない割に、カネかかっているし、武装少な過ぎると思う。アメリカ攻撃空母みたいな空母は、日本には合わない。旧ソ連の対潜巡洋艦キエフミンスクや、英国がフォークランド紛争で使ったインビンシブル的な万能艦多用途艦でないと。もっと言うなら、尖閣竹島攻防を想定して、強襲揚陸艦的な要素の方が必要じゃないの?

空自や海自や陸自、もはや実戦経験者すらいないのでしょ?それなら、いっそ、ゲームのように武器を用意し、ゲームのような戦略と指揮が必要になるんじゃないの?前近代的機動部隊なんて、海上戦闘に於いて役に立たないと思うけど。

遠距離飛ばせる投石器とか、バードストライク起こせる浮遊機雷(やドローン)とかの開発をした方が良くない?

ウクライナネプチューンでロシア軍艦沈めたなんて、単にカネ遣い合っただけだ。上空から降って来た石が命中して軍艦が沈んだり、ジェット戦闘機や爆撃機のインダクションに浮遊物詰まって墜落の方が、楽しくない?自然環境を上手く使い、安いモノでバカ高い兵器を上回る方が楽しいだろ?

 

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海自最大の護衛艦「いずも」型が能力向上! いま空母化が求められるわけ
5/9(月) 12:00 Yahoo!ニュース
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ベストカーWeb
 海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦の「いずも」型。その1番艦「いずも」と2番艦「かが」に、固定翼機のF-35Bが搭載できるよう改修が進められている。1番艦「いずも」のほうは、2021年6月までに改修の第一弾を終え、10月には米海兵隊のF-35Bを発着艦させる検証を行っている。改修されることで、「いずも」型はどう生まれ変わるのか。また空母化が求められるわけについてを検証する。

【画像ギャラリー】改修がすすむ「いずも」型のディテールを見る(5枚)

 文・イラスト/坂本 明、写真/海上自衛隊防衛省

■「いずも」型は洋上の基地となる
 
いずもへ着艦する米海兵隊のF-35B(写真/防衛省)
 近年、東シナ海、太平洋、日本海への中国海軍の進出が著しい。そうした中で日本にとって最も懸念されるのが台湾有事である。中国は以前から1つの中国と称し台湾併合を試みており、昨今では軍事力の行使もちらつかせている。もし中国軍が台湾に進行すれば、日本も無関係ではいられなくなる。台湾と日本領土の南西諸島(特に先島諸島)は極めて近く、台湾侵攻に合わせて中国海軍がこれらの島を占拠する可能性が高いからだ。

 また現在ウクライナとロシアの間で行われている戦争の勝敗は、中国の台湾侵攻に大きく影響するだろう。

 いっぽう、日本では中国軍の脅威に対して陸上自衛隊の地対艦・地対空ミサイル部隊を石垣島宮古島へと配備を進めたり、有事に対応する水陸機動団を新編するなど南西諸島方面の防衛力整備を図っている。ヘリコプター護衛艦「いずも型」の空母化もこうした動きの中で浮上してきたものだ。

 中国海軍が空母から艦載機を発進させて南西諸島に攻撃を行った場合、航空自衛隊那覇基地(沖縄)や新田原基地(宮崎)から戦闘機を発進させても往路に要する時間のロスや燃料消費が大きく、十分な迎撃が行えない。それに対してF-35Bを搭載した空母ならば危険が予測される地域に配備しておくことで素早い対応が可能になり、抑止力にもなるからだ。

 また中国軍の脅威に対抗するだけでなく、周囲を広大な太平洋に囲まれた日本にとって洋上にF-35Bやオスプレイ、哨戒ヘリコプターなどを運用できる移動基地を保有することは大きなメリットとなる。

 こうした理由から海上自衛隊保有する最大のヘリコプター搭載護衛艦である「いずも型」を空母化することになったのである。海上自衛隊保有する「いずも型」を改修して空母化するという方法は、新しく空母を建造するよりも費用がかからず現実的な対応策ともいえる。

■「いずも型」空母化への改修
 「いずも型」を空母化するといってもアメリカ海軍の保有するような本格的な空母ではなく、F-35Bを運用できる軽空母への改修である。そもそも「いずも型」は全長は248m、満載排水量が2万6000トンなので、アメリカ海軍の保有する空母どころか強襲揚陸艦よりも小さい。

 「いずも型」を空母化する改修は5年に1度実施される大規模定期検査を利用して2回にわたって行われる。改修はジャパンマリンユナイテッド株式会社が担当する。

 1番艦の「いずも」の第1回目の改修は2019年度末から2021年6月まで行われた。F-35Bを運用するための基礎工事で、改修費用は意外と安く31億円という。

 当初「いずも型」を空母化するにあたってスキージャンプ勾配の導入などが検討されていたが、実際には飛行甲板の耐熱性の強化と着艦誘導システムなどの装置の導入という必要最低限の改修となった。

 ちなみに「いずも型」は設計段階から将来のF-35Bの搭載の可能性を考え、エレベーターのサイズなどを決定したという。そのためエレベーターの改修のような大工事は必要ない。

 第2回目の改修は2024年度末から始まる予定で、F-35Bの本格的運用のために艦首部の飛行甲板の形状を四角形に変更する。現在の形状は艦首方向に向かって先細りの台形になっており、航空機の発着には左舷側の飛行甲板を当てている。

 ヘリコプター運用のみに限定すれば現行の形状でもかまわないが、STOVL(短距離離陸/垂直着陸)機とはいえF-35Bを発艦させるための滑走路として使用するには少しでも飛行甲板が長いほうがいい。これにより飛行甲板はアメリカ海軍の強襲揚陸艦と同じような矩形型の形状となる。

 「かが」の改修に関しては第1回目が2021年度から2023年度に渡って、第2回目が2026年度から2027年度に渡って行われ、「いずも」と同様な改修に加えて、航空管制室の改装(視認性を高めるための工事として13億円の工事費を確保)、艦内もF-35Bの運用に合わせて動線などを考慮した改装が予定されている。

■F-35Bを運用するための飛行甲板の改修
 
いずものディテールを確認する(拡大部は画像ギャラリーへ)
 「いずも」の空母化に当たって一番大きな工事になるのが飛行甲板の耐熱性の強化だ。運用する予定のF-35BはSTOVL機なので、発着艦、特に垂直着陸を行う際の高温の排気ガスが問題になる。発着艦にはリフトファンの推力とF135-PW-600エンジンの排気ガスが使用されるが、垂直着陸で着艦する場合は飛行甲板の特定の場所に高温の排気ガスが当たり続けることになる。F-35Bのエンジンの排気ガスはAV-8B+のエンジンよりも高温(1000度近い)であるといわれ、ヘリコプターの運用しか行っていなかった「いずも」飛行甲板では保たない。当然、耐熱処理を施す必要がある。

 通常、空母や強襲揚陸艦の飛行甲板は高張力鋼の上にノンスキッドと呼ばれる研磨グリッドと合成ゴム、エポキシ樹脂を混合させた塗料を塗って、ざらざらした硬い飛行甲板表面を造り、耐摩耗性や耐熱性、耐滑り止め性を高めている。しかしF-35Bの排気ガスには通常のエポキシ系のノンスキッド処理を施した飛行甲板では耐えられないため、より高度な耐熱処理が必要になる。

 そのためF-35Bを運用するアメリカ海軍の艦艇では、セラミック酸化物とアルミを混ぜたSafTrax TH604という塗料を吹き付けて耐熱性を高めているのである(実際にはこの塗料の利点は、耐熱性もさることながら耐摩耗性、耐腐食性が高く、衝撃で剥離し難い上、従来の塗料よりも塗布後の重量が軽いことにある)。ちなみにイギリス海軍のクイーンエリザベス級ではアルミとチタンの混合物を吹き付けているという。

 「いずも」ではどのような塗料が使用されているかは明らかではないが、おそらくSafTrax TH604と同様のものと思われる。また「いずも」の飛行甲板の耐熱性の強化は飛行甲板全体に施されているわけではなく、着艦エリアとして使用される甲板後部(4番、5番のヘリスポット周囲)に限定されているようだ。

 飛行甲板の改修では耐熱性の強化とともに標識線(トラムライン)にも変更が加えられている。

■艦載機の安全な運用を可能にする着艦誘導システム「JPALS」
 
航空機の安全な運用を実現するJPALSのしくみ
 F-35Bを「いずも」で運用するにあたって着艦時の誘導システムも必要になる。中でも導入が注目されるのがJPALS(Joint Precision Approach and Landing System:統合精密アプローチ・着艦システム)。これはGPSとUHF波を使用してF-35F/A-18、MV-22などの航空機を悪天候下でも自動的に空母や強襲揚陸艦に誘導して着艦させるシステムとしてアメリカ海軍とレイセオン社が共同開発したもの。このシステムによりシー・ステート5の海面状態まで対応できるという。

 シー・ステートとは海上の波浪状況を0~10段階で示すもので、シー・ステート5は波がやや高く、波高が4mまでの状況を指す。

 JPALSのシステムは航空機に搭載する受信装置とGPSセンサー、艦艇に搭載する機器とマストに取り付けるアンテナで構成されている。

 艦載機の搭載する受信装置が、GPSセンサーでGPS衛星から得られた現在の自機の位置情報と母艦からUHFデータリンクで発信されるより精度の高いGPSの補正情報とを比較し計器情報に反映することで、より高い精度で母艦への誘導を行う(自動誘導も可能)。さらに着艦進入する艦載機に対して母艦から指向性誘導電波を発射し、視界不良時でも安全に飛行甲板上まで誘導する計器進入システムを組み合わせることで、艦載機は空母に正確かつ安全に着艦できるというもの。

 2018年夏にF-35BがJPALSを使用してUSSワスプへの着艦に初めて成功しており、2019年にはJPALSの製造が開始され、アメリカ海軍では一部の艦では導入が始まっている。

 海上自衛隊では2022年度予算で「いずも」へのJPALS搭載の費用を取得している。1回目の改修を終了した「いずも」では2021年10月にアメリ海兵隊のF-35Bの2機が初めての発着艦試験を行っているが、四国沖で昼間に行われたこの試験ではJPALSは使用されなかった。

■艦載するF-35Bは航空自衛隊が運用
 
いずも型へは垂直着陸が可能なF-35Bが搭載される
 さて、肝心のF-35Bをどうするのかというと、2024年度末までに6機を調達、配備する予定になっている。最終的には42機のF-35Bを導入することになっており、運用する航空自衛隊では宮崎県の新田原基地に配備する計画である。

 新田原基地をベースとして「いずも」や「かが」にF-35Bの飛行隊を派遣させることになる。海上自衛隊護衛艦航空自衛隊の航空機とともに操縦士や整備員が派遣飛行隊として乗り込み、作戦運用は艦内に設置される統合作戦司令部が行う。

 とはいっても防衛省によれば「F-35Bの部隊を艦に常時搭載するわけではない」という。

 ちなみに空母化した「いずも」や「かが」を最初に利用するのはアメリ海兵隊のF-35Bである。これまで固定翼機を艦上で運用した経験のない海上自衛隊では空母や強襲揚陸艦で豊富は運用経験を持つアメリカ海軍や海兵隊から様々なことを学び、支援を受けなければならないからだ。そのための予算も計上されている。

 また初めてSTOVL機を保有・運用する航空自衛隊でも同様だ。航空自衛隊パイロットにとっても、STOVL機を操縦したり、艦上で発着を行うのは初めてのことである。F-35Bの保有・運用に当たっては学ばねばならないことが多い。

 こうしたことからF-35Bを搭載した「いずも」や「かが」を自衛隊が本格的に運用できるようになるにはもう少し時間がかかると思われる。

 最後にF-35Bとはどのような航空機なのかを簡単に説明しておこう。第五世代の戦闘機F-35の派生型で、F-35はレーダーに映りにくいステルス性を持ち、また空中におけるリアルタイムの情報収集能力が高く、ネットワークを介して組織的な戦闘力を発揮できるといわれている。これからの戦争には欠かせない能力を持っているということだ。F-35にはA、B、Cの派生型がある。

 F-35BはF135-PW-600エンジンに推力変更方式の3ベアリング回転ノズルを取り付け、リフトファンを装備することで極く短い距離で離陸が行なえ、垂直着陸できる航空機である。他の派生型に比べ機体重力が重く航続距離は短いが、STOVL機であることが最大の特徴で、固定翼機の離着陸設備を持たない軽空母や強襲揚陸艦にはぴったりの機体だ。前線に狭い平坦地があれば運用できるので作戦運用能力も広がるという利点もある。

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