桑田コーチなら、先に思いつくコトないの?

今の巨人、不足しているのは、ホントの意味でのキレとコントロール。それらを磨くためには、ノースローやウエイトや長短ランニングでは身に付かない。

桑田自身、PL時代から先輩達のイジメやシゴキみたいなトレーニングや投げ込みをこなしたコトで、甲子園5季中4季は決勝、1季は準決勝までを投げ抜いた。しかも、プロでも悠々とやって行けるカラダの貯金を作った。あのダイビングさえなければ、トミー・ジョン手術の御世話になるコトもなかったくらい。桑田レベルの鍛練を高校時代に積んだ選手は、NPBにすら殆どいない。

桑田が巨人投手陣に課すべきコトは、基本の明示されたストライクゾーンに向けて、ストレートや変化球を投げ込むコトだ。ブルペンホームベース上に釣りテグス張って直方体のストライクゾーンを作り、その隅に向かって投げ続けるコトだ。巨人捕手陣のミットは動くから、絶対的ストライクゾーンを作って投げる習慣をつける必要があるのだ。

レーンの長さを変えても、元々、個々の体調や感覚によって距離感は変化するから意味はない。ハッキリしたストライクゾーンに向けて投げ続けるトレーニングを、クルージングなり全力なりでやるべきなのだ。

キレやコントロールは、投げ込みでしか身に付かない。

東大の大学院に行って勉強したのでしょ?

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巨人・桑田コーチを他球団も称賛 「誰でも思いつきそうでやっていない」練習が上々の効果
2/12(土) 5:15 Yahoo!ニュース
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ブルペンで高橋(右)に助言する巨人・桑田コーチ(東スポWeb)
 球界に新風を吹き込めるか。G投手陣の改革を進める巨人・桑田真澄投手チーフコーチ(53)に対して、球界内から称賛の声が相次いでいる。今年から新たにチーフ格に昇格した桑田コーチは、投手陣の能力アップのため、キャンプからさまざまな取り組みを実施。そのうちの一つでもあるのが、投球距離を自在に変化させる「桑田式ブルペン」で、意外な理由で注目を集めている。それはなぜなのか――。

【写真】トミー・ジョン対決 紅白戦で投げ合った堀田と山崎伊


 宮崎キャンプで11日に今季初実戦となる紅白戦が行われ、期待の両若手先発の明暗がはっきりと分かれた。2019年のドラフト1位・堀田は1イニングを完全投球、20年ドラフト2位で約2年半ぶりの実戦となった山崎伊は1回3安打1四球の3失点(自責0)と振るわなかった。ともにトミー・ジョン手術を経験したホープの投げ合いとなったが、結果は対照的に終わった。

 それでも、現役時代に同手術を経験した桑田コーチはこの日の結果を冷静に分析。「(堀田は)いいスタートを切れたんじゃないですかね。少し自信になったと思う。(山崎伊は)プロは3つアウトを取るのは大変だよ、といういい教訓を得たスタートになったんじゃないですかね」と、前向きに捉えた。

 桑田コーチに課せられた使命の1つには、前出2投手らをはじめとした若手投手陣の底上げもある。昨季は高橋と戸郷がそれぞれリーグワースト1、2位となる与四球を記録するなど、まずは制球力の改善がもっぱらの課題。

 そのため、今キャンプでは通常の18・44メートルより1メートル短いレーンをブルペンに用意。固定されたホームベースから1メートル投手寄りの位置にもう一つのベースを設置することで「短い距離で投げて、どれだけ自分の思ったような投球ができているか」を知り、自分の能力の現在地を確かめ、制球力向上の一助とすることが狙いだ。

 投手陣の反応は上々で、すでに使用した高橋は「思ったより難しい部分はあった。今季の課題は制球なので、日々練習できるなと思います」と手応えを実感。その「桑田式ブルペン」に対して、球界内からは称賛の声が相次いでいる。

 他球団関係者は「『1メートル近くするだけ』という一見、誰でも思いつきそうで誰もやっていない考えを取り入れるのは、さすが桑田さんですよ。理屈も分かりやすくて、若手投手でも納得しやすいメニューだと思います」と絶賛。

 また、コーチ経験のある別の関係者は利便性の良さにも唸った。「何か新しい練習メニューを組み込むのには勇気がいるんです。そんな中で、簡単に取り外しもできて持ち運びもできる、大きなコストもかからないスタイルは導入もしやすいですし、発想がクレバーですよね」と独自の視点で評価した。

 というのも、大がかりな設備も必要なく、巻き尺さえあればホームベースを投手寄りに置くだけ。どこでも簡単に練習を始めることができるのが大きなメリットとなっている。

 独自の視点から理想を追い求めるだけなく、現実的な稼働率も考えながら取り入れることに成功した「桑田式ブルペン」。実際に結果として成果が表れれば、いずれは球界のスタンダードになる日も来るかもしれない。
東京スポーツ

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