坂本花織の武器?浅田真央⇔キム・ヨナの時代とは違うョ!

坂本花織に、そこまで期待できると思う?鈴木明子みたいなタイプだ。

浅田真央キム・ヨナの時、B・オーサーは浅田真央トリプルアクセルを跳べようと届かないくらいに、キム・ヨナの各スキルの出来映えで稼ぐコーチングをした。

しかし、今では、大抵の女子トップ選手は10代中盤で4回転を跳ぶ。出来映えで太刀打ちできないだろ?コレを聞くなら、B・オーサーに聞くべきじゃない?確かに、キム・ヨナの意思もあったろうけど、出来映えに限界を感じていたろうから。

*********************************

4回転も3回転半も跳ばない坂本花織 最強ロシアの牙城を崩す“誰も真似できない武器”
2/15(火) 10:33 Yahoo!ニュース
 128
  
「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」#73 「五輪に立つ者たちの肖像」坂本花織
 
フィギュアスケート女子SP、ロシア勢に対抗する坂本花織の武器とは【写真:AP】
「THE ANSWER」は北京五輪期間中、選手や関係者の知られざるストーリー、競技の専門家解説や意外と知らない知識を紹介し、五輪を新たな“見方”で楽しむ「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」を連日掲載。注目競技の一つ、フィギュアスケートは「フィギュアを好きな人はもっと好きに、フィギュアを知らない人は初めて好きになる17日間」をコンセプトに総力特集し、競技の“今”を伝え、競技の“これから”につなげる。

【画像】「カワイイが渋滞してます!」と反響  坂本花織や宮原知子ら女子4人衆と織田さんの1枚

 女子シングルは15日にショートプログラム(SP)、17日にフリーが行われる。ロシア勢の表彰台独占も予想されるなか、日本から出場する3選手の中で最もメダルに近い存在と言えるのが、昨年12月の全日本選手権で優勝した坂本花織(シスメックス)だろう。北京五輪団体戦にも出場し、7日に行われた女子フリーの演技では148.66点のシーズンベストを出して2位。団体戦で日本初となるメダル獲得に貢献した。

 いよいよ迎える女子シングルで、日本人選手として2010年バンクーバー五輪で銀メダルに輝いた浅田真央以来、3大会ぶりに表彰台に立つことはできるのか。ロシア勢に挑む坂本の姿を追った。(文=辛 仁夏)

 ◇ ◇ ◇

 北京五輪の女子シングルは、近年にないほどハイレベルな争いが繰り広げられ、その渦に巻き込まれる全日本女王の坂本花織ら日本女子3選手は厳しい戦いを強いられそうだ。

 今季のロシア勢は、金メダル最有力候補で15歳のカミラ・ワリエワをはじめ、他の2人の17歳はいずれも4回転や3回転アクセルの大技をプログラムの演技構成に組み込んで、高得点を叩き出してきた。特にワリエワは、歴代世界最高得点を塗り替える異次元の強さを武器に五輪の初舞台に立ち、戦前の下馬評ではロシア勢の表彰台独占が濃厚だと言われているほどだ。

 この強敵たちを相手にメダル争いをする坂本には、4回転と3回転アクセルはない。それでも大技に代わる武器をコツコツと磨き上げてきた平昌五輪からの4年間だった。

 その武器が遺憾なく発揮された今季は、3年ぶりに全日本女王に返り咲いて、2大会連続五輪出場を果たした21歳が、北京五輪でロシア勢にどう勝負を挑むのか。それは、スケーティングスピードと演技の完成度を高め、ジャンプやステップなどのGOE(出来栄え点)加点をいかに稼ぐかに懸かってくることは間違いない。大技を組み込む選手たちに比べると明らかに基礎点は低いが、GOE加点での勝負に活路を見出し、なおかつ、ミスのない演技を披露していかなければならない。4年前から格段に演技の質や安定感が向上して、演技構成点も着実に伸び、トップスケーターに成長したと誰もが認めるところだ。

4年間で演技の質が向上、ノーミスでリンクを疾走できるか
 そうして掴んだ2度目の五輪代表の座を、しっかりと狙って取った坂本の今季の戦いは、見事だったと言ってもいいだろう。全日本優勝で五輪代表内定を一発で決めると掲げた目標を達成して迎える五輪の晴れ舞台について、こんな意気込みを語っている。

「本当に4年前とやっていることは変わらないんですけど、GOEの加点の幅が増えたことで質を上げて、5コンポーネンツをしっかり上げていこうということが1年ごとに点数に表れ、その成果が出てきた。(振付師の)ブノワ(・リショー)先生の振り付けに変わってから、トランジションの内容が濃くなって評価されてきて、嬉しいなというのと、スケーティングスキルが上がってきているのが嬉しい。平昌五輪の点数と順位よりも上に行くのを目標にしているし、表彰台に上がりたいという気持ちがあります」

 試合直前にも走り込むなど、動けば動くほど動けるタイプといい、コーチ陣からのあだ名は「フェラーリ」というほど。ミスをしたら何度でも通し演技を繰り返し、練習からノーミス演技をいかに積み重ねて、試合本番にいつも通りの演技をぶつけられるかだと、勝負のポイントを挙げていた。

 平昌大会で独特な雰囲気の五輪を一度経験しているだけに、北京大会での活躍は楽しみなところだ。坂本本人も、目指してきた2度目の五輪について「前回は出られたことが嬉しくて浮かれた気持ちが大きかったが、今回は全日本選手権優勝という責任もあるし覚悟が違う。やるぞという気持ち」とやる気を漲らせていた。

 そして、強豪が揃った北京五輪での勝負についてはこんな分析を口にした。

「(ロシア勢のことは)あまり深く考えず、勝つために自分がいかにパーフェクトに近い演技をしないといけないかと考えさせられている。ショートプログラム(SP)とフリー、両方パーフェクトな演技にして前回よりも良い成績で終われるようにしたい」

 シニア1季目で勢いに乗って代表入りした初出場の平昌五輪では6位入賞。今回は「覚悟は4年前とは違う」と日本女子エースとして、メダル獲得を目指すというが、2度目の五輪は厳しい戦いが予想されるだけに、自分らしい演技を全うして勝機を見出して表彰台の一角を狙うしかない。

 坂本の持ち味は、スピードと迫力あるスケーティングとダイナミックなジャンプ。坂本を指導してきた中野園子コーチが「迫力のある、すかっとするような躍動感のある演技をしてほしい」と望んでいたように、新進気鋭の振付師とともにブラッシュアップしてきた、誰も真似のできないあの疾走感あふれる演技を五輪で完璧に披露できれば、メダルを手にできるチャンスはあるはずだ。
辛 仁夏 / Synn Yinha

*********************************