女子だって・・・ロシアでなくても・・・

4年持たない選手?別に、ロシアに限った話ではないじゃん!10代中盤以降、子供は育ち方がマチマチになる。心身グレる子も伸びる子もいる。日本でも、安藤美姫モロゾフの子供を2度堕胎しているという話だ。そういう方面の話、ロシア他だったら、シャレにならなかったかも。

ロシアでも、国から援助されなければ才能あっても滑り続けられないし、早く食べて行けるようになりたいプレッシャーもある。食べて行けるようになれば、もう辞めても未練ないのだ。プルシェンコだってカネもらえるトコに出て、2度もロシアスケ連といさかい起こしていた。

逆に、日本はおめでたいのだ。真央ちゃんのトリノ参加資格の件、忘れた?日本スケ連は特別申請など、参加努力すらしなかった。真央ちゃん、それから15年近くスケ連の鵜として莫大な協賛金集めに貢献した。真央ちゃんはホストクラブ経営の父親を遠避けられ、母親だけが真央ちゃんの世話に追われ寿命を縮め、舞はおかしくなった。

外国だったら、そんなコトはあり得ない。出られないならと、ビールマンはサッサとプロ転向したョ!日本でも、小芝風花だって、スケートやめてタレントになったじゃん!

身体に限れば、鍛練で済む部分はある。伊藤みどりトリプルアクセルを五輪で跳んだのは、20代後半じゃなかった?山田コーチとの二人三脚だった。真央ちゃんが、10代中盤に跳べてたトリプルアクセルが年を追う毎にサビついて行ったのは、スケ連がタラソワをつけたからだ。荒川静香トリノ直前にタラソワを見限りモロゾフにチェンジしたせいで、スケ連はタラソワの御機嫌取りに有望な選手を差し出す必要があった。山田コーチを代えるにも、キチンとB・オーサーみたいな実技系コーチをつけていたら、真央ちゃんは違っていたろう。

ロシアだけの問題ではない。

 

 

 

 

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最強ロシアは「4年持たない選手が多い」 女子の“4回転時代”に高橋大輔の恩師が持論
2/15(火) 11:33 Yahoo!ニュース
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「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」#74 連載「名伯楽のフィギュアスケート論」第5回
 
金メダル最有力とされるROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワ【写真:AP】
「THE ANSWER」は北京五輪期間中、選手や関係者の知られざるストーリー、競技の専門家解説や意外と知らない知識を紹介し、五輪を新たな“見方”で楽しむ「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」を連日掲載。注目競技の一つ、フィギュアスケートは「フィギュアを好きな人はもっと好きに、フィギュアを知らない人は初めて好きになる17日間」をコンセプトに総力特集し、競技の“今”を伝え、競技の“これから”につなげる。

【画像】原宿に出没していた トルソワらロシア選手の“私服3ショット”の画像

 開催中の北京五輪で日本人フィギュアスケーターの活躍が続いているが、その土台を作った1人に挙げられるのが、数々の選手を育ててきた長光歌子コーチだ。高橋大輔を中学時代から長年指導し、2010年バンクーバー五輪での日本男子初の銅メダル獲得に導いた。そんな歴史を築いた名伯楽が語る「フィギュアスケート論」。今回は女子シングルをテーマに、北京五輪の表彰台を独占するとも言われているロシア勢の強さや、日本人選手たちの印象について語ってもらった。(取材・文=小宮 良之)

 ◇ ◇ ◇

 2022年北京五輪フィギュアスケート女子シングルは、強力なロシア勢が席巻することが予想されるが、日本女子に活路はあるのか。

<予定構成をそのままノーミスで滑れたら、ロシア勢がメダルを独占する>

 それが識者たちの見解だろう。

 世界最高得点を叩き出しているカミラ・ワリエワは、フィギュアスケートをするために生まれたマシンのように精密で圧倒的だ。アレクサンドラ・トルソワは「世紀の4回転ジャンパー」として、男子も顔負けの得点を叩き出せる。昨年の世界選手権女王アンナ・シェルバコワは華麗さとダイナミックさを併せ持つ。そしてロシアには北京五輪代表のこの3人だけでなく、元世界女王で円熟味を増すエリザベータ・トゥクタミシェワを筆頭にアリョーナ・コストルナヤ、マイア・フロミフ、ダリア・ウサチョワなど五輪優勝を争えるレベルの選手がひしめき合っているのだ。

 果たして、日本女子はロシア勢に太刀打ちできるのか。実際に何度も五輪を戦った経験のある長光歌子コーチに、その展望を聞いた。

――金メダルの行方を占うと、どうしてもロシア勢になるのでしょうか? 中止になった昨年12月のグランプリファイナルも6人中5人がロシア人でした。

「そこは『ロシアの誰か』になる可能性が高いかもしれません。日本人選手の優勝は現実的に厳しくて。もちろん、そうなって欲しいと心から思いますけど。ロシアの女の子たちのスケートを見てしまうと……」

――ジャンプばかりが注目されますが、それだけではないですね。

「ロシアの女の子は情感も感じさせるし、見た目も綺麗というか、得点を出しやすい演技をするなと思います。ワリエワの両手上げジャンプはたぶん、もうあれのほうが跳びやすいんだと思いますね」

――どうやったら、あのような選手が育つのでしょうか?

「親御さん(の体格)まで見て、遺伝的なところで骨格とかも調べているという話を聞きました。ポテンシャルが高い子を全国から集めているし、優れたコーチもいるわけで。本当に、潜入してみたいですよ(笑)」

4回転を軸にした戦い方だと「年齢がもっと下がる」
――日本代表の女子もそれぞれ魅力的です。坂本花織選手は日本人唯一のグランプリファイナリストで全日本王者、樋口新葉選手は全日本2位、河辺愛菜選手はNHK杯2位、全日本3位です。

「三人三様で、個性がある選手たちですよね。(坂本)花織ちゃんはとにかく壮大。スピード感というよりも、本当にスピードがあって、ジャンプだって跳べるし、その壮大な感じが世界に認められたらいいなと思います。日本人の中では脚力が違いますね。今年1月のインカレにも出場し、すごく寒くて氷が硬かったんですが、しっかり滑れるだけの体力を見せていました」

――樋口選手は『ライオンキング』という、彼女のためのようなプログラムに出会いました。

「新葉ちゃんは独特なセンスを持った選手で、(フリーの)ライオンキングはたしかに惹き込まれるプログラムですね。すごくパッションを感じるというか。前回のオリンピック選考で悔しい思いをしたはずだし、プログラム全体を通じて、彼女らしさを遺憾なく発揮して欲しいです」

――河辺選手は全日本のショートプログラムで唯一トリプルアクセルを成功させるなど、強気の17歳です。

「河辺さんは若いし、恐れずに思い切りチャレンジしてほしいですね。ジャンプの精度が上がって、演技全体のレベルも上がってきていて。伸びしろのある選手で、よく練習をするし、フィジカルが強い選手ですね」

――日本女子のメダル獲得に向け、可能性を探るとすれば?

「とにかくGOEをできるだけ稼いで、ノーミスで滑って、ステップ、スピンは全部レベル4で。それでも向こうがノーミスだったら厳しいですが、そこは勝負なので何が起こってもおかしくはないはずです」

――女子には難しい時代で、日本もロシアのように4回転に取り組むべきなのでしょうか?

「どうしたら4回転がぼんぼん跳べるのか、本当に教えて欲しい(笑)。ただ、ロシアは4年持たない選手が多いんです。ピークの子が大会で優勝し、どんどん人が変わっていく。4年間、あの力を維持するのは難しく、4回転を軸にした戦い方だと、(ピークの)年齢がもっと下がってきてしまう気がします。勝つためには日本もそうするべき、という声もありますが、私は一人ひとりの選手が年齢を重ねて素敵にでき上がっていくのを見たいなって思うので……女子(のコーチ)は向いていないかもしれません(笑)」

宮原知子の演技こそ「フィギュアスケート
――北京五輪出場は逃しましたが、全日本での宮原知子選手の『トスカ』は表現者として鳥肌ものでした。

「“知子ちゃんこそフィギュアスケートだな”って思いますよ。とても素敵でした。少し前なら、(ソチ五輪銅メダリストのイタリア人カロリーナ・)コストナーとかも良かったですね。ただ、その素敵さでは勝てない時代になってきて。もし私が女子のコーチをやるとしたら、“スケートが好きっていう子の演技が完成するのを手伝う”っていうのが条件じゃないと、なかなかできないですね」

――注目している若い選手はいますか?

「松生(理乃)さん、(住吉)りをんちゃん、(千葉)百音ちゃんの3人は、練習を見ていても感性を感じるし、スケートもよく滑るし、すごく好きです。上手く花開いていって欲しいなと思います」

――『次の浅田真央』は出てくるのでしょうか?

「真央ちゃんの時代は、一つの奇跡かもしれません。鈴木明子ちゃんや安藤美姫ちゃんなど、他にも個性豊かな子がたくさん出てきました。そこにドラマがあって。大輔と同じで真央ちゃんはアップダウンもありましたが、それが不思議と内面の魅力になって記憶に残る選手でしたから」

(第6回へ続く)

長光歌子
1951年生まれ、兵庫県出身。66年の全日本ジュニア選手権で優勝するなど選手として実績を残すと、引退後は指導者として多くのスケーターを育てる。高橋大輔を中学時代から指導し、2010年バンクーバー五輪で銅メダル、同年の世界選手権で優勝に導いた。フィギュアスケートをこよなく愛し、現在は関大アイススケート部コーチを務める。

小宮 良之
1972年生まれ。大学卒業後にスペインのバルセロナに渡り、スポーツライターに。トリノ五輪、ドイツW杯を現地取材後、2006年から日本に拠点を移す。アスリートと心を通わすインタビューに定評があり、『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など多くの著書がある。2018年に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家としてもデビュー。少年少女の熱い生き方を描き、重松清氏の賞賛を受けた。2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を上梓。
小宮 良之 / Yoshiyuki Komiya

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