バカは何でも崇拝する。単に、踊らされただけだ。

何を言っているんだか?

一般FR礼讚を、AE86に押し着せている。AE86自体、取り立てて何ら目を引くトコのあるクルマではない。ニッサンがB12サニー系で一斉にFF化したのに対して、トヨタカローラ&カリーナ&コロナセダンらはFF化したが、レビン&トレノはFRのまま、AW11MR2もラインナップした。エンジンは2TGから4AG、2バルブから4バルブに変わった。

上のクラスを見渡しても、2リッター4気筒としてはA60平目/ブラックマスクセリカを最後、ニッサンはシルビア/ガゼールをFRとして残した。マツダはSA⇒FCと5ナンバーFRだった。

 

後は、しげの秀一の好みの問題というだけだ。

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FRスポーツを手足のように操る感覚は格別|1985年式 トヨタ スプリンタートレノ 3ドア GTアペックス
3/4(金) 12:02 Yahoo!ニュース
  
前中期の3ドアアペックスのみエレクトロニックディスプレイメーターが標準装備。後期はオプションとなった
【1985年式 トヨタ スプリンタートレノ 3ドア GTアペックス ~2014~】

▶▶▶【画像16枚】当時モノのBS・SIEG-F(ジーク・エフ)ホイールなど

 なぜ現在も、AE86は多くのファンに愛されているのか。それは、今や国産車では絶滅寸前と言えるコンパクトFRスポーツで、「純粋に運転が楽しめるクルマ」ということにほかならない。最近のクルマすべてがつまらないわけではないが、ハチロクのようなコンパクトなFRスポーツを手足のように操る感覚は格別。そういった意味では、絶対的な速さではなく、現代のクルマでは味わえないアナログ感やダイレクト感が人々の心をつかんで離さないのだろう。

 また、現在のAE86人気の要因は、それだけではない。後継であるAE92がFFレイアウトになったことで「最後のFRレビン/トレノ」という付加価値が付いたこと。そして、なんと言ってもマンガ「頭文字(イニシャル)D」の影響がかなり大きい。それまでクルマに興味のなかった人がマンガを読んで「AE86に乗りたい!」と感じるようになり、実際に手に入れたという話をよく耳にする。劇中に登場し、これほど読者に影響を与えたクルマはそうそう思い浮かばないのではないだろうか。そして、このようなハチロク人気の高さにメーカーも動きだし、2009年には東京モーターショーでコンセプトカー「FT‐86」を発表し、2012年には市販車として「トヨタ86」をリリースするにまで至った。

 ただし、デビューから31年、生産終了から27年も経過しているがゆえ、コンディションの良い個体は年々少なくなる一方だ。しかし、ここに登場するトレノは、デイリーユースをこなしながらも、極上といえる状態をキープしている奇跡の1台と言えよう。

 

1985年式 トヨタ スプリンタートレノ 3ドア GTアペックス(AE86
全長×全幅×全高(mm) 4205×1625×1335
ホイールベース(mm)  2400
トレッド前/後(mm) 1355/1345
車両重量(kg)  940
エンジン型式  4A-GEU型
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1587
ボア×ストローク(mm) 81.0×77.0
圧縮比 9.4:1
最高出力(ps/rpm) 130/6600
最大トルク(kg-m/rpm) 15.2/5200
変速比 1速 3.587 / 2速 2.022 / 3速 1.384 / 4速 1.000 / 5速 0.861 / 後退 3.484
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 185/70R13(前後とも)
発売当時価格 157.6万円


初出:ハチマルヒーロー 2014年 08月号 vol.26(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部

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