キャリーオーバーZの価値?正気で記事書いてんのか?

このキャリーオーバーZをそんなに褒めチギる?正気で記事書いてんの?このZを手に入れるために、500万も600万も出さなきゃいけないの?諸費用足したら、プラス50万かな?今の不景気真っ只中の日本に於いて、こ~んなクルマ買う層はいると思っているのか?アメリカで売れるカモという、希望的観測か?Z34をエンジンチェンジして、カーズ出来損ないのデザインに、ヒトは何を感じてカネ出すと思うの?

このモータージャーナリスト、カネの価値をわかって書いてるのか?

Z32の1.5倍のプライス付ける価値は、サラサラないと思う。こんなカネ出すくらいなら、中古のポルシェ997やE90型BMW M3や6/6.3リッターAMGらの中古買ってもお釣りが来るのだ。絶対性能、クルマのイメージなど、味わえる楽しみに雲泥の差が出る。

こんなクルマを新車でありがたがって買うって、バカを宣伝しているよう、こんなクルマを恭しく褒めチギるモータージャーナリスト、裸の王様の侍従にしか見えない。

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スポーツカー好きが大興奮!「7代目フェアレディZ」に乗ってわかった本当の価格満足度
8/9(火) 15:15 Yahoo!ニュース
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初代へのリスペクトが細部から感じられるエクステリア
 2020年のコンセプト発表時から、スポーツカーファンの注目を集めて続けてきた「7代目フェアレディZ」の乗り心地やいかに──。シリーズ「快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた」、今回は初代フェアレディZデザイナーへの取材経験もある自動車ライターの佐藤篤司氏が同車に実際に乗ってみて、価格以上の満足感を感じた点についてレポートする。

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 額面だけでは計り知ることの出来ないお買い得感。じっくりと本質をチェックすることで、その価値というものが見えてくるものです。今回、新型になったフェアレディZのステアリングを握り、走ってみて“お買い得”とはなんたるかを、改めて考えさせられました。1969年に初代が登場して以来、半世紀以上にわたって日本を代表するスポーツカーとして世界中の人から愛されてきたフェアレディZの7世代目。どれほどの価格満足感があるのでしょうか?

少しじらされたが、仕上がりは期待以上
 約2年前、2020年の9月に今回の新型フェアレディZのコンセプトが発表されたとき、世のスポーツカー好きたちは、かなり興奮したと聞きます。半世紀以上にわたり、世界中で愛されながらも、時代によっては「もはやスポーツカーの時代ではない」などと言われ、存在自体が消え去ろうとしたこともありました。それがなんとか持ちこたえ、新たなコンセプト発表となったのですから、世界的な話題性は大きかったのです。

 そしてコロナ禍ということもあり、待たされること約1年、ようやく昨年の夏にアメリカで正式発表され、さらに2022年早々に日本仕様の全貌が発表されました。気が付けばデリバリーが始まる前に「すでに今年の分は売り切れました」とも言われるほどの人気となりました。

 詳細を見れば全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mmという比較的コンパクトなボディに最高出力405PS(298kW)、最大トルク475Nm (48.4kgf・m)を発生する3LのV型6気筒ツインターボエンジンを搭載した、順当なスポーツカーでした。最近、スポーツカーの世界にも勢力図を拡大してきているBEV(電気自動車)でもなければ、ハイブリッドモデルでもありません。

 パワーソースは内燃機関ガソリンエンジンだけで、それを6速MTか9速ATのどちらかと組み合わせるという、実にオーソドックスな“ザ・スポーツカー”といった成り立ちなのです。おまけにクルマの骨格であるシャシのベース部分は旧型を継承しています。ニューモデルといったのに、「これはビッグマイナー(チェンジ)だよ」という人も当然います。一方で「基本は8割がた受け継いでいても、新型といっていい」という意見もあるのが新型フェアレディZを取り巻く議論なのです。

 白状すれば、“車が良ければ”どちらでも結構、といったところです。要はどれほどの仕上がりになっているか?が最大の関心事。そして昔からのフェアレディZを知っているおじさん世代として、あえて言わせて頂ければ「この電動化時代にガソリンエンジンだけで勝負してくれたことに感謝」です。

最先端技術を継承した基本構造
 目の前に登場した新型フェアレディZは、とても新鮮に見えました。初代モデルに対するリスペクトによって仕上げたと言われるボディデザインですが、清々しいほどに新鮮ですっきりとした佇まいなのです。もちろんロングノーズとサイドウインドーの形と、ストンと切り落とされたようなショートデッキという基本フォルムのバランスは、歴代のフェアレディZに受け継がれてきたデザイン上のDNAを感じさせてくれます。オーソドックスで“カッコいいスポーツカーってこれだよね”というデザインは、やはり魅力的です。

 そんな形を受け入れながらホールド性のいいシートの体を納め、走り出しました。最初にスペックを見たとき、想像したパフォーマンスがそこにありました。なにひとつ期待を裏切ることがない仕上がり具合であり、ワインディングでも乗り心地と、スポーツカーらしいキレの良さを両立させたバランスの良さを見せるのです。

 エンジンによる独特の加速感によって、どんな速度域でもスポーツカーだけが持つフィット感と優れた乗り心地を存分に味わえるのです。あのスタートから一気呵成に新幹線のように速度をグングン上昇させるBEVの感覚とも違います。どこか懐かしく、体の片隅にしっかりと記憶されているエンジンの加速感は相変わらず心地よかったのです。ノスタルジーで言っているのではなく、多分これが同じエンジン搭載で圧倒的なパワーによって加速するGT-Rとも違う、フェアレディZ本来の立ち位置なのだと、理解できました。

 そして次の瞬間、もしこれほどの熟成した内容が“新開発のシャシに与えられていたら?”と、考えてしまいました。想像に過ぎませんが、いま以上に魅力的な内容になっていたかもしれません。一方で、もしすべてが新開発であったなら、これだけのバーゲンプライスとも言える価格を実現できたでしょうか? 新車開発には多くの資金がかかるのですが、基本部分をより熟成させ、進化させる手法はむしろユーザーにとっては有り難いことだったわけです。

総合力を評価するとやはり“お買い得”
 こうした決断によって熟成を進めたパフォーマンスを手に入れた新型は、ベーシックなモデルで車両本体価格524万1500円(AT/MTとも)です。最上級グレードのバージョンSTでも646万2500円(AT/MTとも)なのです。別にエンジンの出力と排気量で優劣をつけるわけではありませんが3Lツインターボエンジン、最高出力は405psというスペックがこの値段で入手できるのは、やはりお買い得と言えるのではないでしょうか。

 たとえば国産のライバルの筆頭にくるトヨタスープラの最上級グレードRZは3L直列6気筒エンジンで387馬力、価格は731万3000円です。さらに輸入車のライバル、ポルシェの718ケイマンで400馬力を望むなら、4Lの水平対向6気筒エンジンを積んだ1152万円のGTS4.0を手に入れる必要があります。

 もちろんスポーツカーの味というのは、馬力やエンジン排気量などだけで決まるほど単純ではありません。すべての要素を複合的に組み合わせたトータルバランスによって実現した走りが、どうであるかが重要なのです。その点に注目して言えば、ここまでパフォーマンスを仕上げたからこその、あの楽しさ、この価格満足度はやはり魅力的なのです。

 コロナ禍の前、初代フェアレディZのデザイナーである故・松尾良彦さん(2020年ご逝去)と何度となくお会いしながら、開発時のお話をお聞きしていました。その中で、1960年代に開発中のフェアレディZアメリカを走行中、警官に職質を受けたエピソードがありました。いろいろと警察官に質問を受け、なんとか放免になるとき「これほど高性能の車を、そんなに安く売ると言うなら必ず買うよ」と言われたとのこと。当時とすれば同程度の実力を持った欧州スポーツカーの半額近い値段だったそうです。そして実際にアメリカで発売すると、在庫を巡ってディーラ同士が奪い合いになるほどの大ヒット。もちろん最新の7代目フェアレディZも、お買い得というDNAも引き継いでいると考えていいでしょう。

【日産フェアレディZ
ボディサイズ全長×全幅×全高:4,380×1,845×1,315mm
車重:1,590kg
駆動方式:FR
トランスミッション:7速AT
エンジン:水冷V型6直列DOHCターボ 2,997cc
最高出力:298kw(405PS)/6,400rpm
最大トルク:475Nm(48.4kgf・m)/1,600~5,600rpm
燃費:9.5km/L(WLTCモード
車両本体価格:6,462,500円~(バージョンST・MT&ATとも/税込み)

【プロフィール】
佐藤篤司(さとう・あつし)/自動車ライター。男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書『クルマ界歴史の証人』(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

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