こういうモータージャーナリスト、数字だけをフツ~に読んで書くと、こんな記事になるのだ。
ポルシェを挙げて、2022年販売台数で
カイエン95,604
マカン 86,724
911 40,410
ボ&ケ 18,203
タイカン34,801
パナ ? 34,142
計 309,884
ポルシェジャパンの社長は「スポーツカーメーカーでありながら、現実にはSUVメーカーとも言える・・・」って?バカじゃん!だって、フルラインメーカーでない会社の社長が、狭い品揃えでこんなコト言うのだから。それを真に受けて書くモータージャーナリストは、更にバカだ。
スポーツカー系のクルマ、911であれファンはいても実際に買えるワケがない。まして、2座ボクスター&ケイマンが台数出るワケがない。カネ持ってても、乗るクルマはファミリーユースや相乗りゴルフ場通いなどを意識して、カイエンやマカンになるのは、フツ~じゃん!だって、メルセデスやBMWやアウディーみたいな、社有車で売れるセダンやコンパクトはないのだから。
ベントレーやロールスロイスらは、品揃えがセダンやクーペだったトコにSUV車種ベンティガやカリナンが増えた。
単に、ある数字だけを書くなら統計学者が書けば良いのだ。モータージャーナリストを名乗るなら、何故そうなるかをキチンと考えてコメントできないなら、価値はない。
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【ポルシェ/ルノー/ベントレー】販売台数から読み解く人気の秘密【九島辰也】
2023.01.14 20:00掲載 グーネット
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車のニュース [2023.01.14 UP]
【ポルシェ/ルノー/ベントレー】販売台数から読み解く人気の秘密【九島辰也】
文●九島辰也 写真●ポルシェ、ルノー、ベントレー
【ポルシェ 911】歴代モデル情報・購入ガイドまとめ【車種別特集】
2023年も半月過ぎて、自動車業界では前年の実績が話題の中心になってきました。ウクライナ戦争、サプライチェーンの断絶、半導体不足、そしてCOVID-19云々といった問題が浮き彫りされた2022年はいったいどうだったのでしょう。今回は個人的に興味のあるブランド3つをピックアップしたいと思います。
まずはポルシェですが、昨年は2021年を3%上回る30万9884台を販売しました。2010年頃は10万台にも達していなかったブランドだけに急成長といえます。エリア別では中国の9万3286台がトップで北米の7万9260台がそれに続きます。この巨大な2つの市場はやはり強い。特にスペシャルプライスを提供する北米を上回る中国でのポルシェ人気は相当高いと言えるでしょう。
ポルシェ カイエン
興味深いのはモデル別の台数です。ポルシェで一番の稼ぎ頭はカイエンであることを知っていましたか? 販売台数は9万5604台。2位のマカンが8万6724台ですから、SUVだけで過半数となります。数年前ポルシェジャパンの社長が言っていた言葉を思い出しました。「スポーツカーメーカーではありながら現実にはSUVメーカーとも言えるんです……」と。
ちなみに、911は4万410台で、718ボクスターと718ケイマンは合わせて1万8203台にとどまります。う~ん、ピュアスポーツカーは厳しいご時世なのでしょうか。話題のEVスポーツカータイカンは3万4801台。部品が入手困難なこともあり、前年より少し減少しています。
ルノー E-TECH搭載モデル
さて次に興味を持ったのはルノーです。
ルノーの場合は日本での販売台数に驚きました。2022年は8615台で、ルノー・ジャポン設立以来過去最高記録だそうです。そしてそれは同時に日本におけるフランスブランドNo.1となりました。考えてください、あの「左ハンドル+マニュアルシフト」というマニアックなモデルを販売していたブランドがメジャーになったのですから感慨深いとはこのことです。
しかも、昨年は売れ筋のカングーがモデル末期ということでほとんど稼げませんでした。ですが、それを見事に支えたのがルノー独自のハイブリッドシステム“E-TECH FULL HYBRID”で、それを搭載したアルカナ、ルーテシア、キャプチャーがカングーの穴を埋めました。そういえば、アルカナは日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストにも残りましたよね。それには動力性能はもちろん、スタイリングのかっこよさも大きく寄与したと考えます。
それとアルピーヌのマイナーチェンジもありました。それにより171台は238台に増えたそうです。試乗した時のイメージは良かった。目玉は110Sでしたが、110GTの仕上がりの素晴らしさは今もハッキリ覚えています。アルピーヌはまさにクルマ好きを虜にしますね。
ベントレー ベンテイガ
最後に3ブランド目、憧れのベントレーですが、ここも2022年はグローバルで過去最高を記録しました。
販売台数は1万5174台。前年が1万4659台でしたから4%の増加です。ステイタスも価格も最上級であることを鑑みれば立派。というか、この社会情勢では恐ろしい伸び方だと思います。なんたってベントレーの販売網は65カ国210店舗。フツーのカーメーカーとは桁が違います。つまりそれだけ限られたマーケットにうまく訴求したということです。
貢献したのはやはりSUVのベンテイガです。総販売台数の42%を占めます。中でもベンテイガハイブリッドエクステンドホイールベース(EWB)が好調だったそうです。また、新たに追加されたフライングスパーハイブリッドも人気で、フライングスパーの中の30%に当たるとか。となるときっと今年もその割合は増えるでしょう。ベントレーのパワーソースの多くが“V6+モーター”に移行される日は近いかもしれません。そして、この流れのまま日本でも台数を増やしました。国内販売台数は644台。前年比+1%となります。
ということで、厳しい国際情勢にもかかわらずここで挙げた3ブランドを含め多くのカーブランドは2022年に販売台数の記録を更新しました。なんとも頼もしい。特にこうした個性的なところが活躍したのは我々クルマ好きには嬉しいですね。
カーガイは健在だということです。それにしても世界的に富裕層は強い。ベントレーもそうですが、実はロールスロイスも2022年は過去最高の6021台を記録しました。いやはや恐れ入ります。
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