全くマト外れ!広岡達朗「日本で通用しなくて、メジャーで通用するワケない!」

広岡達朗、そろそろアタマにも終わりが来ているのか?日ハムをカオスに落としている、新庄剛志を持ち上げているトコあたりから、気は確かか疑問はあった。

もう、キチンと野球について、試合は観てるかも知れないが、キャンプなどはちゃんと見ていないだろう。

今の巨人や阪神、キャンプのトレーニングや抜擢の惨憺度合も知らないだろう。大勢や才木ら、二軍暮らしなのにトミー・ジョン手術なんて、トレーニングそのものがダメだったのに。

藤浪晋太郎で「日本で通用しなくて、メジャーで通用しない!」だって?昔の巨人やヤクルトや西武にも、監督コーチと折り合い悪くて使ってもらえず、野球辞めさせられた選手は山ほどいた。阪神で、和田監督最終年の日本シリーズ出場メンバー、カネモト&矢野で福留&糸井以外は意図的にスゲ替えられ、みんな辞めさせられたり出されたりしたの、知らないのか?

張本勲の"マト外れ喝"も老害だったが、広岡達朗の"マト外れ評論"も終わらすべきトコに来ているように思う。

藤浪晋太郎が今季大活躍したら、カレに公開懺悔&隠居していただくコトを楽しみに応援したい!

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日本で通用しない選手がメジャーで通用するわけがない/廣岡達朗コラム
1/20(金) 11:01 Yahoo!ニュース
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感心するような体型の選手が見当たらない
 
アスレチックスと契約した藤浪晋太郎
 新人合同自主トレが始まった。

 いまの選手は総体的に胴が太い。ウエストのくびれがない。身長180センチ体重80キロ台の選手がざらにいる。私に言わせればベストウエートより10キロはオーバーしている。私も現役時代は180センチあったが、72キロを最後まで通した。

【選手データ】藤浪晋太郎 プロフィール・通算成績

 パワーアップのために体重を増やそうとしても、正しい食生活をしていれば、せいぜい増えるのは2、3キロだった。短期間で10キロも20キロも激増するのはおかしい。

 自主トレではさまざまなメニューでアップに取り組んでいたが、一つひとつにかける時間が短い。これではスタミナがつかない。しかも、いまは食べ物もぜいたくになっている。太るのも当然だ。とにかく感心するような体型の選手が見当たらない。

 もうひとつ、オフの一番大事なこの時期に、なぜ監督、コーチが指導できないルールができたのか、これが私には分からない。許可を得たトレーニングコーチだけが「無理をする」「ペースを乱すな」とスロー調整を促す。何をか言わんや。1月からやらなければシーズンに間に合うわけがない。

 ノックで手が痛くないようにグラブの人差し指を抜いて捕るのも問題だ。捕ることが目的になっていて、投げるために捕るという意識がない。アマチュアはそれでいいが、プロは水準が高い。いつ捕ったか分からないぐらい、気づいたときには投げていなければいけない。そのための第一歩として、私ならまずグラブを外させ素手で捕らせる。そうして生きた打球に負けない皮膚感覚を養わせるのだ。

藤浪がアスレチックスと契約
 話は変わるが阪神藤浪晋太郎がポスティング制度を使ってアスレチックスと契約したことが発表された。1年契約で年俸325万ドル(約4億1600万円)、140万ドル(約1億8000万円)のインセンティブがつくという。そのうちの何割かをエージェントが受け取っているのに、そのエージェントの褒め言葉を真に受けて喜んでいるとしたらバカだ。

 藤浪がメジャー・リーグで通用するかどうかは論じること自体がナンセンス。日本で通用しない選手が海の向こうで通用するわけがない。数年したらクビになる。そうなったら喜んで再契約するのが日本球界である。

日本球界があって自分がいると自覚するべき
 私はアメリカへ行くこと自体に反対はしない。ただし、メジャーでクビになったらNPBの球団は再契約しないように、とコミッショナーが通達すればいいのだ。その上で、例外的にコミッショナーが許可した人間だけ復帰させればいい。

 そうすれば、メジャーを目指す選手にも覚悟が生まれる。いまの人たちには理解できないだろうが、戦時中の若者は片道の燃料しか搭載されていない零戦に乗って日本を飛び立った。生きて祖国に帰れないということを覚悟していたのだ。日本があって国民がいる。自分がいて日本があると思うのは大間違いである。プロ野球選手も日本球界があって自分がいると自覚するべきだ。

 なんにしてもメジャー・リーグを日本球界の上位概念に置くのはおかしい。ポスティング制度というのは選手の権利を売った日本の球団にカネが入るだけである。メジャーは良い選手を根こそぎ持っていく。逆に、クビになった外国人にカネもうけをさせるために日本などアジアの球団に送る。日本球界がメジャーに都合よく使われているのがなぜ分からないのだろうか。

週刊ベースボール』2023年1月30日号(1月18日発売)より

廣岡達朗(ひろおか・たつろう)
1932年2月9日生まれ。広島県出身。呉三津田高、早大を経て54年に巨人入団。大型遊撃手として新人王に輝くなど活躍。66年に引退。広島、ヤクルトのコーチを経て76年シーズン途中にヤクルト監督に就任。78年、球団初のリーグ制覇、日本一に導く。82年の西武監督就任1年目から2年連続日本一。4年間で3度優勝という偉業を残し85年限りで退団。92年野球殿堂入り。

写真=BBM
週刊ベースボール

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