マツダND型ロードスター、断じて世界一ではない!

マツダND型ロードスター、断じて世界一ではない。NC以降は、"世界に1つだけのクルマ"ですらなくなった。

日本の自動車メーカーでありながら、マツダはFD型RX7もRX8もNC型以降のロードスターも動力は5ナンバーなのに、車幅で3ナンバーという無差別級にしてしまった。無差別級になったら、もはや一番非力なレベルになる。軽量でもあるが、トレッドホイールベースが小さく、シャシー容量的に遥かに劣るコトになる。

マツダがNAやNBのロードスターを出した頃、イギリスではロータスエランⅡやMGFらが出たし、ドイツではアウディーTTやBMW Z3やメルセデスSLKやポルシェボクスターらと、MGF以外は1クラス上になっていた。ホンダのS2000やNCと比較しても、カレらは明確に格上にあり、チョコっと寸法ハミ出す程度では、優れてもいなかった。

キチンとした規格対応もせず、原価管理見据えた共用車種設定もせず、芸のない専用設計で高値をユーザーに押し付け、自らで売れないクルマにしてしまった。日本自動車メーカーの自業自得だった。

このヒトも、その片棒を担いだヒトだ。

 

 

 

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「世界一のクルマをつくる」マツダロードスター」元開発主査が語る、想いを込めたメッセージとは
2023.02.18 15:30掲載 くるまのニュース 7
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■夢が生きる喜びにつながる

2023年2月6日、マツダロードスター」の元開発主査である山本修弘さんが、広島県三原市の本郷西小学校で課外授業をおこないました。

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この課外授業のテーマは、「目指せ未来の子供たちへ、あなたの夢は何ですか」。

山本さんがマツダで勤めた50年の取り組みとともに、その半生をかけて学んだ「夢に向かい、夢を実現する」ために必要なことについて、2時間にわたって児童たちと話し合いました。

山本さんは、1973年に東洋工業(現マツダ)に入社しました。ロータリーエンジン研究に始まり、スポーツカー「RX-7」や「ロードスター」の開発などに携わったほか、ル・マン24時間耐久レースへも参加。このレースでは1991年にマツダが日本車で初となる優勝を果たしています。

中でも、2015年に発表された4代目ロードスター(ND型)では、開発責任者(開発主査)を務めています。

ND型ロードスターは世界的な評価を集め、「日本カー・オブ・ザ・イヤー2015-2016」受賞に加え、世界のジャーナリストが選出する2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」と、同賞典の特別賞「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞しました。同時受賞したクルマは、ND型ロードスターが世界で初めてだったといいます。

今回の課外授業では、山本さんが「世界一のクルマをつくる」という夢を持ったきっかけや、その夢を実現するためどのように行動し実を結ぶことができたかを、児童との質疑応答を交えて語りました。

児童から「仕事で大切にしていることはなんですか」と質問された山本さんは、チームワークや一生懸命勉強することの大事さとともに「もっと大事なのは、物を見たり聞いたり、触ったりすることです。いろいろなものに興味を持つ探索力や好奇心を持ってもらいたい」と回答。

また「夢中になるものを見つけてほしい。人よりもほんの少しだけ自分が得意にできることがきっと見つかります。そのために心の鏡を磨いて、周りから入るものがちゃんと自分の心にきれいに映るようになってほしい」とも話しました。

山本さんからも児童に向けて「あなたの夢は何ですか」と問いかけがあり、児童はそれぞれが将来なりたいものや、夢をかなえるために大切だと思うことを発表しました。

児童たちからは「努力」「勉強」「観察力」など、多くの“夢の実現に大切なこと”が挙げられるとともに、「諦めず挑戦し続けること」「自分で考えること」「人とのつながりを大切にすること」など、具体的な考え方や生き方なども大切なこととして掲げられました。

これについて山本さんは「みんなちゃんと自分の夢を語ることができるし、それに向かって何をすればいいのか、自分の言葉で発表できて素晴らしい。ありたい姿に向かって努力している姿を見ることができました」と話しました。

山本さんの座右の銘は「夢なき者に喜びなし」。吉田松陰の言葉「夢なき者に成功なし」をもじって「夢が生きる喜びにつながる」ということを表しており、山本さんがマツダの上司から聞き感銘を受けた言葉だといいます。

そして山本さんは、こうした考えを若い小学生の児童たちがもう既に体現していることに驚いたと語り、2時間の課外授業を終了しました。

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山本さんは、2019年以降は「ロードスターアンバサダー」として学校や企業などでクルマの魅力と夢の実現について講演しつつ、後進の育成に邁進。そして2023年2月10日、惜しまれつつもマツダを退職し、50年にわたる会社員としての勤めに幕を下ろしました。

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