平田の次は根尾!"PL"立浪監督の大阪桐蔭排除。

表向きは、あくまで先発転向だ。短いイニングで全力投球する中継抑えと違い、長いイニングをクルージングで賄う先発では、トレーニングメニューもインターバルも違うし、マークするスピードガン数値も落ち、特に2軍では打たれやすくなる。

中日の中継抑えは、7回清水⇒8回ロドリゲス⇒9回マルチネスだったハズ。しかし、先発がそれほど育たない現実なら、6回を投げる中継を据える。つまり、6回以降を固める方が目先を勝つには良いのだ。

しかし、少なくとも根尾にそうする気も、他の投手を据えてもいない。結局、勝ちパターンの中継抑えは大抵持ち腐れている。

"昔最強今廃部"PL学園出身の立浪監督にとって、チームを勝たせるコトよりも、"今の日本最強"大阪桐蔭出身者を消し去るコトの方が優先する。

去年、平田諸とも根尾も辞めさせるつもりで、投手に転向させた。数試合投げさせて、打たれて2軍に落とし、平田と2人、戦力外通告の筋書だった。

しかし、去年でも外人以外で高橋宏と双璧の球威を持っていた。だから、去年シーズン終盤は実力発揮しにくい状況で起用し、ローテ先発や勝ちパターン投手より防御率を落とすよう細工起用した。

今年は、全力投球しにくいよう、先発転向させた。一応、中日なりに先発の席は塞いである。だから、2軍閑々干しというコト。

根尾もその意図を汲み取り、名古屋で外車乗り回し、モデルとズッカンバッカンしているらしい。

立浪監督の体の良い、どパワハラだ。

根尾も、そんなチームで磨り減らすより、中日を戦力外になってMLB挑戦に鋭気を養うつもりではないの?藤浪よりスピードなくても、投手と野手と打者がデキる。

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中日・根尾昂、“中途半端”だった育成方針 5年目で定まった「先発投手」としての現在地〈dot.〉
6/5(月) 18:00 Yahoo!ニュース
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中日・根尾昂
 中日・根尾昂が「先発投手」としての道を歩み始めた。プロ入り後は野手での起用も含め、育成プランが定まっていないようにも見えたが現在は行くべき方向が定まった。

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 5月27日、ウエスタン・リーグオリックス戦(ナゴヤ球場)では今季初めて先発のマウンドに上がった。5回3/1で79球を投げ、5安打、3奪三振、与四球2で1失点という内容。先発投手を任されるのは3月12日の社会人・東邦ガスとのプロ・アマ交流戦以来となった。

「緊張しているようだった。ウォーミングアップ時から口数が少ないようにも見えました。登板前のダグアウトでも何度も大きく深呼吸していた。どちらに転ぶか心配もあったが杞憂に終わった。なにより試合をまとめたことが大きい」(中日関係者)

 根尾自身も「収穫は多かったです」と登板後には安堵の表情を見せていた。野手との二刀流だった高校時代も含め、先発投手としての登板は多くなく、実戦で長い回を投げる経験を積み重ねている最中。片岡篤史二軍監督も「球数、イニングが収穫」と語っている。

 これまでは、投手、野手の両方で素晴らしい才能を感じさせたことで育成プランが定まらず、伸び悩みに繋がったとも考えられる。

 野球評論家・宮本慎也氏も高校時代から素質に惚れ込んでいたことを、YouTubeチャンネル「野球いっかん!」(2022年12月26日配信)で告白しているほど、投打にずば抜けたものがあった。

「宮本氏も語っていたが、じっくり育てられなかったのが根尾にとって不運だった。プロとして一人前になるには数年かかると思われていた。しかし中日球団内の方針もあり、遊撃、外野、そして投手と転々とした。全てのポジションで中途半端になってしまった感じがある」(在京球団編成担当者)

 同チャンネル内で宮本氏と対談した中日・荒木雅博内野守備走塁コーチも、「初めてコーチになった時、根尾を見て、1年で外野にいっちゃってウワーッと責任を感じる」と振り返っている。中日球団内で育成、起用方針がブレてしまっていたとも思える。

 プロ5年目を迎え、状況は刻々と変化している。高校時代、大阪桐蔭で同学年だった巨人・横川凱は先発ローテーションの一角として奮闘。ロッテ・藤原恭大も現在は怪我で離脱しているが、今季は開幕から外野のレギュラーを掴んだ。根尾は所属球団への貢献度、話題の両方で遅れをとりつつある。

「根尾は周囲を気にしないと語っているが、同級生の活躍は刺激であり悔しいはず。優しい感じに見えるが、かなりの負けず嫌い。全国屈指の強豪校、全国制覇した中心選手ならば当然です。今の悔しさを無駄にしないでグラウンド上で生かして欲しい」(中日関係者)

 宮本氏は立浪和義監督から「外野を今やらせてるけど、もし、うまくいかなかったらピッチャーが良いんじゃないかなと思ってる」とも聞いていたという。様々な起用法が検討されていたが今後は投手、それも先発でやって行く方針が固まった。根尾も目指すべき方向が見えたことで自身の成長のみに集中できる環境が整った。

「リリーフで一軍登板の経験はある。短いイニングなら馬力や1つ飛び抜けた球種があれば抑えることも可能。しかし先発はそうはいかない。球種、ペース配分、調整方法など必要なことは多い。1つずつ覚えてローテーションの柱になれるような投手になって欲しい」(中日OB)

 昨年はリリーフ投手として一軍で25試合に登板し、防御率3.41、1ホールドという成績を残した。だが、プロ入り後は先発登板はわずか1試合のみで、アマチュア時代を含めても決して多いとは言えない。

「本来ならオープン戦からどんどん先発登板させる予定だった。しかし投球フォームのバランスを崩し、修正まで時間を要した。リリースが安定せずストライクも入らない状態。投手としての時間が短いので、投球フォームがまだ身についていないのもあるだろう」(中日担当記者)

 フォームを安定させるのには時間を要する。投球練習、シャドーピッチングなどで数え切れないほど繰り返して体に叩き込む。投手としての期間が短ければ、崩れてしまうのが早くなってしまうため、今後はじっくりと育てることも必要になってきそうだ。

「先発の登板機会が少なかったのは球団内の事情もあった。ジャリエル・ロドリゲスの亡命や故障者が出て、ブルペン陣の駒が減った。昨年、一軍登板経験がある根尾を起用する案が検討されたという。ここでも(中途半端に起用法が変わる)不運に見舞われるところだった」(在京球団編成担当者)

 紆余曲折はあったが、先発投手としての新たな一歩を踏み出した。これからは、その役割を一軍で任されるようになる状態になるまで自身の技術、コンディションを高めるしかない。

「厳しい声も聞かれるが、誰もが期待している。素晴らしい好青年で才能もある。球界は問題となっていることが色々とあるが、根尾が活躍すれば嫌な話題も少しは忘れさせてくれるはず。中日では久しぶりの全国区スター選手になって欲しい」(中日OB)

 野球選手になっていなければ医者になった、と言われるほど頭脳明晰。自分の頭で考えて行動する力は誰よりも持っている。野球選手、先発投手としての現在地は根尾自身が最も理解しているはずだ。1つずつハードルをクリアして素晴らしい投手に成長し、本拠地バンテリンドームのマウンドに戻ってきて欲しい。
 
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