今更こんなコト言って、どうなる?

今更こんなコト言って、どうなる?

五輪であろうが、WBCであろうが、プレ12であろうが、どの国に於いても選手召集の問題はあり、選手所属チームとの契約や活動自由度の問題はあるのだ。

特に、アメリカMLBオーナーは非協力的だ。当たり前だ。選手達と莫大な契約をしており、自チーム以外の活動で故障や不調になられてはありがたくない。まして、五輪期間はMLBは真っ最中だし。もっとも、ソコで活躍してイメージや価値が上がれば、所有価値が上がりトレードに於いても有利になるメリットはある。

MLBには、アメリカ人以外に北米や中南米諸国の選手が多く、地位確立した選手やキューバなど国が契約管理して代表召集優先する条項を以て、国際試合の代表に参加するコトも多い。

だから、確かにアメリカは召集上不利、他国は契約次第で召集可能だったりする。

しかし、元々、参加召集する選手数は決まっていて、各国優れた選手はたくさんいる。どんなスポーツでも言えるコトだが、特にチームスポーツの場合、どんなに優れた選手でも、試合の勝敗に占めるウエイトはそれほど高くない。野球で言えば、個別に投げる走る打つ守るが必要レベルできる選手を、できれば安値でキチンと選抜すれば良いのだ。別に、高額収入選手が良いワケではない。10億円選手を並べても、報酬コストがかかるだけだ。

選手個々の能力って、そんなに変わりはしない。10億円投手は1千万円投手はより2ケタスピード速い投球するのか?10億円打者は1千万円打者より2ケタヒット~ホームラン打ってくれるのか?単に、各国選抜者のスカウティング能力にかかるのだ。

今回、東京五輪野球には6チームしか参加はなかった。プレ12参加国すら揃わなかったし、そんなに騒ぐ大会にはなっていない。

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もしメジャーリーガーが東京五輪に参戦していたら…米国とドミニカ共和国はこんなメンバーだった!?
8/8(日) 0:02 Yahoo!ニュース
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日の丸が掲揚された横浜スタジアム(カメラ・矢口 亨)
 東京五輪、野球の決勝戦は、日本が米国を2―0で下し正式競技となって初の金メダルを獲得。公開競技だった1984年ロサンゼルス五輪を含めると、37年ぶりの快挙となった。

【写真】おめでとう金メダル…記念撮影に臨む侍ジャパン

 もちろん今回も米大リーガーはシーズンを優先して参加していない。そこが他の競技のように「最高峰の戦い」と胸を張れないところでもある。

 そこで「もしメジャー選手が参加していたら」と仮定して、金、銀、銅を獲得した日本、米国、ドミニカ共和国の各チームを編成してみた(今年の成績を重視、長期欠場の選手は除いた)。

 日本の場合は、投手陣のスタッフはほぼベスト。現役メジャーで今回のメンバーに入るのはDHとして大谷翔平エンゼルス)くらいだろう。

 米国のメンバー、投手一人を選ぶならビューラー(ドジャース)だ。

 野手は

▽捕手=リアルミュート(フィリーズ

▽一塁=フリーマン(ブレーブス

▽二塁=セミエン(ブルージェイズ

▽三塁=ライリー(ブレーブス

▽遊撃=T・ターナードジャース

▽左翼=ウインカー(レッズ)

▽中堅=ムリンズ(オリオールズ

▽右翼=カステラノス(レッズ)

▽DH=マルティネス(レッドソックス

 ドミニカ共和国の投手はペラルタ(ブルワーズ)を選ぶ。

 野手は、

▽捕手=サンチェス(ヤンキース

▽一塁=ゲレロ(ブルージェイズ

▽二塁=セグラ(フィリーズ

▽三塁=ディバース(レッドソックス

▽遊撃=タティス(パドレス

▽左翼=タピア(ロッキーズ

▽中堅=マルテ(アスレチックス)

▽右翼=ソト(ナショナルズ

▽DH=クルーズ(レイズ)

 このメンバーを見るとドミニカ共和国の打線の強力さがうかがえる。この両国に侍ジャパンはどんな戦いを挑むことになるのだろうか。

 ※ゲレロはカナダ生まれだが、父親の母国ドミニカ共和国で少年時代を多く過ごしたことでドミニカ共和国とした。

 蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)
報知新聞社

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