時速500キロ出すのに、何馬力必要?

ヘネシーヴェノムF5、OHV6.6リッターV8ツインターボで1,800馬力以上、1,360キロの車両重量、コレで400キロや500キロを出そうと言うのか?さすがアメリカ人というか、アタマ悪過ぎない?本来、最高速度を上げたければチューニングポイントとしては、空力、パワー&トルク、ギヤ比というコトになる。特には、前面投影面積とCDやCLの見合いだ。

それが、OHVのV8ターボ?百歩譲って、FRならシリンダーヘッドを小さくするメリットはある。ミドシップなら、後方視界を気にするクルマではなくない?ムダなく馬力を引き出すなら、DOHCターボなら、もっと楽にパワー&トルクを引き出せるんじゃない?他に、ATはMTに比べて伝達ロス多くない?また、前面投影面積を小さくして、上面下面気流を整えられれば、吸気や冷却気を上手く取り入れられれば、サイドラジエーターもやれる。

昔、700馬力時代のF1で、ホッケンハイムですら400キロ近く出した。タイヤをカバーするスポーツカーなら、もっと出るハズだし、場所が良ければ1,000馬力要らずに500キロも出るんじゃないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

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ヘネシー・ヴェノムF5 最大出力でのテスト走行公開 500km/hの壁を破れるか
1/11(火) 18:05 Yahoo!ニュース

6.6L V8ツインターボの本領発揮
 
ヘネシー・ヴェノムF5
米国のヘネシー社は、開発中のハイパーカー「ヴェノムF5」が直近の高速走行テストにおいてフルスロットルで走行する様子を動画で公開した。

【写真】ヘネシー・ヴェノムF5【ライバルのブガッティ・シロンと写真で比較】 (63枚)

ヴェノムF5は、最終的に最高速度500km/hの市販車記録を破ることを目指している。今回は高速走行時の安定性テストのために、最大出力1842psをフルに解放する「F5」モードで走行。これまで6.6L V8ツインターボの最高出力は900psに抑えられていた。

創業者兼CEOのジョン・ヘネシーによると、ヴェノムF5の生産予定台数24台のうち、ほぼすべてが販売されたという。

ヴェノムF5は、ヘネシー初のフル自社開発のハイパーカーだ。2018年に初めて公開されたカーボンボディのF5は、ロータス由来のシャシーではなく、自社製プラットフォームを使用することで、2011年のヴェノムGTと差別化されている。

ヘネシーは、その巨大なエンジンパワーと1360kgの乾燥重量により、公道走行可能なクルマとして世界最速となる可能性があるとしている。同社の予想では、0-100km/h加速が2.6秒、0-200km/h加速が4.7秒、0-300km/h加速が8.4秒とされている。

軽量かつ低重心のアメリカン・ハイパーカー
 
ヘネシー・ヴェノムF5
車名の「F5」は、ハリケーンの強さを示す藤田スケールの最高ランクにちなんで名付けられた。英国のKSコンポジット社製のカーボン製モノコックを採用しており、これ単体での重量はわずか86kgに抑えられている。

チューブ状のアルミニウム製サブフレームには、テキサス州ヘネシーで製造された6.6L OHVのV8エンジン「フューリー」が搭載されている。鋳鉄エンジンブロック、アルミニウム製ヘッド、鍛造コンロッドとピストン、ビレットスチール製のクランクとカムシャフトを備えている。

これに、3Dプリントで作られたコンプレッサー・ハウジングを備えたボールベアリング・ターボチャージャーを2基搭載し、最大1.58barのブーストをかけることができる。

ヘネシーは、8000rpmで発揮されるピークパワーに加えて、164.6kg-mのピークトルクを発揮し、2000rpmから8000rpmまでの間に少なくとも138kg-mのトルクを得ることができるとしている。

ジョン・ヘネシーによると、プッシュロッド・エンジンを採用した理由は、小型で低重心であることに加えて、ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング社のパワー技術によるものだという。同社は、C8シボレー・コルベットのアップグレード用に、1200psのツインターボを提供している。

ヴェノムF5のパワーは、CIMA製の7速シングルクラッチオートマチック・トランスミッションとリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを介して後輪に伝達される。

限定24台、価格は2億円以上
 
ヘネシー・ヴェノムF5
市販モデルとコンセプトカーの違いは、ほとんどが空力に関するもので、ウィングやディフューザーが大きく異なる。このクラスでは珍しく、可動式のエアロパーツは備わっていない。

生産責任者のデビッド・デイビスは、過度な空気抵抗を発生させることなく、高速走行時の安定性を確保するために十分なダウンフォースを生み出すことを目指したと語っている。コンセプトで目標としていた空気抵抗係数0.33は、現在では0.39と十分な数値を確保している。

それ以外のデザインはコンセプトとほぼ同じで、バタフライドアやハイパーカーとしては十分な居住空間を備えているほか、レザーとカーボントリムの組み合わせで仕上げられている。リアセクション全体が1枚のカーボンでできており、CNC加工(コンピューターの数値制御による機械加工)されたベントホールを備えているなど、印象的なディテールがいくつも見られる。

その圧倒的なパフォーマンスにもかかわらず、中低速域でも運転しやすいように設計されており、サーキットだけでなく一般道にも対応している。

ダブルウィッシュボーン・サスペンションはパッシブ・ダンパーを採用しているが、バンプとリバウンドのストロークを調整することができる。また、加速重視の「ドラッグ」、究極のスピードを追求する「F5」など、5つのドライビングモードが用意されている。

最初の個体は英国で製造されたが、以降は米テキサス州で製造される。生産台数は24台限定で、価格は210万ドル(約2億2800万円)だ。

最高速度記録の更新に自信
 
ヘネシー・ヴェノムF5とジョン・ヘネシーCEO
ジョン・ヘネシーはヴェノムF5について、2014年にケネディ宇宙センターで435km/hの双方向(往復)平均時速を記録したヴェノムGTよりも「かなり速くなる」と断言している。ただ、市販車としての最速記録を出して、その性能を証明したいと考えているものの、問題はNASAの滑走路の利用可能なスペースが限られていることだと述べた。

「端から端まで、芝生から沼地まで、約5.5kmです。ヴェノムGTは、ブレーキをかけなければならないポイントに到達した時も、まだ加速を続けていました。F5では、理想的なコンディションであれば480km/hに近づくことができると思いますが、ブガッティの数値(490.4km/h)を上回るだけの余裕があるかどうかはわかりません」

「絶対的なV-max(最高速度)を狙うなら、どこかの道路でやらなければいけないと思います」
マイク・ダフ(執筆) 林汰久也(翻訳)

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