高校野球マンガ、最強投手

高校野球に於ける実績と限ってしまえば、5季の甲子園中4季で優勝した、「ドカベン大甲子園」の明訓高校・里中智しかないと思う。単なる、インパクトや剛腕ぶりと言うなら、「球道くん」青田高校・中西球道かも知れない。

「男どアホウ甲子園」難波高校・藤村甲子園、甲子園優勝もさるコトながら、その後岩風と共に東大に入り、東大の東京六大学野球制覇も描かれた。「巨人の星」青雲高校・星飛雄馬は花形に打たれ、準優勝な分、インパクトない。「タッチ」明青高校・上杉達也は夏甲子園をオミットされてたし、上杉和也は県大会決勝戦に出場していない。大船渡高・佐々木朗希が現実にやって見せたが。

個人的には、「ドカベン」の最強の敵キャラ、白新学院・不知火守が神奈川県でなかったら、どうなっていたろうと思う。高1まで片目、中学では日本一だった。移植手術を受け、フィールディングも超スローボールや剛球フォークなどのコンビネーションやコントロールも、プロデビューノーヒットノーラン以降の活躍に表れた。日ハムでは、土井垣将とのバッテリーだった。

あともう1人、「ドカベン」横浜学院・土門剛介。横浜学院転校を約束していた微笑三太郎が、間違えて明訓高校に来なかったら、少なくとも2年春県大会決勝の逆転サヨナラ満塁ホームランはなかった。プロでは横浜で唯一の日本一に貢献したコトになっているが。

 

 

 

 

 

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ドカベン里中智、MAJOR茂野吾郎、巨人の星 星飛雄馬……野球漫画、最強投手は誰だ?
3/27(日) 14:21 Yahoo!ニュース
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魅力的な投手が登場する野球漫
 3月19日に開幕した春のセンバツ高校野球。秋の大会を勝ち抜き、高野連に選ばれた32校が、その力を競う。野球の花形であり、勝敗に直結するポジションといえば投手だろう。甲子園ではさまざまな投手が登場し、ファンを沸かせてきた。高校野球の話になると「最強投手は誰か」が議題に上がる。

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 それは野球漫画でも同様だ。数多くの作品のなかで、最強投手は誰なのだろうか。

■『ドカベン里中智

 甲子園で最も勝運に恵まれていた投手と称されるのが、明訓高校のエース里中智である。

 里中は甲子園通算勝利20勝1敗と突出し、1年夏、2年春、3年春、3年夏で全国優勝。岩鬼正美や渚が登板することもあったが、ほぼ1人でマウンドに立ち、明訓高校の勝利に貢献した。

 身長168センチと、スポーツ選手としては小柄で、東郷学園中学時代に小林真司という剛球投手に勝つため、アンダースローに転向。怪我と戦いながら闘志を燃やす投球スタイルは、「小さな巨人」と言われた。チームを勝利に導く能力なら、里中がナンバーワンだろう。

■『MAJOR』茂野吾郎

 一般的に右腕よりもスピードが出にくいともいわれる左腕でありながら最速160キロを超え、さらにしっかりとコースに投げ分けるコントロールを持つ。

 投手としての能力もさることながら、その強いメンタルも特徴だ。ただし高校時代は故障の影響もあり、甲子園に出場した経験はない。一方で、アメリカ・メジャーリーグで大活躍した野球漫画の投手は現状、吾郎だけと言っても過言ではない。

 世界を股にかけて活躍した唯一無二の投手ということを考えると、最強といえるのかも。

■『巨人の星星飛雄馬

 野球漫画の元祖とも言うべき『巨人の星』の主人公、星飛雄馬だ。高校時代はお坊ちゃまが通う青雲高校に入学し、生涯の友となる捕手・伴宙太とともに、甲子園に出場した。

 甲子園では父親の星一徹から受けた英才教育の影響で身につけた快速球と抜群のコントロールで活躍し、県予選から甲子園準決勝の熊本農林高校戦まで無失点を続けた。大会後飛雄馬は不祥事に巻き込まれ退学し、読売ジャイアンツに入団することになる。

 ジャイアンツでは魔球大リーグボールを開発。波乱万丈の野球人生だったものの、投手としてマウンドに立ちライバルである左門と花形満に対峙する姿は、多くの野球少年に影響を与えた。

■『タッチ』上杉和也

 恋愛物語と野球のコラボで高い人気を誇った『タッチ』。そのなかで天才と称され、不慮の事故で死亡したのが、上杉和也だった。

 和也は兄の達也、そして幼馴染の浅倉南とともに、明青学園高校に進学。そこで和也は野球部に入り南はマネージャーに。南の「甲子園に連れって」という言葉、そして兄の達也を思う気持ちを変えるため、野球に打ち込む。

 その成績は凄まじく、東東京大会では準決勝までほぼ一人で投げ抜き、全勝。防御率は0.17という成績だった。結局決勝戦に向かう途中に事故に遭い、亡くなってしまった。その後、達也が弟の思いを受け継ぎ、野球を始めることになる。

 天才的野球選手と、努力を怠らない姿勢。仮に生きていれば、甲子園で優勝していたかもしれない。

■最強投手は…

 ピックアップした人物以外にも、最強レベルの投手は多く存在する。作品により対戦相手のレベルや競合選手も変わり、データで比較するのは難しい。読者の思い入れと活躍の印象に左右されそうだが、果たして皆さんにとって“最強投手”は、いったいどのキャラクターだろうか。
佐藤俊治

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