ホームラン、左右ポールまで約90m、バックスクリーンで約120m以上飛ばさなくてはいけない。以前、元横浜高捕手で松坂大輔の2年当時受けていた上地雄輔が、バラエティー「恋するハニカミ」の企画でマシン相手に100球打ったが、届かなかった。ホームランを打つポイントは、打者のパワーやスイング軌道により異なる。
現在、ソレを理想的にマスターして、より脱力したスイングとポイントでホームランを打つ選手は西武の"おかわり君"中村と言われている。
ソフトバンク柳田悠岐、通常は鍛え抜いたカラダを目一杯使った、速い&強いスイングでポイントを前にズラされても食い込まれても、速く高いフライを上げる。
今回は、右手一本になる程、ポイントを前に狂わされた。もちろん、前であるというコトは、スイングに於いて強くはなくても速い状態だ。カレがボールの良い所を叩いてフライを上げるコトができれば、外野フェンスを超す可能性は確かにあるのだ。
田中マー君のボールがフォークであるコトも、良い方に作用した。体重の乗ったストレート系に比べて球質的に軽く、適度にスピードが乗ったタマであるため、当たると飛ぶ。
ヤクルト山田哲とソフトバンク柳田、同時に初のトリプルスリーを達成したが、その後のバッティングへの取り組みは違うように見える。山田哲は、よりホームランにウエイトを置く村上の出現というチーム事情もあり、打率&ホームラン&盗塁とオールラウンドに貢献する道を行ってる。柳田は、打順を4番になるコトが増え、走者を還すコトやよりホームランを可能にするスイングを追求している。
今回のホームランは、その一端が相手投手の球種球質と相俟ってなし得たと思う。
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【ソフトバンク】柳田悠岐、田中将大から右手一本“変態弾”「何とか先制点を」19試合ぶり8号先制ソロ
6/17(金) 18:28 Yahoo!ニュース
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1回2死、柳田悠岐は先制となる右越えソロ本塁打を放つ(カメラ・義村 治子)
◆パ・リーグ ソフトバンク―楽天(17日・ペイペイドーム)
ソフトバンク・柳田悠岐外野手が“復活”を告げる先制弾を放った。
【写真】ギータ弾に呆然…マー君
0―0の初回2死。2ボール1ストライクからの4球目、田中将の143キロスプリットに泳がされたが、最後は片手一本ですくい上げた。高く舞い上がった打球は右翼テラス席に着弾。実に19試合ぶりの8号ソロは千賀―田中将の“エース対決”で貴重な貴重な先取点となった。
「打ったのはフォークかチェンジアップです。エース千賀が登板なので、何とか先制点をという思いで打席に入りました。相手も好投手の田中投手なので、とにかく先制となる一打になって良かったです。うまく打つことができました」
交流戦では全18試合でまさかのノーアーチ。リーグ戦再開までの期間で開幕から伸ばしていた長髪をバッサリ切り、気分を一新して臨んだ首位攻防初戦でキャプテンが意地を見せた。
報知新聞社
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