若者に人気増?メーカーの規格ハミ出しの足枷が・・・。

80年代後半以降、それまでの車種の成功とバブルに思い上がった自動車メーカー、技術職は5ナンバー動力に5ナンバーハミ出すサイズのクルマを出し、事務職はその愚にストップをかけられず、むしろ計画見込需要を水増し後押ししてしまった。

ソレをプライスリーダーたるトヨタが先頭に立ってやってしまった。2リッター4気筒クラスのセリカ系をE・マーフィーCM起用から3ナンバーサイズにした。ニッサンはS14シルビアから3ナンバーサイズにした。マツダはFDのRX7を3ナンバーサイズにした。

コレらは、維持費も上がり、狭い道路の行き違いや車庫駐車場の昇降性にも効いてくる。

今の最たるモノは、マツダロードスター。用途の限られた2座のオープン、1.5リッターエンジンなのに、車幅だけ3ナンバーにした。そして、バカ高価格。アルファロメオはコレをヨーロッパ市場見据えて、1.4リッターターボにエンジン換装した。

日本の自動車メーカーが、日本の規格を遵守しないでどうするのか?

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スポーツカー人気、「クルマ離れ」の若い世代が購入…「1人の時間楽しみたい」
6/17(金) 16:16 Yahoo!ニュース
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 スポーツカーの売れ行きが伸びている。長年、存在感が低下していたが、コロナ禍で密を避けられる移動手段として再評価されているのに加え、趣味にお金をかけて楽しみたいと購入する人が増えているという。人気を下支えしているのは、「クルマ離れ」が指摘されてきた若い世代だ。(寺田航)

■受注1・5倍
 
マツダロードスターがずらりと並んだ自動車イベント。若者の参加が増えたという(5月、長野県軽井沢町で)(軽井沢ミーティング実行委員会提供)
 長野県軽井沢町で5月下旬、マツダの2人乗りスポーツカー「ロードスター」のオーナーが集まるイベントが開かれた。単一車種では世界最大級とされ、約2000人が集まった。

 30回目の今年は、例年3割ほどの初参加者が約4割に増えた。実行委員会の担当者は「20~30歳代が目立った」と話す。

 ロードスターの受注は2020年7月以降、前年を上回っており、今年1~3月は1・5倍に増加。購入客は子育てを終えた中高年層が多かったが、昨年は30歳代以下が3割を占めた。

 トヨタ自動車のスポーツカー「GR86(ハチロク)」も好調だ。昨年10月の全面改良後、前年の4倍を超える勢いで売れている。

■リベンジ消費
 スポーツカーは1980年代のバブル景気とF1ブームで盛り上がったが、90年代以降は実用志向のミニバンやスポーツ用多目的車(SUV)に押され、「冬の時代」が続いてきた。

 なぜ再びファンを増やしつつあるのか。マツダ国内商品マーケティング部の大関卓也氏は「密を避けて移動できることが評価されているほか、コロナ禍に伴う意識の変化で、1人の時間を楽しみたいと考える若者が増えている」とみる。

 旅行や外食を控えてきた反動で、買い物の意欲が高まる「リベンジ消費」も後押ししている。SUBARU(スバル)の「BRZ」の購入を検討している京都市の男性会社員(31)は「少しくらい高額でも、走りの楽しさをじっくり味わえるものを選びたい」と話す。

■往年の名車も
 
(写真:読売新聞)
 中古車市場でも、若者の購入意欲は高まっている。

 リクルートの中古車メディア「カーセンサー」によると、昨年の中古車の年代別購入額は、30歳代が平均181・4万円と最高で、20歳代の162・9万円が続いた。いずれも前年より20万円以上高く、200万~300万円台が多いスポーツカーの購入が増えたことが一因とみられる。

 90年代に人気を呼んだ日産の「スカイラインGT―R」やマツダの「RX―7」といった往年の名車の引き合いも多いという。

 カーセンサーの西村泰宏・統括編集長は「今の若者は、スーパーカー世代の親の影響でスポーツカーに親しみがある。昔のモデルを『エモい(心に響く)』と感じてSNSで発信する人も多く、人気は続くのではないか」と指摘する。

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