テスラって、アナログ部分の少ないクルマ!

テスラってどう?意外と、オーナー以外は乗ったコトないんじゃない?

以前、大阪なんばのあるお寺で、"ちょい悪オヤジコンテスト"というモノがあり、何故かワタシは最終5組に残り、セールスアピール的に、趣味の話でポルシェ996とアルピナB12-5.0BMWを持ってる話をした。他のヒトは、クルマの話はしなかったので。

そのお寺で、テスラ(お寺の傍に、フェラーリマクラーレンらと、ディーラーがあった。)のセールスマンに"今度、乗って見ませんか?"声を掛けてもらった。

ディーラーの場所は、御堂筋沿い、フェラーリマクラーレンランボルギーニと集まってる区域だ。

実際に行くと、ちょっと暗めな中に、完成車両やショーモデルを並べていた。テスラについての画像や説明資料を見せてもらい、いよいよ、試乗現車のある地下駐車場へ連れて行かれた。随行員と乗り込むまではフツ~だが、ソコからセンターパネルを立ち上げ加速やブレーキや回生具合のセッティングして、エンジン車両の始動なる儀式は全くなかった。後はAT車のように、レバーを入れてアクセルを踏み、止まりたければブレーキ、アクセルオフのエンジンブレーキなどない。クルマのアナログ部分のコースティングはなく、より慣性力(車両重量2.5t以上!)に任せた前進が続く。前に行きたければアクセルを踏み、止まりたければブレーキしかない。どっちみち、高級車の部類、細かくアクセルやブレーキやコーナーリングを楽しむクルマではない。中央道高架付近登り、「アクセルを思い切り踏んで!」と言われアクセル踏んだら、結構な登り勾配をかなりのスピードに加速し、「一気にブレーキ!」と言われブレーキ踏んだら恙無く止まった。

確か、700馬力&トルク80キロ相当と聞いた気がする。パワーウエイトレシオ3.5くらい、トルクウエイトレシオ30超だから、数値的にはワタシのポルシェやBMWより良く、走れば速いし止まるのだろう。しかし、自分が取り扱う慣性重量がトンでもない!いや、1t近く重い!良いブレーキ付いてるからという問題ではない。走る止まる曲がるに於いて、必ずしもパワー/トルクウエイトレシオで終わるワケではない。絶対車両重量の左右する領域がある。巨大ミニバンレベル以上の重量感だ。

ワタシ個人が思うに、大出力モーターで加速し、大容量ブレーキで止めるクルマ、中間域では重さをかなり感じて強く踏むコトになる。アナログやファジーな部分があまりないクルマ、だと思う。

**********************************

「テスラって、ぶっちゃけどう?」ユーザーとプロに聞いた“テスラに向く人”の特徴
8/1(月) 19:00 Yahoo!ニュース
  262
「テスラって、ぶっちゃけどう?」ユーザーとプロに聞いた“テスラに向く人”の特徴
最近では軽自動車まで登場するなど、BEV(電気自動車)は街中にどんどん増えてきた。

特に都心ではよく見るようになったけど、我々にとってまだまだ異質の存在が「テスラ(TESLA)」だろう。

本当に大丈夫なの? ほかの電気自動車とどう違うの? 今買っていい? 

そんな疑問を解決すべく、約3年間テスラのモデル3に乗るリアルユーザーと、テスラを扱う自動車売買のプロに、テスラの実態を洗いざらい教えてもらった。

アクティブ派のユーザーが語る。3年「テスラ」に乗ってみた本音
 
約3年前に購入した。テスラ「モデル3」。
今回話を聞いたリアルユーザーは、オーシャンズをはじめ、さまざまなメディアでアウトドア系記事を手掛ける編集ライターの礒村真介さん。

約3年前、それまで乗っていたジープのラングラーから、テスラのモデル3に乗り換えた。

仕事と、趣味のトレランで車を使う礒村さんだが、なぜSUVではなく、モデル3だったのか。

「ほんとはテスラのSUVのモデルXにも興味はありましたが、高すぎて(笑)。それにテスラを選んだのは、トレランでの使い勝手やBEV(電気自動車)だからというより、最新の自動運転技術に惹かれたのが大きかったんです」。

 
最大250m先の車までを認識し、画面上にビジュアル化する運転支援システム。
そもそもは、運転支援機能なんて無縁の古い車が好きだった。

ラングラーの前はジープのパトリオットだし、今も妻が乗るためにスズキのジムニーを所有。「で、乗り換えるなら、ちょっと振り切って最先端が面白いかなと思ったんです」。

実際に乗ってみていちばん感じた“いいところ”を聞くと、丸一日トレランを楽しんだあとの帰り道が、格段にラクになったという。

 
前後だけなく、両サイドにもカメラを備える。
「それまで山から下りるとクタクタで、ここからまた運転なんて勘弁してよって感じだったんですが、それがなくなりました。高速道路での運転支援機能やオートパーキングの機能が充実しているので、格段に運転がラクです。

だから次の日も軽やかに動けるし、長距離ドライブへの抵抗もなくなったのも、山や海へ遊びに行く人間には大きいですよね。生活のクオリティ自体が上がった感じがします」。

とはいえ、BEVでの遠出は充電が不安にはないのだろうか?

「家で充電しておけば450kmくらいは走れます。山についたら、トレラン中に充電しておけば帰りも心配いりません」。

 
電池残量と残りの走行可能距離も一目瞭然だ。
それに車が表示してくれる残りの航続可能距離は「かなり正確なので、それも安心材料のひとつ。その日の気温や、ドライブ中のアクセルの開け方、ルートの勾配まで考慮して残距離を計算してくれるので、誤差は体感で1%以内。

それくらい信じられる数字だから『途中で電欠になったらどうしよう』 といった不安がないんです」。

高速道路などでラクできる運転支援機能、そして長距離でも安心な残電量の管理。週末は遠出したいアクティブ派にとって、テスラは良き相棒になってくれるようである。

テスラ最大の特徴「タッチパネル操作」は、使いやすい?
 
スマホやノートPCのような使用感のセンターパネル。
テスラは、操作系がタッチパネルひとつに集約されている。例えばエアコンの温度をパッと変えるなら、物理的なスイッチが早いのではないのだろうか。

「そんなことはありませんよ。ほら、ここに出てる数字(室温)をタップすれば、温度のスライダーが出て……」。

 
エアコン操作もタッチ&フリックで。
なるほど。直感的で誰でも操作が簡単そうだ。オーディオやナビはむしろ従来の車の操作よりも簡単だから、素早く操作できる。

「充電も簡単なんです」。そういって礒村さんがスマホをタップすると、充電口がパカッと開いた。

 
こちらは自宅での充電の様子。
「あとは充電器のケーブルを差し込むだけ。ほかの電気自動車だと充電器に専用カードをかざして認証してもらう必要がありますが、それもありません」。

専用カードをかざさなくてもスマホと充電器が自動でやりとりして、誰がいつどれくらい充電したかがわかり、それに応じて追って請求がくるという仕組み。待っている間、今どれくらい充電できているかもスマホで確認できる。

 
施解錠やエアコンの操作、残電量のチェックなど、さまざま操作がスマホで行える。
またスマホは、充電口だけでなくドアの施解錠も担う。

「山へ行ったときなんか便利です。同じ車に乗って来た仲間が先に下山したときなど、僕が山に残っていてもそこからテスラの施解錠できるから、仲間が車から荷物を出し入れできます」。

 
エンジンがないのでフロントも荷室に。遠隔での解錠が可能だ。
「知り合いには、留守中に宅配が届いたら、テスラのトランクを遠隔操作で開けて、そこに入れてもらう、なんて宅配ボックスみたいに利用する人もいるみたいですよ」。

 
室内スペースと繋がり、意外に広く使えるリアの荷室。
これまで鍵とスイッチで行っていた操作のほとんどが、タッチパネルとスマホに集約&遠隔操作が可能化されている。

独自の操作感は、さながらガラケーからスマホへ乗り換えたときのように、最初は違和感があっても、慣れてしまえばもとには戻れないほどの便利さだと言えるだろう。

プロが語る、資産としてのテスラ
聞けば聞くほど、単に電気で走るというだけでなく、従来の車とはまるで違うことがわかる。では、リセールなど中古市場ではどうなのか?

「そういった先進的なブランドイメージが、テスラ車のリセールバリューを高めている一因です」と、輸入車の買取に詳しいカレント自動車 買取事業部の清水篤朗部長は言う。

 
輸入車専門買取サービス「外車王」を運営するカレント自動車の清水さん。中古車売買に精通し、近年テスラの取扱いも多いという。
「例えば今現在の中古マーケットの買取価格を、BMWの3シリーズとテスラで比べて見ると、同条件でBMWが150万~200万円値落ちするのに対し、テスラは100万円しか落ちません」。それだけテスラ車のリセールバリューが高いということだ。

テスラ車が中古車市場に流通し始めたのはここ1年くらいだという。「まだ台数はそう多くはありませんが、同じBEVのBMW i3よりは断然多いですね」。

テスラ車が支持されている理由のひとつが、テスラの「新しい乗りモノ」感というブランドイメージ。さらにテスラ独自の充電網も大きいのではないかという。

 
プロが語る、資産としてのテスラ
国産車の場合、出先での急速充電はCHAdeMOと呼ばれる形式の急速充電器を使う。一方でテスラは独自の充電器を全国に配備している。

細かい数値は省くが、要はCHAdeMOより(つまり国産車より)、短時間で満充電できる専用の急速充電器が全国にあるのだ。

だから出先でも簡単に航続距離を延ばすことができるのだ。もちろんCHAdeMOでも充電できる。このように充電網が充実していることが「BEV=電欠が心配」という不安を払拭する一因ではないだろうか。

ところで現在テスラ車を手放す人は、どんな理由からだろう?

 
通常あるはずのスイッチ類が何もないセンターコンソール。スマホ充電が可能だ。
「やはり自宅の近くやよく使うルート上にテスラの充電器があるかどうかは、利便性の大きな要因になるようです。また、テスラ独自のPC的なメンテナンスやケアに親和性があるかどうかも、ストレスなく乗り続けるには重要だと思います。

ただ、テスラを手放したあとの乗り換えは、別のBEVへ、ではなく、ガソリン車やハイブリッド車への乗り替えが約半数と、もう半数は同じテスラでのグレードアップなんです」。

なるほど、「電気に乗ったけど、やっぱり自分はエンジン車のほうが……」というのはわかる。

しかし、テスラからテスラへグレードアップ? それはどういうことなのか。

 
プロが語る、資産としてのテスラ
「例えばモデル3からモデルXへと車種を変える場合もありますが、同じモデル3だとしてもバッテリー容量をさらに大容量なタイプに乗り換えるとか、そういう方もたくさんいらっしゃいます」。

モデル3の場合、モーターとバッテリー容量の違いで、現時点で加速力に優れた「パフォーマンス」モデルと、航続距離を重視した「ロングレンジ」モデル、後輪だけ駆動させる「RWD」モデルと3タイプある。

同じ車種でも、性能が異なるモデルから選ぶのは、まるでiPhone13の容量を128GBか256GBか512GBの中から選ぶような感覚だ。

 
もちろん、駐車中にNetflixなども楽しめる。
そういえば約3年間乗っている礒村さんは、不具合といえば動作が少しおかしかったときが1回だけあったという。

「その時はオペレーターに電話して症状を説明したら、遠隔操作でソフトウェアをチェックしてくれて、それで直りました」。まるでパソコンのソフトウェアの不具合を修正するようなサービスだ。

 
走行モードも、スイッチではなくタッチパネルで。
もはや車ではなく、最新家電やPCなどのデジタルデバイスに近いテスラ。ハードウェアはそのままに、ソフトウェアのアップデートができるからこそ、今後のリセールバリューも、高い水準を維持するかもしれない。

これから車に乗る方はもちろん、若いときからの車好きを自負する人にとっても、テスラは新しい時代が始まったことを実感させてくれる“乗り物”だろう。

礒村さんや清水さんが語ってくれたメリットが自分に当てはまりそうなら、いち早く新時代へと足を踏み入れてみては?

沼尾翔平=写真 籠島康弘=文
OCEANS

**********************************