本来、負ける試合は、それまでの膿を出し切るつもりで大敗するのは、悪いコトではない。辛勝大敗の方が、試合巧者の証だ。
しかし、いつもそうとばかり言ってられない。
オリックス、残り試合数を考えても、基本全試合を勝つつもりでいなくてはいけない。負けて良い/仕方ないのは、ライバルチームが負けている日だけだ。特に、ライバルチーム側にマジック点灯している場合、相手チームに楽な状況を作るコトになる。
優勝を目指すチームの監督として、自覚あるなら、通常シーズンの負け試合と同じ扱いではダメなのだ。第1、山岡という、本来山本由と並ぶ柱であるべき投手を立てて、このザマか?去年、手術から復活して、CSや日本シリーズ中継登板して、今年は柱として復活するのではなかったか?ソレが、このザマか?本人も本人なら、ソレを傍観して試合を壊すのを放置した監督コーチの失策は大きい。初回であれ、3点取られたら交替させるし、その準備をブルペンに指示して置くのも当然なのだ。
ココに来てのライバルチームが負けてない日の負け、2敗するに価するくらい重い。
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オリ、今季最も悲しい試合に…ワースト18被安打13失点で大敗 中嶋監督嘆く「ホームランで9失点か」
9/23(金) 4:45 Yahoo!ニュース
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<オ・ロ>ベンチ前で冴えない表情の山岡(撮影・北條 貴史)
◇パ・リーグ オリックス5―13ロッテ(2022年9月22日 京セラD)
18被安打も、13失点も今季ワースト。もう一つ加えるなら1試合4被弾も最多…。オリックスは勝てば12日ぶり首位奪還、そして3位以上が確定してCS進出が決まる大事な一戦だったが、今季最も悲しいゲームをしてしまった。
中嶋監督が嘆く。
――山岡。
「うーん、まあ、そのままですね」
――山口にやられた。
「うーん、まあね。ホームランで9失点か…」
――序盤の大量失点が痛かった。
「大量点になった時に一気にいこうという雰囲気になっちゃいますんでね。コツコツでいいはずなんですけど、やっぱりみんな一気に追いつきたい欲が出ちゃったのかな」
山岡が初回にいきなり4失点。4回にも山口に2ランを被弾して3回2/3で6失点KO。27歳のバースデー登板を飾ることはできなかった。さらに村西が7回に、東も8回に、山口一人に1試合で3発も食らう屈辱まで味わった。
連勝は4でストップした。ゲーム差なしで並んでいた首位ソフトバンクに0・5差、離れた。試合のなかったソフトバンクの優勝マジックも、こちらがコケて1つ減の「7」としたのは痛い。残り4試合、もう一つも負けられない状況となり、連覇への条件はさらに厳しくなった。それでも、2発を含む14安打で5得点とやり返した打線の粘りに、まだまだ諦めていない反発心は確かにあった。(畑野 理之)
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