日本のモータージャーナリスト、手組に弱い!

日本のモータージャーナリスト、単なるカネ持ちがマスコミに出入しただけで、ちゃんと勉強して来たヒトは少ない。メーカー媚び姿勢とも相俟って、ちょっとブチ上げた言葉をありがたく祭り上げている。

手組という言葉にイチコロ!高技能者に依る手組、ホンダのタイプRシリーズ、ニッサンR35GT-Rに継いで、この言葉に平伏して祭り上げ、書き立てる。

殆ど手工業レベルのイタリアやイギリスメーカーならいざ知らず、図面通りにキチンとモノが大量にデキて来る日本に於いて、手組の効力は低い。そして、ターボよりNAで効く。ターボは、そんなコトしなくても、キチンと組まれていれば、後はブーストだけの問題だ。

ニッサンの猿真似表現を、トヨタまでやるとは。そして尻馬乗りか裸の王様の侍従張りに平伏して書き立てるマスコミが、情けない限りだ。

 

 

 

 

 

 

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1.6リッターで300ps超えるGRカローラのエンジンは高技能者の手組みによる職人技が光るユニット
12/13(火) 17:10 Yahoo!ニュース
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トヨタGRカローラ詳細解説「エンジン篇」
 
GRカローラに搭載される300psオーバーの高出力を誇る1.6リッター直3ターボ。製作は下山工場の高技術者が手組みで行っている。
GRスープラ、GRヤリス、GR86に続く、GRを冠に掲げたスポーツ・モデルとして登場したGRカローラ。ワイド・フェンダーを持つ専用のボディ・ワークや「モリゾウエディション」に採り入れられた2シーター・レイアウトなど見るべきところの多いクルマだが、今回はGRヤリスから移植された1.6リッター・ターボについて深掘りしたいと思う。

【写真28枚】GRヤリスから移植された300psオーバーの1.6リッター直3ターボを搭載するGRカローラ。下山工場の高技能者によって手組みで製作されたのG16E-GTS型ユニットをはじめ、限定販売されるGRカローラとGRカローラ・モリゾウエディションの詳細画像をチェック

◆数々のレースやラリーで活躍

カローラといえば大衆車の代表的モデルだが、同時にトヨタにとってはモータースポーツで数々の成功を収めてきたクルマでもある。1973年WRC初勝利をトヨタにもたらした「TE25」2代目カローラや、1975年の1000湖ラリーで勝利した「TE27」2代目カローラ・レビン、富士フレッシュマンやJTCCなどで活躍した「AE86」5代目カローラ・レビンなど、ラリーでもサーキットでもその名を残してきた。近年では、水素エンジンの実走テストを兼ねてスーパー耐久に参戦している。

◆高技能者による手組み

GRカローラに搭載されるエンジンはGRヤリス用と同型式のG16E-GTS型1618cc直3ターボ。下山工場で高技能者によって手組みされ、エンジンにはその証しとなる「匠プレート」が付けられている。

最高出力は304ps/6500rpm、最大トルクは370Nm/3000-5550rpm。GRヤリスと比べると32psのパワーアップを図るとともに、最大トルク値自体は変わらないが発生回転域を上に950rpm広げている。一方、WLTCモードで12.4km/リッターという、このパフォーマンスからすればかなり良好な燃費も実現している。また、70台限定のモリゾウエディションでは最大トルクを400Nm/3250-4600rpmへと30Nmアップ。さらに高性能化が行われたユニットとなる。

◆細部にもこだわる

ピストンは高出力化を考慮した強化タイプを採用。排気用カムシャフトの軸受を強化するなどにより排気効率を向上させている。さらに燃料吐出量を増した燃料ポンプや冷却性能を高めたアルミ製オイル・クーラーも備わる。

また大型エアクリーナーを備えた吸気系には、回転数に応じて作動する2次ダクトを持たせた。低回転時はダクトを閉じて静粛性を高め、高回転時には全開にして圧損を低減する。空気量センサー部にはアルミテープを貼ることで帯電量を減らして、ドライバーの操作に対するリニアな反応を追求した。

◆迫力の3本出しエグゾーストを採用

排気系には3本出しエグゾーストを新開発。中央のマフラーにはバルブを設置し、高回転時にはこれを開くことで排気抵抗を小さくして高出力化を実現。さらに停車時にも開放してキャビンに迫力あるサウンドを届ける。バルブを閉じた低中速時では音量は快適性を損ねない程度に絞られる。なお、バッフル内にグラスウールを充填することで耳障りな高周波の気流音を抑えている。GRヤリスに足りなかった実用性にも期待するユーザーの要望に、GRカローラは応えてくれるだろう。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部

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