藤浪晋太郎、塞翁失馬のレコンギスタ!

人間万事塞翁失馬という言葉がある。阪神に入団して3年間で、大谷翔平より先に10勝したし、先にCSや日本シリーズのマウンドに立った。原辰徳第3期の日本シリーズは2年連続4連敗だったソフトバンクに、阪神もヤクルトも1勝した。

当時、阪神は和田監督最終年、CSにも残ったのにカネモトへの監督交代だけが決まっていた。星野がカネモトや新井兄を獲得し、岡田の時に五輪で新井兄を壊し、真弓や和田の時の補強ではメジャー帰りの福留や西岡らを獲得した程度、期待もなかった。それが、CSを勝ち抜き、ソフトバンク相手の日本シリーズに1勝した。メジャー移籍を目論んだ鳥谷も残留した。以後、期待を持てるハズだった。

しかし、カネモトと矢野はそのチームを継続して戦うコトなく、投手捕手野手当時の戦力を干し、自分が見出した戦力を据えるコトを優先した。施した補強や選手年俸の割に、日本シリーズどころかCS勝ち抜きすらないカネモト&矢野の7年だったし、ちゃんと働いた戦力は近本だけだった。

能見はオリックスに行って、最後に日本一になった。藤浪は?ゴジラのように、アスレチックスでチャンピオンリングを獲れないか?カレはNPBでの日本一はないが、高校で飽きるほど日本一になってる。大谷だって、プロでの日本一は1度だけだ。

4億超で、カネモト&矢野の不毛な7年の金銭的穴埋めした。後は野球のレコンギスタだ!全く使い減りしていない。大谷と違って、160キロ超しても速球はアチコチに動くし、荒れる。変曲球もあり、フォークに頼る必要もない。松坂や大谷やダルビッシュみたいな、体重バカ増はしていない。より日本のピッチングスタイルで取り組める。

その意味でも塞翁失馬なのだ。

 

 

 

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阪神藤浪晋太郎、年俸4900万円から4億円超に アスレチックス先発期待で破格の好条件
1/13(金) 1:44 Yahoo!ニュース
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メジャー球を使ってキャッチボールする藤浪晋太郎(2022年10月28日撮影)
 阪神からポスティング制度を利用してメジャー挑戦を目指していた藤浪晋太郎投手(28)が、年俸4億円超の1年契約でアスレチックスと合意したことが米国時間11日(日本時間12日)、分かった。先発4、5番手争いを期待され、昨季の推定年俸4900万円から大幅増を勝ち取った。同じア・リーグ西地区には同学年大谷を擁するエンゼルスも所属。今季は米国時間3月30日(日本時間31日)からの開幕3連戦でもぶつかる相手だけに、早々の対決にも注目が集まる。

【写真】12年9月、18U世界野球選手権で大谷翔平と笑顔で肩を組む藤浪

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 米国到着直後の藤浪が、破格の好条件を勝ち取った。交渉期限の日本時間15日午前7時を待たず、移籍先に急浮上していたアスレチックスとの契約で基本合意。正式契約は日本時間の13日に受けるメディカルチェックの結果後となるが、現状、4億円を大きく上回る年俸を手にする。昨季は阪神で3勝どまり。それでもア軍から潜在能力を高く評価されており、昨季の推定年俸4900万円から大幅昇給する。

 大阪桐蔭時代から熱心にマークを続けたダイヤモンドバックスでも、準備した年俸は3億円超。ア軍の期待値の高さが金額から見て取れる。しかも争奪戦に加わっていたジャイアンツなど他球団がリリーバーとして評価する中、ア軍は先発4、5番手争いへの参戦をイメージ。「いろいろ言える立場ではない」と先発へのこだわりを封印する覚悟さえ決めていた藤浪が、この条件でさらに気合をみなぎらせるのは必然の流れだ。

 ア軍は現在「再建モード」に突入しており、先発ローテがまだ固まっていない。当確組は昨季9勝の左腕アービンと右腕ブラックバーン、カプリーリアンぐらい。藤浪は同じくオフに加入した韓国リーグ53勝右腕ルチンスキーらとの4、5番手争いを勝ち抜けば、一気に道が開ける。複数年契約の選択肢もある中で、あえてリスクの高い単年契約をチョイス。確かな自信を結果につなげ、チームに恩返ししたいところだ。

 同じア・リーグ西地区には、同学年の大谷が投打で主軸を張るエンゼルスも所属する。今季は開幕3連戦でいきなりぶつかる相手でもあり、メジャー1年目早々からの対決実現にも注目が集まる。高校時代の好敵手に「ちょっと異次元。ライバルと言うにはあまりにすごすぎる」と苦笑いしつつ「対戦できたらうれしい」と本音も吐露していた大器。いよいよ夢の扉が開かれる。【佐井陽介】

 ◆アスレチックス投手事情 昨季は60勝102敗でア・リーグ西地区最下位。メジャー24位の防御率4.53に終わった投手陣の再建は急務とされる。先発は昨季チーム最多の9勝(13敗)をあげた28歳左腕アービンが唯一、規定投球回数に到達しただけ。現時点で今季先発ローテは28歳カプリーリアン、29歳ブラックバーンまでの3人が当確で、藤浪は同じくオフに加入した韓国リーグ53勝の34歳右腕ルチンスキーらと残り2、3枠を争う。救援陣は昨季11セーブを記録したクローザーのヒメネスら粒ぞろいながらも実績、層の厚さとも駒不足となっている。

 ◆オークランド・アスレチックス 1901年にフィラデルフィア・アスレチックスとして創設。カンザスシティーを経て68年からオークランドに本拠地移転。72年からの3連覇をはじめ、ワールドシリーズを通算9回制覇した。コロナ禍で短縮された20年に地区優勝を果たしたものの、財政難もあり、その後は主力を次々に放出。過去には、藪恵壹岩村明憲松井秀喜岡島秀樹ら日本人選手が所属した。大谷翔平が所属するエンゼルスも同地区。

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