ホンダNSX、イジる前提にないクルマ!

ホンダNSX、元々イジる前提にないクルマだ。全く原価や町工場のメンテナンスを考慮してない、車種専用設計やアルミ尽くし。それどころか、レース使用も考慮しないくらい、鉄のロールケージやスポット溶接や補強もデキない。インボード式のWウィッシュボーンで、前ブレーキは2ピストンだったハズ。ノーマルで乗る以外の選択肢はないクルマだ。

ホンダF1総監督桜井叔敏サンが、87年シーズン終了後に退任後、市販車開発に異動した。当時、カレは「ホンダがその気で作れば、フェラーリやポルシェをブッちぎる!」とコメントしていたのに、翌月には辞めていた。

NSXが触れ込みとは全く違うクルマになるコトに、どんなにか悔しかったコトだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

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ホンダ「NSX」を32年で3台乗り継いだオーナーが「NSX-R」をノーマルで乗ることを決意した出来事とは?
4/4(火) 11:10 Yahoo!ニュース
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初開催の「NSXオーナーズデイ」に参加したグッドコンディションの「NSX-R」
 
2003年式ホンダNSX-R
30年間続いたNSXフィエスタが惜しまれつつ2022年で終了したのを受け、全国のNSXオーナーたちが中心となり、オーナーによるオーナーのためのNSXイベントを企画し実現したのが、2023年3月12日に鈴鹿で開催された「NSXオーナーズデイ」だ。オリジナル度の高いNSX-Rで参加していたオーナーにNSXへの思いを語ってもらった。

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セナ・ブームの真っただ中で登場したNSXに惚れた
1991年から32年の間に3台のNSXを乗り継いでいる丸山 徹さん。現在の愛車は2003年式ホンダ「NSX-R」だ。その丸山さんがNSXを購入するキッカケとなったのは、あのF1パイロットだったという。
「もともとFFに興味がなくてFRのスポーティなクルマばかり乗っていたんです。初めてのホンダ車はプレリュードのXX、次にSiに乗ってホンダのDOHCもすごいなと思ったんですけど、その後しばらくホンダには乗っていなかったですね。それから1980年代後半になって、日本人の類にもれず私もF1で大活躍していたアイルトン・セナのファンになって。その頃のシカゴショーだったかな、NSXのプロトタイプが発表されて、これは何としても欲しいと予約をいれたんですよ」

「ホンダのエンジンは只者じゃないな」と感動
当初は3年待ち、5年待ちとも言われていたNSXだったが、バルブが弾け翌年の6月には丸山さんの手元に。そこから、「やっぱり新しいのが出たら欲しくなるのが人情じゃないですか」ということで、エンジンが3.2Lになりトランスミッションも6速となった「タイプS」を購入、最終的にはNSXの頂点となる現在の「R」を購入したそうだ。ところで32年間も丸山さんを虜にしているNSXの魅力とは、なんなのだろうか。
「アルミボディだったりVTECだったりと魅力満載で発売されて、スタイルから性能まで全てが私の好みに合致した感じでしたね。初めて乗ったときは後ろからエンジン音がするのに慣れなかったですけど、VTECが切り替わるとバイクのようにコーンと音がして。ホンダの造ったエンジンは、只者じゃないなと感動しましたね。
購入してから峠なんかも走って、自分は上手いと思っていた時期もあったんですけど、ガンさん(黒澤元治氏)の隣に乗せてもらう機会がありまして。やっぱりプロは全然レベルが違うって思い知らされ、NSXオーナーズミーティングで少しずつ腕を磨くようになったんです。そこからハマってしまいましたね」

素の状態のままずっと残していきたい
当初はクアンタムのサスペンションなどのカスタムをしていたそうだが、2台目からはノーマルで乗るようになり、Rに関してもヘッドライトとホイールのカラーを購入時のメーカーオプションに変更している以外は、ノーマルの状態となっている。
「歳ですかね(笑)。とくにこのNSX-Rなんかはニュルブルクリンクでかなりの走り込みをしてタイヤも専用タイヤを開発してますから、私がいじると改悪になっちゃうんじゃないかと。素の状態がベストなんじゃないかと思っています。部品についても最近、欠品が少しずつ出てきているみたいなんで、このままでずっと残していきたいですね」
近藤浩之
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