トヨタA60セリカ、今もジーコは愛用しているとか・・・。

トヨタA60セリカ、確かセリカソアラと共用する直6のXX系と、カリーナらと共用する直4のクーペとに分化し始めたモデルだったハズ。

こちらのセリカは、WRCにも使われた。また、トヨタカップの副賞として、当時フラメンゴのエースとして活躍しMVPに耀いたジーコに贈呈された。

大抵の外人選手は副賞などをカネに替えて持ち帰るのだが、ジーコはこのクルマをブラジルに持ち帰りたいと申し出た。当時、ブラジルとの取引すらなかったトヨタも、1年かけてそれに応えた。

ジーコは家族ぐるみで、40年近く経つ今も、このクルマをブラジルで大事に乗っているのだとか。ジーコが日本に来ていた間も、兄のエドゥーらが乗っていたらしい。

サッカーの神様は、クルマを大事に使い続けるコトに於いても神様だ。

前期型はヒラメと呼ばれるポップアップ式リトラクタブルヘッドライト、後期型はブラックマスクと呼ばれる通常型リトラクタブルヘッドライトだった。

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日本初のDOHCターボ! ツインカムとターボが織り成す、ダブルファンタジー セリカ クーペ 1800GT-T
4/19(水) 6:06 Yahoo!ニュース
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こちらがライトを点灯した状態。前端を支点に、ライトユニットが90度まで持ち上がるのだ
【 1983年式 トヨタ セリカ クーペ 1800GT-T】

 1980年代に一気に普及したターボとツインカム。排ガスでタービンを回し、高圧で吸入空気をエンジンに押し込むターボは、手軽にパワーを出すことができる。一方、その名の通りシリンダーヘッド部分に2本のカムシャフトを持つツインカムは、吸気バルブと排気バルブをそれぞれのカムシャフトで直接作動させるため、高回転に強く、優れたレスポンスを得ることが可能。これら2つのメリットを組み合わせた夢のようなエンジンが、ツインカムターボだ。1970年代までの国産車では皆無だったが、トヨタが他メーカーに先駆けて3T-GT型を発表。ここで登場するA63セリカも、その珠玉のユニットを搭載した1台である。

>> 【画像18枚】この個体が装着するのはオプションとなるアルミホイール。当時のセットオプションでは、BSポテンザRE86を採用していた

 3代目となるA63セリカは1981年にデビュー。ボディバリエーションはクーペとリフトバックを設定し、シャープな直線基調のスタイリングを採用。ライトオンでポップアップするライズアップ・ライトが特徴的で、0.34(リフトバック)/0.38(クーペ)という当時世界トップクラスの空気抵抗値にも大きく貢献していた。

 

1983年式 トヨタ セリカ クーペ 1800GT-T(TA63)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4435×1665×1320
ホイールベース(mm)  2500
トレッド前/後(mm) 1395/1385
車両重量(kg)  1145
エンジン型式  3T-GTEU型
エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 1770
ボア×ストローク(mm) 85.0×78.0
圧縮比 7.8:1
最高出力(ps/rpm) 160/6000
最大トルク(kg-m/rpm) 21.0/4800
変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/
4速1.000/5速0.850/後退4.091
最終減速比 4.100
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスクs
タイヤ 185/70R14(前後とも)
発売当時価格 179.0万円

 

初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部

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