クルマ作り、何でこんな発想しかないの?

オートバックスレガベロ、ホンダ2代目NSXの皮替だって、ダメなクルマの皮替はダメでしかない。鈴木亜久里、あくまでレーサー⇒オーナーだから、マトモにモノ作りを勉強したヒトではない。傍に、ちゃんとしたヒトが付いていないのだろう。内閣省庁の政治家&官僚同様、ひたすらスポンサーからもらったカネを遣い切り、追加すらもらうコトしかアタマにないダニ構造なのだろう。

オートバックスも、光岡自動車の後追い発想しかないのだろう。ジウジアーロのイタルデザインが、元々ブサイクなGT-Rを更にブサイクにして、高値で売ってるのと一緒だ!

モノ作りの基本は、安く上手く早く!

如何に早く安く大量に作れる構造を模索デキるかだ。カーボンモノコックや総アルミ作りや鉄モノコックなどは、80年代以降の自動車作りの負の遺産でしかない。

利用するなら、オートバイメーカーが持つ技術、鋼管/アルミフレーム&FRPカウルの方が向いているのだ。70年代のグループ6、GCカーなどはこの作り方だったし、F1はソコからアルミハニカムパネルに変わって、80年代にカーボンコンポジットに変わった。

今や、日本オートバイメーカー、ホンダやヤマハやスズキやカワサキのオートバイ作りは90年終盤以降、日本自動車メーカーに10年遅れて死滅しかかっている。カレらの技術や開発生産能力を使わない手はないのだ。実のところ、オートバイメーカーのエンジン技術の方が、精密さや高回転なども優れているのだ。NA市販車でもリッター200馬力に近いモノを作るし、この極小排気量エンジンにもターボが着くかというトコに来ている。四輪の今のスーパーカーらは4リッター前後までの排気量にツインターボで1.5tの車両を動かすが、二輪メーカーなら軽自動車排気量にターボでミッション付ゴーカート以上のモノを作れるハズだ。二輪メーカーも、この四半世紀の不振をハネ返す契機になり得るハズだ。

両者が気付くかどうかだが。

 

 

 

 

 

 

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オートバックス“5000万円スポーツカー”に「高すぎる」の声も、開発者の回答は?「正直“やりすぎちゃった感”はある」
5/2(火) 9:30 Yahoo!ニュース
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『LEGAVELO』 撮影/田中達晃(パッシュ)
 元レーシングドライバー鈴木亜久里氏とカー用品の総合専門店オートバックスセブンが立ち上げたレーシングスポーツブランド「ARTA」。昨年満を持して、国産最高級スポーツカーのホンダNSXにカスタマイズを施した「LEGAVELO」(リガヴェロ)を発売。その独創的なデザインに「カッコイイ」などの声が上がる一方で、限定5台、総額5000万円という価格に「高すぎ」「売れない」などのネガティブな意見も聞こえる。スポーツカー市場が縮小傾向にある昨今、なぜこのような車をリリースしたのか? その背景を、開発者に聞いた。

【写真全29枚】これが5000万円のスポーツカー! 曲線美ほかこだわりがぎっしり内外装全部見せ

■「とにかく妥協しない!」独特なデザインの根本は、アスリートの筋肉や戦闘機をイメージ
 20年以上にわたって若い才能を発掘・育成し、日本のレーシングスポーツの発展に大きく寄与してきたレーシングチーム「ARTA」(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)。その名を冠したブランドにとって、カスタムスポーツカーの販売は、当初から「ブランディングのゴールのような位置づけ」として目指していたこと。車市場で一部旧車を除き、“スポーツカー”の需要がそこまで高くない昨今、その第1号車のベースにホンダNSXを選んだのは、モータースポーツに携わってきた同社ならではのこだわりだったという。

「『ARTA』は鈴木亜久里総監督のもと、スーパーGTで戦っておりますが、長い間、ホンダにはレースで支えてきていただき、現在のベース車両もNSXです。そのリスペクトがあったことがまずひとつ。さらに、カスタムカーブランドとしてARTA MECHANICSを立ち上げたのですが、その際決めたのが、『とにかく妥協しないで我々が本当に作りたい、本当にいいものを出そう』ということでした。その実現のためには、日本のスポーツカーとして最高峰のNSXがもっともふさわしいと考えました」(オートバックスセブン 広報・IR部・宇留間裕実氏/以下宇留間氏)

 厳しいレースを戦い続けてきた実績とノウハウを持つARTAがコンセプトとして掲げたひとつが“タフ”。NSXはその世界観を具現化するのにうってつけだった。

「“タフさ”を表現したいと考えたとき、イメージしたのは、アスリートの鍛えられた筋肉や戦闘機。NSXが持ち合わせる高いレスポンスは、そのスタイルを表現するのにぴったりでした」(宇留間氏)

 「妥協なく、本当にいいものを」。そのこだわりから生まれたのが、機能性と気品を漂わせた黒マットのボディだが、実はここに、価格の要因となる大きな秘密が隠されていた。

■宇宙ロケットやF1で使用されるドライカーボン採用もあえて“隠すデザイン”に
 
ドライカーボンの質感が分かる『LEGAVELO』ボンネット 画像提供/ARTA MECHANICS
「外観には、F1やGTマシンといったトップカテゴリーのレーシングカーや、航空機や宇宙ロケットなどに使われているドライカーボンCFRP)を使用しています。安全性を高める強靭性に加え、ハイレスポンスな操縦性に寄与する軽量化も実現できる最高素材。加工にも手間暇がかかっていて、その分費用がかかっています」(オートバックスセブンランドビジネス営業部 モータース企画開発課・佐藤義朗氏/以下佐藤氏)

 高価な素材を使用するとなると、普通はこれみよがしにその存在を主張したくなるもの。だが『LEGAVELO』は、あえて黒のマット塗装を施して、「よく見ればカーボンとわかる」程度に外観デザインを抑えている。それも同ブランドの大きなこだわりだった。

ドライカーボンを使ったのは、機能性で最高であることにこだわった結果であって、見た目をアピールすることを目的としたわけではありません。我々は派手な存在感よりもクールなオーラを放っている車を作り上げたかったので、あえて隠すデザインを採用しました。遠くから見たら、『なんだ、あの車は?』と周囲の人たちが振り返るような、上品でエッジの効いたデザイン、近くに寄ってよく見たらカーボンだったというふうに、遠くから見ても近くからも見てもサプライズがある車です」(宇留間氏)

 内装にもドライカーボンを使用しているほか、シートも高級素材のダイナミカスエードを使用するなど、スーパーカーにただ速さだけが求められていた時代に初めて快適性をもたらした初代NSXへのリスペクトもこめて、居住性と高級感を追求。開発、生産は全て国内で行われ、妥協を許さない徹底ぶりが随所に施されているが、開発については、「ちょっとやりすぎちゃった感はある」と両氏は苦笑いする。

「車内の備品やアクセサリー、オイル交換やタイヤ交換など、弊社は国産車のアフターマーケットを担うことで成長してきたので、日本を盛り上げる意味でも国産車で、パーツも国内生産でとこだわりました。ジャパンクオリティは素晴らしい一方で、お値段に跳ね返ってきます。それも含めて正直、ちょっとこだわりすぎちゃった感、やりすぎちゃった感はあります(笑)」(佐藤氏)

■「高すぎる」世間の声に対し「それでも欲しいと言ってもらえるブランドに」
 
『LEGAVELO』走行の様子 画像提供/ARTA MECHANICS
文字通り、「ARTA」を象徴する“フラッグシップ”モデルとして開発された『LEGAVELO』だが、発表と共に返ってきた世間の反応は、多くが価格に関するもの。2500万円のベース車両にカスタムを施し、総額5000万円という価格に、世間は「高すぎる」「売れない」などネガティブな反応も少なくなかった。この“価格”については、どのような議論がなされたのだろうか?

「価格設定に関しては、社内でかなり議論がなされ、さまざまな意見がぶつかりました。ただし、価格の高い安いという感覚は個人の主観によって異なります。であるなら、我々が乗ってほしいと思うターゲットに向けて、満足のいくものを作ることが第一だろうという結論に至りました。それを実現した今、作り上げた車が高いかと聞かれたら、『高すぎるとは思いません』と私は答えたい。その答えは、お客様が出してくれると思っています」(佐藤氏)

「弊社の別ブランドのGORDON MILLERが、まさにそうでした。昨年11月にカスタムした軽バンをリリースしたのですが、300万円という価格に社内でも疑問視する声はあり、リリース後も最初はネットなどで『高い』と批判されることもありました。ところが実際に販売してみると、購入される方々は皆さま納得されている。発表以来問い合わせが止まずに、納車待ちがずっと続いている状態です。世間の皆さまの声はありがたく受け止めつつ、その価値をご理解いただけるように努めていきたいと思います」(宇留間氏)

 5月12日には東京・新木場に初のコンセプトストア「ARTA MECHANICS&INSPIRATIONS」をオープン。『LEGAVELO』もここに展示されるほか、同店のイベントとして、試乗会も定期的に実施予定だという。机上で「高い」「安い」論を繰り広げるのではなく、自身の目で見て、触れて、5000万円の価値があるかどうか、確かめてみるのが一番だろう。

「『ARTA』は高いけれど、あのクオリティなら当たり前。それでも欲しいと言ってもらえるブランドに成長していけると思っています」(宇留間氏)

「ブランドネームと価格がイコールになるくらい浸透するには時間がかかると思います。我々のブランドは立ち上げてからまだ1~2年、まだまだ世の中に認知されていませんので、まずはブランドとして認知してもらえるよう尽力していくつもりです。
 個人的には、もとはカスタムカーだったメルセデスAMGが今、純正として扱われているように、『LEGAVELO』がオプション車としてホンダで買えるとか、そんなふうに成長できたらいいなと思っています」(佐藤氏)

取材・文/河上いつ子 
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