ポルシェ911GT3を選ぶなら・・・997だろ!

ポルシェ911GT3を選ぶなら?そりゃあ、997じゃない?

ポルシェ911として、991以降は肥大化している。ビートルシルエットでなくなり、ウエッジシェイプに近付いている。車両重量も1.5tを超し、車幅も1.8mを超した。

996で水冷化し、997で直噴化し、漸くリッター100馬力を超えた。997のGT3で、4リッターNAは500馬力に到達した。

今は、レース仕様でミドシップのRSRもある。いっそ、RSRのベースをスピードスターにしたら?元々、スピードスターは2座だ。オープンボディーにミドシップ化し、ロールケージ取り付けてから屋根を固定するのがRSRに、ロールケージ付けずにソフトトップにすればスピードスターとすれば、作り分けも楽ではない?

 

 

 

 

 

 

 

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水冷のポルシェ「911GT3」で今買える最良モデルは? 還暦前オヤジの「中古車市場で悶絶」調査編【役物911長期レポ】
2023.05.29 23:11掲載 Auto Messe Web
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一体、アラカンのシニアが乗れる羽根付き911はどこにある?

トラベル系コンテンツディレクターとして糊口をしのぐ筆者が、齢60を前にしてドライブ旅行やスポーツ走行にも挑戦したいという想いから、憧れだった羽根付き「ポルシェ911」の購入を決意。経済的にも体力的にもカツカツなアラカン・シニアにポルシェは翼を授けるのか? 今回は、どの水冷羽根付き911を狙うのか、中古市場を探索します。

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水冷の羽根付きなら997型GT3が魅力的かも?

さて、水冷の羽根付き911を狙うことにしたが、じつは水冷化された911ターボには触手が伸びない。驚くほど速く、素晴らしく快適で、しかも相当スポーティと聞く。もちろんストリート・ポルシェ911の頂点モデルであることも存じ上げている。しかし、どうにも、子どもの頃から憧れていたのは、レーシングな香り漂うモデルなのである。レザー張りの豪華装備よりもライトウェイトといった仕様に心惹かれてしまうのだった。

そこでターゲットに絞った水冷の羽根付きモデルは、昔の「RS」に替わるホモロゲートモデル「GT3」。レーシングモデルの流れをくみながらも公道でも乗れ、しかも固定式リアウイング付きと、まさに憧れを具現化している現代のモデルだ。

GT3は1999年の996型から登場しているが、心を惹かれたモデルが、2006年から2011年までに生産された997型GT3だ。姿形も親しみのある空冷モデルっぽいし、ル・マンで活躍した「GT1」にルーツを持つクランクケースを用いた3.6Lや3.8Lエンジンであり、いわゆるメッツガーエンジンの系譜というストーリーにも魅力を感じていた。なお、「GT3RS」は予算面も乗りこなすにもハードそうな印象があって、ターゲットからは外した。

997型GT3がない! あっという間になくなる中古市場にガクゼン

ところが、調べているうちに、コイツもまたハードルが高いと思えるようになってきた。

「十数年も前のモデルだし、すでに最新型の992もデビューしている。991よりも予算低めで狙えるだろー!」

なんてのんきに考えていたのだが、いざ探すと前期も後期もタマ数は圧倒的に少なく、市場価格も高騰している節がある。しかも、物件があったとしても走行距離は5万km超えか、ミントコンディションのものばかり。筆者がかろうじて狙えそうなのは多走行車だが、サーキット走行にバリバリ使われているものも多かった。車体さえしっかりしていればいいとは思いつつも、整備や維持面でいささか心配になってきたのだった。

驚いたのは、しばらく時間を置いて見た時にはもう掲載情報がなくなり、「SOLD OUT」になっているケースが多いこと。モノによっては2週間も経たないうちに消えている。はやっ! ちなみに2019年頃の中古車相場は997前期型GT3なら1300万円くらいでも流通していたと記憶するが、2023年3月現在では、前期型も後期型もそのほとんどが価格「応談」となっている。

こんなマニアックなクルマ、一体誰が買ってるのだ? 空冷911同様、どうも円安の影響で海外に流出した個体も多いらしい。いきなり出鼻をくじかれたのだった。

996や997に比べて991のGT3は乗りやすいらしい

もっとも、996や997のGT3は、へなちょこなアラカンのおっさんの筆者が乗るには、ちょっとハードそうである。

「エンジンも気持ちいいし、言うほど乗り心地も悪くはない。MTで操っている感が満載で断然面白いよ~」

とは聞いていたが、RRの2駆で軽量、パワーもある。空冷911よりはだいぶ快適であるには違いないが、とあるお店で997前期型GT3を転がさせてもらったところ、クラッチは重く、ショートストロークゲトラグ製MTはちょっと力がいる印象があって、長く乗るにはきつそう。1986年式カレラでヒーフー言ってるウデ前では、クルマが速い分、シフトミスとかでエンジンをパーにしてしまいそうなのであった(笑)。

そこで急浮上したのが991である。991は前期型(2013年~)で475ps、後期型(2017年~)で500psと、これまたとても扱いきれそうにないパワーに尻込みしていたが、どうやら991は997ほどストイックではないらしいことが見えてきた。

ジャーナリストの記事やオーナーさんらのブログを拝見していると、ちょっとやそっとでは破綻しないし、乗り心地も悪くはない、と誰もが書いている。100mmも伸びたホイールベースやPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)にアクティブリアステアリング機構といったハイテク装備などがその大きな理由らしい。

しかも、後期型ではPDKもMTもある。MTはずいぶん軽やかな操作フィールになっているという。アラカンのおっさんでも、少しは楽しめそうな予感がしてきたのだ。そういえば、ポルシェって「最新は最良、最善」とはよく聞く文句。ならば、21世紀のなるべく新しいモデルを乗ってみようではないか!

振り返ると2017年の東京モーターショーでその姿を見た時から991後期型は気になる存在だったかもしれない。

ブログのオーナーたちの生の声が心強いアドバイス

ちょっと話はそれるが、991GT3に至るうえで、かなり参考にさせてらったのは東京在住と思われるブログ「911 Supercars」のRikaさん、神戸方面在住と思われるブログ「ポルシェがわが家にやってきた」のMinaさんだ。どちらもポルシェ好きならきっと読んだことがあるに違いないだろう。

驚いたのは書き記している人物がふたりとも女性であったこと。つねにギリギリの生活の中でクルマに乗ってきた私からすると、雲の上の存在の方々と思われるが、大いに参考にさせていただいた。ご主人も相当なクルマ好きのようだが、ふたりのポルシェに対する熱量の高さや経験からして、東西女傑ポルシェ乗り! って印象である(お会いしたこともないのにスミマセン)。ポルシェ購入検討の際はぜひチェックすべきおすすめのブログだ。

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ラカンのおっさんは991型GT3に的を絞った。どうも自分なりの理由(言い訳?)があるらしい?

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