ニッサンステージア260RS、車重と値段で要らなかった!

ニッサンR32スカイラインでは、カタログモデルGTS系までが2リッターターボまで、GT-Rは2.6リッターツインターボだった。車体は拡幅され、車重も増え、馬力&トルクも値段と共に増えた。スカイラインのグループAレース用スペシャルグレードとしての価値があった。

しかし、R32GT-Rで勝ち過ぎ、グループAが崩壊した。その時点で、GT-Rの存在価値は失せた。また、税制が変わり、2.5リッターが恩恵あり、トヨタのマークⅡ系、ニッサンスカイライン系は2.5リッターに格上げされるようになった。

R32スカイライン系マイチェンでは、エンジンだけNA2.5リッターを追加しただけだったが、R33以降はベース車体が大型化し、骨格共用するようになった。最上級エンジンはRB25DET⇔RB26DETT、FR⇔アテーサE-TS付4WD、車重はカタログモデルの方が軽く、言うほどGT-Rが優れるワケではなくなった。

セフィーロのブルーバード化により車種追加されたステージアも、その流れと変わりない。ただ、ステーションワゴン化により補強が必要で、スカイラインやローレルよりかなり重くなった。もちろん、GT-Rよりも重い。

また、日本で移動する限り、こうしたエンジンが実力をフルに発揮できるステージはない。ターボエンジンは燃費悪く、ガソリン冷却も手伝って、燃費は悪い。車体は重く、ヘタするとミニバンと大差ない。

260RSが安過ぎる?車体コンポーネント原価の関係で、GT-R分が高かっただけだ。

 

 

 

 

 

 

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日産「ワゴン版GT-R」!? ド迫力エアロ+280馬力4WDツインターボの“爆速”仕様! 「ステージア260RS」がスゴすぎた
5/29(月) 17:10 Yahoo!ニュース
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スカイラインGT-Rの超高性能「280馬力ツインターボ」をごっそり移植!
 日産「スカイラインGT-R」は、モータースポーツで大活躍した日本を代表するスポーツカーですが、その超高性能エンジンや駆動系などをそのまま移植し1997年に誕生した“最強版”ステーションワゴン「ステージア オーテックバージョン 260RS」が存在していました。

【画像】爆速280馬力の4WDツインターボワゴン! 日産「ステージア260RS」を写真で見る(32枚)

 
ド迫力エアロの「ワゴン版GT-R」!? 異色の超高性能ワゴン 日産「ステージア オーテックバージョン 260RS」
 スカイラインGT-Rは、市販車をベースにしたレースカテゴリーにおいて最高のパフォーマンスを発揮するために生まれたスポーツモデルです。

 初代は1969年に登場しサーキットで大活躍を遂げましたが、1973年登場の2代目はモータースポーツ活動自体が行われないまま短命に終わっています。

 そして1989年にフルモデルチェンジした8代目スカイライン(R32型)をベースに、3代目スカイラインGT-RBNR32型)は16年ぶりに復活しました。

 第二世代となる新生スカイラインGT-Rは、2.6リッター「RB26DETT」型ツインターボエンジンや、電子制御トルクスプリット4WD「アテーサE-TS」、後輪操舵システム「スーパーハイキャス」など、最新のテクノロジーを搭載した世界でも有数の超高性能モデルに進化を遂げています。

 1995年に登場した4代目スカイラインGT-RBCNR33型)は、BNR32型の優れた基本性能を受け継ぎながら、さらに高性能化を遂げています。

 そんなスカイラインGT-Rの超高性能パワートレインをそのままステーションワゴンに搭載してしまうという、異色のモデルが存在しました。

 1997年10月に発表された「ステージア オーテックバージョン 260RS(以下、ステージア260RS)」です。

 ネーミングにもあるように、日産の関連会社でカスタムカーなどを数多く造るオーテックジャパン(現日産モータースポーツ&カスタマイズ)が製作を担当しました。

 ベースは、1996年9月に「プレステージ・ツーリングワゴン」のコンセプトを掲げデビューした高級ワゴンモデル「ステージア」です。

 ステージアは、縦置きの直列6気筒エンジンや後輪駆動などスカイラインと共通する基本構成を持ち、上質かつスポーティな走行性能を特徴としていました。

 ステージア260RSでは、ベースモデルの素性の良さを生かしながらも、細部に渡り手を加えています。

 パワートレインには、スカイラインGT-R譲りの最高出力280ps、最大トルク37.5kg-mの高性能を発揮する2.6リッターツインターボRB26DETT型」エンジンを搭載。トランスミッションは5速MTのみの設定です。

 足回りも専用チューニングを施した4輪マルチリンクサスペンションと電動スーパーハイキャスを採用し、4WDシステムのアテーサE-TSと組み合わせました。

 このハイパフォーマンスを受け止めるべく、車体各部の剛性も大幅に向上させたほか、ブレンボ社製の高性能ブレーキシステムや、ブリヂストン製高性能タイヤ「ポテンザRE010」、BBS社製の専用鍛造17インチアルミホイールなどを採用しています。

 外観も専用のブラックグリルとしたほか、ボディ全周を大胆な意匠の専用エアロパーツに換装しました。

 さらに室内も専用スポーツシートや、専用コンビメーター、専用3連メーターなどを備え、独自の雰囲気となっています。

※ ※ ※

 超高性能ワゴンのステージア260RS、当時の販売価格は440万円(消費税抜き/1997年)でした。

 ちなみに同時期のスカイラインGT-Rは488万5000円です。GT-R譲りの高性能と、ワゴンの使い勝手が同時に手に入ることを考えれば、ステージア260RSの価格はむしろ安すぎる設定だったといえるかもしれません。
くるまのニュース編集部

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