週刊ヤングマガジン連載、しげの秀一「MFゴースト」

こういう元「頭文字D」から現「MFゴースト」引き継ぎ登場人物の紹介、元からやる計画だったの?とうとう、ケンタまで。松本サンはあったの?

現在、しげの秀一は週刊ヤングマガジン連載を数週間滞らせている。ワザワザ、自分で困難な設定を作り、1年の内にソレを克服して逆転チャンピオンを獲るストーリーに仕上げなくてはいけなくなった。

しげの秀一作品でも「バリバリ伝説」の全日本250や世界GP500については、二輪だったためライダー&マシンマッチング要素が大きく、作りやすかったろう。「頭文字D」は単なる峠の1対1バトルだったから、しかも主人公は峠の下り担当だったから、実のところ使用車両の軽さという武器が根底にあった。

しかし、「MFゴースト」に於いて、主人公片桐夏向がRDRSで優れたドライバーという設定はあるが、現在トップのミカエル・ベッケンバウアーもポルシェが育成したエリートドライバー。主役機はトヨタ86、ベッケンバウアーのポルシェケイマンにドコで勝てるか?「バリバリ伝説」世界GP最終戦鈴鹿シケインのラルフ・アンダーソン対巨摩郡よりも、いっぱい不明朗な描き方しないと逆転デキない状況になってる。本来、決勝レース15台中、最低性能のクルマが勝ち続けるストーリーを作るコト自体が、無謀なのだ。

 

 

 

 

 

 

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おっさんになっても高橋啓介派のまま!? 『MFゴースト』を彩る人物列伝18 中村賢太 編
6/9(金) 19:00 Yahoo!ニュース
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ベストカーWeb
 伝説のクルママンガ『頭文字D』の意思を現代に受け継ぐ新世代のクルママンガ、『MFゴースト』。2017年の連載開始時から圧倒的な読者人気を獲得しており、16巻発売時点の現在で、ついに単行本累計発行部数400万部を突破している。さらに最新刊となる17巻が6月6日に発売された。

【画像ギャラリー】中村健太のかつての愛車・日産シルビア(S14型)を写真で見る!(4枚)

 当連載では、作品内で繰り広げられるガソリン車のレース『MFG』で活躍するドライバーや、主人公・片桐夏向の周囲を取り巻く人々など、魅力あふれる登場人物たちの人となりを分析し、そのキャラクターや人物像を明らかにしていく。

 今回は、元「赤城レッドサンズ」のメンバーで「プロジェクトD」にも参加していた中村賢太のその後について紹介する。かつて高橋啓介に憧れていた"ケンタ"は、おっさんになっても啓介派のままだった!?

 文/安藤修也、マンガ/しげの秀一

■かつて藤原拓海に挑んだ男
 『MFゴースト』に高橋啓介が姿を現したシーンで、隣にいた色黒の中年男性の姿を覚えているだろうか。これがあの「ケンタ」こと、中村賢太である。『頭文字D』時代は、メンバーの弟分的な存在で若さをアピールするかのようなシーンも多かったフレッシュな男が、すっかりおっさんになって登場する。

 『頭文字D』ファンならご存知のとおり、中村賢太は赤城山を本拠地にするチーム「赤城レッドサンズ」のメンバーのひとり。史浩が外報部長、松本がメカニックなどそれぞれ担当があったなか、彼はドライバーとして評価されていたようで、シルビア(S14前期型)を愛車としていた。

 高橋兄弟を敬愛するケンタは、啓介が拓海に負けたことを認められず、一度、藤原拓海とバトルをしている。結果的には負けてしまったが、それ以後、拓海をライバル視すると同時に、その存在を認めるようにもなった。「赤城レッドサンズ」が「プロジェクトD」へと発展し、拓海とチームメイトになってからもよく絡むようなシーンが見られた(拓海はあまり相手にしていなかったようだが)。

■兄のように慕う啓介との変わらない間柄
 そして『MFゴースト』の時代になり、高橋啓介が現在の姿を初めて現したシーンで、ケンタも同時に登場することになる。啓介の肩書きが「TKマッハコーポレーション 代表取締役」であるのに対し、ケンタの肩書きは「同 不動産部門チーム」となっていて、どうやら現在は、若い頃から憧れて兄のように(一方的に?)慕っていた啓介が経営する企業に勤めている様子だ。

 若い頃は髪が長めで、前髪もサラッとたらしていたが、現在ではオールバック。それもかなりハードな整髪料で固めている感じで、このせいか隣にいる年上の啓介より老けて見える。肌は、若い頃から焼いていたのか地黒なのかはわからないが、とにかくおっさんになっても黒い。チャームポイントである太眉とたらこ唇も変わっておらず、輪郭が丸くなった以外は、今もなんとなく面影がある。

 ケンタが勤めている「TKマッハコーポレーション」が手がけているのはカーパーツ開発・製造業のようだが、どうやら不動産事業にも手を出しているようで、ケンタが所属しているのは後者の「不動産部門チーム」。啓介曰く「うちの収益の柱は今や不動産」ということで、ケンタもそちらの部署で力を発揮しているようである。

 とはいえ、ケンタも「パーツの開発に戻してくれるんですか?」と発言しているが、やはり元走り屋ということで、かつてはクルマ関連事業を担当し、今もそちらで働くことを希望している。これに対して啓介は「すぐにはムリだ…パーツはもうからねえし…」と言って、この思いをあっさり否定。さらに「おまえには地上げのセンスがある」と言っており、啓介にうまいこと言いくるめられているのは、『頭文字D』の時代から変わらない2人の関係性を感じられるシーンである。

■群馬の後輩である諸星瀬名への期待
 次に登場するのは、MFGラウンド2「芦ノ湖GT」終了後、場所はまたしても横浜ランドマークタワー内にあるTKマッハコーポレーションの啓介のオフィスである。ここでケンタはたまたま通りがかったのか、啓介が涼介に電話をかけている場面に出くわすと、「ひょっとして諸星瀬名の件ですか?」と勘の良さを働かせている。

 ケンタの読み通り、いよいよMFGラウンド3「ザ・ペニンシュラ真鶴」で諸星瀬名をデビューさせるということで、その知らせにケンタも驚きと喜びを隠せない。ケンタもかつては(拓海に完敗したものの)赤城レッドサンズではそれなりの地位にいたドライバーだっただけに、啓介が育成してきた瀬名の実力をよくわかっていて、また期待もしているのだった。

 キャラクターとしての重要度的に、今後、さらに登場シーンが増えるかどうかはわからないが、数多く登場しているMFG統括本部長である上祐史浩とのカラミや、後輩である諸星瀬名との会話など、『頭文字D』ファンが見たいと思っているシーンはいろいろ想像できる。ただ、それがいつになるか、そしてケンタがTKマッハコーポレーションのカーパーツ部門に戻れるかどうかは、神(しげの先生)のみぞ知ることである。

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